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秋ヶ瀬公園で自然観察

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この書き込みがアップされる日は、既にゴールデンウィークが始まっていますから、私は都内を離れ某県の山の中に籠って、野鳥写真の撮影に取り組んでいるものと思います。この時期の山の中は木々に若葉が芽生え始めたばかりで、まだ繁ってきませんからバードウオッチングするには最も適している時期であると思います。今年の大型連休には、どんな野鳥達と出会うことが出来るでしょうか?とても楽しみではあります....が、全ては鳥次第です。
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この日は近場で自然観察をしてこようと、埼玉県の秋ヶ瀬公園へ出掛けてきましたが、もう既にたくさんの夏鳥達が渡来してきていました。その結果については、既にこのブログで紹介してきたところですが、今回は、公園内で観察することが出来た山野草をまとめて紹介したいと思います。まず始めは、このセリバヒエンソウです。
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葉の形がセリの葉に似ていることと、花の形をツバメが空を舞い飛ぶ姿になぞらえてこの名前が付けられているということです。ジックリ見ながら撮影していると、なるほどそんな花姿であるなと妙に感心していました。
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今回歩き回ってきたのは、秋ヶ瀬公園のピクニックの森と呼ばれているところですが、ここは鬱蒼とした森と、点々と水を溜めた池が散在している変化に富んだ環境です。これまでも、この森で多くの野鳥写真を撮ることが出来ましたが、今回池の近くに続く小径を歩いたところ、偶然こんな姿の蛾の仲間を見つけました。これはオオミズアオでしょうか?
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まだ羽化したばかりでしょうか、翅が完全に伸びきっていません。草に留まってジッとしたまま動きません。でも、アップで写そうと近寄ったら草の反対側に回り込もうと動きましたから、邪魔しないように、オリンパスのM.40-150mmF2.8 PRO で、一番の望遠側の所まで伸ばして撮影しました。このレンズの良いところは、通してF2.8という明るさと、望遠マクロ的に近接撮影できることで、ボケの効果が上手く使えますから、山野草やチョウの撮影にはとても使いやすいレンズです。
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こちらの黄色い花は、ミツバツチグリかキジムシロであろうかと思って撮影してきましたが、後から写真をよく見ていたら葉の形が違うことに気がつきました。図鑑で確認したところ、カワラサイコではないかと思いましたが、如何なものでしょうか?
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少し薄暗くなった森の中でしたが、林床を埋めるようにこの小さな花がたくさん咲いていました。これがノウルシであるようです。公園の森の中には、ロープで立入りが禁止されている場所がありましたが、そこに出されていた掲示には、チョウジソウやノウルシ、アマナなどの生育地を保護するために立ち入らないよう表示されていました。
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こちらの黄色い花が、ミツバツチグリかキジムシロであろうと思います。葉の形がイチゴの葉のように丸い形をしています。上で紹介したカワラサイコとは、明らかに葉の形が異なることが分かります。
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これも薄暗い森の中に見つけました。長く伸ばした花茎の先に、柄を伸ばして白くて小さい花をたくさん咲かせていました。名前もわからないまま撮影してきましたが、図鑑で確認したところ、ヤブニンジンが一番近いものであると思いました。
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これは見ればすぐに分かります。ケシ科のムラサキケマンですね。この辺りに咲いていたムラサキケマンは、褐色に変色した花をつけているものが殆んどで、既に花期は過ぎつつあるようです。咲き終えた花をつけた株が目立ちましたが、中にはまだ瑞々しく花を咲かせているものもありましたから、そんな花を選んで撮影してみました。
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ここにも小さな花を咲かせていましたが、このムラサキケマンには、アルカロイド系の有毒成分があるということです。春先にとてもよく見られ、可愛い花姿をしていますが、決して口に入れてはいけませんね。
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森の中の散策路脇にいくつか咲いているカキドオシの写真を撮っていたところ、その中の一つに何かが潜り込んでいるようでした。何だろう? ズームレンズを一番の望遠側にセットして近接撮影をしてみました。マイクロフォーサーズのこのレンズは、一番の望遠側だと35mm版換算300mm相当ですが、最短撮影距離は70cmまで近寄れますから、撮影倍率は0.21倍(換算0.42倍相当)ということで、望遠マクロ的に使用することが出来ます。花の中に入っていたのはクモのようですね。
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草むらの中に、白くてスッキリした花姿を見せてくれたのはアマナでした。幾つかの花が並んで咲いていましたが、緑一色の草むらの中でしたから、その美しさがより一層際立っていたように思います。
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これは、駐車場に近い通路脇の側溝の中に咲いていたアカバナです。公園内で、こんなピンク色の花を他に見ることがありませんでしたから、目に付いた時は、とても艶やかに見えました。早速しゃがみ込んでその艶姿を撮影させてもらいました。
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アカバナの花を撮影したのは良いのですが、側溝の中でしたから背景が良くないなと思います。他には咲いていないか?と思って辺りを見回したところ、上手い具合にもう一輪咲いているアカバナを見つけることが出来ました。
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こちらはカキドオシの花です。公園内にはたくさん咲いていて、特に珍しい花ではありませんが、淡いピンク色の花が二つ並んで咲いている姿が、とても可愛らしく見えました。一つだけで咲いている花もありましたが、面白いものでほとんどの花は二つ並んで仲良く咲いていました。
by coffeeto1 | 2016-04-29 06:00 | 植物

登友会10月定例登山@編笠山

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登友会の10月定例登山は、期日が10月24日(土)〜25日(日)の週末と決まり、候補が5ヶ所ほど上げられて、メンバーに希望の問い合わせがありました。先月はテント泊で瑞牆山と金峰山に登ってきたばかりでしたが、このところ日帰り登山では物足りなく感じるようになっていましたから、第一希望で鳳凰三山、第二希望で南八ヶ岳の編笠山、権現岳として回答しておきました。最終的に決定したのがこの編笠山と権現岳で、日帰りでも回れるルートですが、編笠山に登って近くの青年小屋に泊まり、翌日権現岳に登頂してくるという、ゆとりのあるコース設定となりました。事前の天気予報では、この週末はお天気が続き、絶好の山行日和になるはずでしたが、直前に幹事のかずとりさんから来たメールには、西高東低の冬型の気圧配置が強まり、かなりの強風が予想されるというものでした。さて、どんな山行になることやら....。
これは、2日目に権現岳を目指す途中、振り返って撮影した編笠山(標高2,524m)とその中腹にある青年小屋の風景です。
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中央高速道路の談合坂SAで待ち合わせをした我々は、小淵沢ICから一般道に降りて、編笠山への登山口になる観音平へ向かいました。これはその登山口に設置されていた展望図の案内標識ですが、その脇には登山届の投入ポストもあります。
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登山口である観音平は標高1,580mの高地にあり、ここまで車で登って来られますが、冬季は閉鎖されてしまうようです。駐車場のすぐ脇の岩の上で、ルリタテハが気持ち良さそうに日向ぼっこをしていました。
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今回の登山に参加したのは6名のメンバーです。紅葉に彩られたアーケードの下を、足取りも軽く出発します。若手のかずとりさんとKさんは、この時期でもテント泊をするんだと意気込んで、大きなザックを担いでいますが、MさんとSさん夫妻とコーヒー党は、小屋泊まりですから、比較的軽い装備です。
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歩き始めて概ね1時間で、「雲海」の標識が立つ展望台に到着しました。ここで最初の小休止を取ります。すでにススキの穂が出揃い、カラマツもすっかり黄葉して秋色に染まっていました。
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雲海展望台からは、遠く富士山の姿も見えました。ススキ野原の向こう側、木々の間から望むことができる山並みは、三ッ頭(標高2,580m)から権現岳(標高2,715m)へ続く稜線です。
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高度を上げるにつれて、後ろを振り返ると、遠く南アルプスの山並みが見えるようになりました。少し霞んでいますが、中央より右側の枯れ木の向こう側に甲斐駒ケ岳が見えます。その右側が仙丈ケ岳、そして甲斐駒から続くノコギリ尾根が見えます。中央に見えるのが北岳で、その左側に鳳凰三山の地蔵岳、観音岳、薬師岳が並んでいます。
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押手川の分岐では、編笠山への直登コースと巻道コースに分かれますが、直登コースは屈強の山男でもヒーヒー言うと脅されながら、そのコースを進んだ我々は、期待に応えるようにヒーヒー言いながら、ひたすら前へ足を進めました。
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直登コースでは、ところどころで写真を撮影すると口実を設けて一息つきました。実際、そうしないと登りきれません。遥かかなたに霞んだ富士山の姿が見えていますが、逆光気味で霞んでいますから、クッキリとした姿に写すことができません。
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ここが編笠山(標高2,524m)の山頂です。少し強い風が吹いているものの、とても良いお天気に恵まれました。岩がゴロゴロしていましたから、とても歩きにくい場所です。広い山頂で恒例の記念写真を撮影しましたが、みんな余裕綽々と言ったところです。
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天気に恵まれた編笠山山頂からは、八ヶ岳連峰の山々がクッキリと見えます。絶好の撮影ポイントになってくれました。右側から権現岳、その左がニセ権現のギボシ、赤岳、奥に横岳、阿弥陀岳と並んでいます。南側から見る八ヶ岳は、これまで見てきた北側からの風景とは、また一味違う眺めです。
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岩がゴロゴロした広い山頂から、左手に見える山が西岳(標高2,398m)です。右奥の方に霞んで見えるのは、北八ヶ岳の蓼科山(標高2,530m)や北横岳(標高2,473m)などの山並みです。
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目の前に聳えていた権現岳の険しそうな山容です。左側にニセ権現を従えて、厳然と聳えていますが、明日はあの頂へアタックしてくる予定です。権現岳のすぐ下に、権現小屋の建物も見えています。
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編笠山の山頂周辺は、風が強く吹き付けていましたから、我々は早めに青年小屋へ下って昼食をとる事にしました。あの下に見える青い屋根が青年小屋の建物です。
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編笠山から下る途中に、少し開けた場所がありました。そこに群生していたシダの仲間ですが、見た目にはツクシのような形状をしています。一体、なんという種類でしょうか?
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さて、ここが青年小屋です。到着したのは午後1時半頃でした。かずとりさんとKさんは早めにテントを設営して、残りのメンバーはSさんに小屋へのチェックインをしてもらっている間に小屋の前のベンチに陣取り、早速昼食の準備です。みんなが集まるのを待ちわびるようにして、ビールで乾杯し昼食を頂きました。
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青年小屋の入口には、「遠い飲み屋」の赤提灯が掛っています。これに触発されたわけではありませんが、遅い昼食の前にビールで乾杯した我々は、そのまま延々と飲み続けることになってしまいました。飲み屋の提灯が掛っているとはいえ、これは想定外の出来事でした。
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小屋の前で始めた宴会は、次第に強くなってきた風を避けるため小屋内に場所を移し、ここでまた盛り上がってしまいました。テント泊で来ていた若い3名パーティー(男1人、女2人)を巻き込んで、陽が暮れても延々と続き、持ってきたお酒は全部飲みつくして、小屋でウィスキーのボトルを1本調達することになりました。とても盛り上がった楽しい宴会は、夕食を挟んで就寝するまで続きましたが、就寝時間を守って布団に潜り込むことにしました。少し飲み残したウィスキーは、「遠い飲み屋」 に、Mさんの名前でボトルキープしてあります。
by coffeeto1 | 2015-11-04 06:00 | 風景

吸蜜中のアサギマダラ@大菩薩

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関東地方から東北地方にかけて大雨の被害が出ています。テレビのニュース映像を見て、今さらながら洪水被害の影響の大きさに驚いています。まるで、東日本大震災の大津波の被害現場を見るような状況だと思いました。幸い、私の住んでいる所は、傘を差しても雨が突き抜けてしまうような、これまで経験したことのない強烈な雨が降りましたが、洪水被害はありませんでした。被災地の皆さんには申し訳有りませんが、不幸中の幸いであると思います。被災地の一日も早い復興を、心からお祈り申し上げます。
さて前回から、旧盆の翌週に訪れた大菩薩嶺の中腹で、観察したチョウの仲間を紹介していますが、今回はアサギマダラをまとめてアップすることにします。
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大菩薩湖の北岸には、親水広場があって、その周りにたくさんのヨツバヒヨドリが自生しています。以前、ここへ来た時は、この花畑がチョウたちの格好の餌場になっていましたが、今回は既に花期が終盤に差し掛かり、僅かに咲き残った花で吸蜜するチョウが何頭か見られただけでした。
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今回撮影に使用したカメラ機材は、オリンパス E-M5mkⅡ + ED 40-150mm F2.8 PRO に、1.4x のテレコンバーターを装着しています。Olympusのマイクロフォーサーズ規格のズームレンズとして、とても評価の高いものでしたから、その実力を試してみるのも、今回の撮影行の目的のひとつでもありました。
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使用したズームレンズは質量が760gと、マイクロフォーサーズ規格のレンズとしては重量級ですが、通しで F2.8 という明るさを維持するためには仕方のないところであると思います。PROレンズという名称がつけられるだけあって、開放からとてもシャープな画像を提供してくれましたが、開放では使いこなす私の技量が追いつきませんから、2絞りほど絞り込んで撮影しています。でも、とても満足できる性能であることが確認できました。
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以前ここに来たときは、ヨツバヒヨドリが満開で、とてもたくさんのチョウたちが乱舞していました。ところが今年は猛暑の影響でしょうか? 既に花の終盤を迎えて枯れ始めたものが多く、以前のようにたくさんのチョウを観察できませんでした。それでも、アサギマダラはそこそこ見られましたから、これで満足することとします。
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暑い夏を涼しい高地で過ごしたアサギマダラは、これから越冬のために南の国を目指して渡っていくことでしょう。無事に長旅を乗り切って、来年もまた元気な姿を見せてもらいたいものです。
by coffeeto1 | 2015-09-12 06:00 | 昆虫

大菩薩湖周辺のチョウ達

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もう何年も前の話ですが、大菩薩嶺への登山口に当たる上日川峠の周辺で、アサギマダラやミドリヒョウモンを始め、クジャクチョウ、キベリタテハといった高山蝶など、たくさんのチョウたちを観察したことがありました。その時は、大菩薩湖周辺にちょうどヨツバヒヨドリの花が満開で、そこにたくさんのチョウたちが吸蜜のために集まっていたのです。その数の多さに驚かされて、夢中になって撮影したものでした。今年もまたそんな様子を見に行きたくなりました。前回同様、上日川峠の駐車場で車中泊をしながらチョウの仲間を探し、撮影に収穫があったら翌日は大菩薩嶺に登ってみるつもりで予定を立ててみました。この前週は甲武信ヶ岳に登っていましたから、2週続けて中央高速を下ることになりましたが、期待に胸を膨らませて現地に到着したわけです。ところが、今年は猛暑が続いていたせいか、ヨツバヒヨドリが既に最盛期を過ぎて枯れたような花ばかりになっていましたから、残念ですが期待していたような、たくさんのチョウの仲間を観察することはできませんでした。
これは、ササの葉の上で翅を休めていたミドリヒョウモンの♀です。
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マルバダケブキの花に吸蜜に訪れていた、ヒメキマダラヒカゲです。このチョウは、平地では見ることができませんが、山に登るとよく観察できます。
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斜面の林内をよく舞い飛んでいたクロヒカゲです。林床のササの葉に留ってくれました。ヒカゲチョウと同じような容姿ですが、翅の色が全体的に暗褐色であるところが特徴ですね。
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赤い色が目立つチョウが舞っていました。少し大きめな体型をしています。何だろう? 興味を持ってその行方を見定めたところ、散策路脇のベンチに留まってくれて、日向ぼっこするように翅を広げてくれました。ヒオドシチョウであると分かりました。
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大菩薩湖北岸の親水公園にやって来ました。林床をササが覆い尽くしていますが、そのササの葉の上に、シジミチョウの仲間が留まっていました。白色地に黒い斑紋をたくさん並べています。この模様から、ゴイシシジミであると直ぐに分かりました。
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ゴイシシジミは高山チョウというわけではなく、東京近郊の平地でも観察できるチョウですが、そんなにしょっちゅう見られる訳ではありません。ここでは、ジッとしていてくれたのを良いことに、近くからたくさん撮影させてもらいました。
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ゴイシシジミの翅は、裏面は名前の通り碁石模様が並んでいますが、表側は暗褐色で特に目立った模様はありません。幼虫の食草はササであるということですから、ここはまさにゴイシシジミの生息環境ですね。
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ゴイシシジミの翅の表面は、暗褐色の一様な彩りですが、光線のあたり具合で青緑色の色合いも見て取れます。これは後方から撮影したものですが、後翅にそんな色合いが認められました。
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上日川峠から展望台方向へ散策路を進むと、ササ原の中にマルバダケブキが何株も咲いていました。今回は、ここがチョウたちには美味しい蜜が吸える場所になっていたようです。花から花へと、大きくて黒いアゲハチョウの仲間が舞い踊っていました。
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色の黒いアゲハチョウの仲間については、あまり特徴が無いから識別が苦手です。でも、この個体は後翅にある尾の長さが、長めに見えるところから、オナガアゲハであろうと思います。
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ここでも、赤色の翅の色が目立つチョウが飛びました。撮影しようとその姿を目で追います。近くの葉の上に留まってくれたものの、数枚撮影したところで直ぐに飛び立ってしまいました。うまい写真を撮ることができなかったけれど、この写真だけでもアカタテハと識別することができました。
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これも、ササ原の上を舞い飛んでいたチョウです。ササ原の中に舞い降りましたから、姿が見えなくなりましたが、少し近寄って探してみたところ、葉の隙間から留まっている姿を覗き見ることができました。少し見にくい写真になってしまいましたが、これはヒカゲチョウですね。
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最後に紹介するこのチョウも、マルバダケブキで吸蜜していたヒョウモンチョウの仲間です。撮影枚数が多くありませんから、自信を持って識別できませんが、これはウラギンヒョウモンであろうと判定しました。
by coffeeto1 | 2015-09-11 06:00 | 昆虫

チョコちゃんの夏休み~その1

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コーヒー父さんと母さんは、今年もチョコちゃんを連れて夏休みを楽しんできました。この夏の暑さは異常なくらいでしたから、コーヒー母さんからは涼しいところにしばらく滞在したいという注文が付きました。そうは言っても、長くは休みが取れませんし、滞在費用もバカになりません....。ということで、場所は色々検討しましたが、標高2,000mを超える高原でなければ涼気は味わえませんから、今回は日光白根山の登山口にあたる丸沼高原に決めました。ワンコも乗れるロープウェーで登れば、涼しい環境で高原散策が楽しめそうです。当初は3泊4日の予定を立てましたが、お宿の都合で2泊3日といたしました。
丸沼高原へのアクセスは、都内からは奥日光を経由して金精峠を超えるルートと、関越道を下って沼田から登っていくルートがあります。今回は、吹割の滝で散策を楽しもうと、沼田から登るルートを選びました。
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吹割渓谷は、片品川に沿って形作られている景勝です。関越高速道を沼田ICで下りて、国道120号線を日光方面に走り、吹割大橋を渡るとすぐに遊歩道の入り口があります。そこを下ると最初に目に入ってくるのは、この鱒飛の滝になります。
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鱒飛の滝から上流の吹割の滝に向けて、渓谷には遊歩道が作られています。日向は暑くて大変でしたが、こんな景観の渓谷美を鑑賞しながら、チョコちゃんも楽しそうに歩いてくれました。
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これが”東洋のナイヤガラ”と呼ばれる吹割の滝になります。この位置からはその全容を見ることができませんが、普通の滝と違って奇観ともいえる3面から流れ落ちる滝の眺めは、この後遊歩道の観瀑台から確認することができました。
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日向は暑いと感じる陽気でしたが、日陰に入ると吹く風が涼しく感じられます。滝の脇に咲いていたこの黄色い花はキクイモでしょうか? ほかに目立つ花はありませんから、この花がよく目につきました。
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吹割の滝からさらに上流には浮島があって、遊歩道を通ってそこに建てられている観音堂まで行くことができますが、この時は遊歩道が通行止めになっていましたから、いったん車道に戻って上流の浮島橋を渡ることになりました。これは、その時橋の上から撮影した吹割渓谷の眺めです。
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浮島観音堂に参拝して、対岸に渡るため今度は吹割橋を渡りましたが、これは橋の上から上流側を撮影した渓谷の眺めです。
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対岸の遊歩道は、ずっと森の中を歩きます。日差しが直接当たりませんから、涼しくてとても気持ちの良い道でした。途中に観瀑台があって、そこから吹割の滝の全容が見られました。なるほど、”東洋のナイヤガラ”と言われるゆえんが見て取れますね。
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遊歩道はとても涼しくて、歩いていても気持ちが良い道でした。お散歩中のチョコちゃんもご満悦の様子です。
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遊歩道の脇の茂みに、チョウの仲間を見つけました。直ぐに近寄って撮影してみたのですが、これはチョウではなくて、昼間でもよく行動しているガの仲間のキンモンガになるようです。
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吹割の滝周辺で遊んできたコーヒー党一家は、国道120号線を金精峠方向へ走り、午後から丸沼周辺でしばし遊んでいくことにしました。車から降りると、ここはとても涼しくて別世界です。エアコンのよく効いた部屋の中にいるような感じで、日陰に入ると上に1枚着たくなるような陽気でした。連日35度の猛暑日を記録し、猛暑日の新記録を立てていた都内から抜け出して、やって来た甲斐がありました。
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気分は爽快、さあ!これから遊歩道に入って、丸沼周辺を散策してきましょう。お宿のペンションに入るまで、まだたっぷり時間があります。コーヒー母さんがリードを持って、チョコちゃんの大好きなお散歩です。
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道端の草むらに黄色い花が咲いていました。これはキオンでしょうか。高山に咲く花の図鑑に掲載されているし、標高の高い場所ですから、この花も高山植物であると言ってよいでしょう。
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5枚の花弁を広げていた、黄色い小さな花が咲いていました。葉の形からこれはオトギリソウの仲間であろうと思います。今回は、チョコちゃんのお散歩にお付き合いですから、山野草の撮影は付け足しで、識別できるような写真は撮れていません。
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湖畔で憩うコーヒー母さんとチョコちゃんです。初めのうちは、水を怖がっていたのに、冷たくて気持ちが良いことが分かると、水の中ばかり歩くようになりました。
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自然に囲まれ、ほとんど人の手が入っていない丸沼の風景です。おまけにとても涼しくて、夏休みの避暑地としては、とても良い環境でした。
ここ数年、夏休みには標高の高い、涼しい場所を選んで遊びに来ていますが、ここが一番涼しくて気持ちが良い場所であると思いました....。いえいえ、私ばかりではなく、コーヒー母さんもそう言っていましたから、間違いはありません。(^^;;;
by coffeeto1 | 2015-08-29 06:00 | 風景

チョウとトンボ@秋ヶ瀬公園

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台風11号の襲来で関東地方でもかなりの雨降りが予想されましたが、海の日に繋がる三連休の初日は朝から日が差して、大変暑くなりました。この連休は涼しい奥日光に篭って、カッコウやノビタキ、オオジシギなどを撮影してきたいと思っていました。でも、初日は台風の影響で雨が残っていますが、二日目からは絶好のお天気が期待できそうです。初日は移動日と割り切って、ゆっくり出掛けるに越したことはありません。高速道路の渋滞を避けるにも都合が良いところです。午前中は自宅で片付けものなどをして、汗びっしょりになりましたが、昼前には出発することができました。
今、奥日光に到着していますが、案の定、雨に降り込められています。これは予定通りですから、車中泊の支度をしながらこの書き込みをしていますが、外気は20度を下回っていて、涼しい環境で極めて快適です。
6月最後の週末は、土曜日が雨になってしまい何処へも出掛けられませんでした。日曜日は朝から天気が良くてアウトドア日和でしたが、遠出ができなかったので、近場の秋ヶ瀬公園に行って、ゼフィルスと呼ばれているミドリシジミを撮影することにしました。
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ミドリシジミの♂の翅の表面は金属光沢のある緑色で大変美しいチョウですが、翅を広げた♂の姿を見つけることはできませんでした。僅かに翅を広げたこの個体は♀になります。
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昨日の雨模様と打って変わり、この日は朝から晴天で気温はグングン上昇しました。とても日向にはいられませんから、日影伝いに移動して観察しています。
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ゼフィルスというのは、ラテン語で西風を言うのだそうですが、何故このミドリシジミがそう呼ばれているのか私には分かりません。今回は撮影できなかったのですが、あの♂の綺麗な翅を見たら、西風の妖精と言ってもおかしくないものだと思います。
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秋ヶ瀬公園の羽根倉橋に近いピクニックの森を散策しましてきましたが、気温が上がり日向を歩いていられません。日影を求めて森の中を歩いていたら、林間を舞うこのイチモンジチョウを見つけました。
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木漏れ日の当たる葉の上で、翅をを広げて留まってく!ました。名前の由来になっている、翅の中央にある一条の白帯が良く分かります。
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ピクニックの森の中には、小さい池がいくつもありますが、ここはトンボたちの遊び場になっていたようです。枯れ木の枝先にコシアキトンボが留まってくれました。
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コシアキトンボは、腹部の付け根の腰の辺りが白色で、体全体を見るとそこだけ空いているように見えることから、この名前が付けられたものと思います。
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こちらはどこでも良く見ることができるシオカラトンボです。灰色の体を見ると間違いなく識別できそうですが、よく似たシオヤトンボとの識別が難しそうです。
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胴体だけでなく、目まで真っ赤なトンボです。これは誰でも良くわかるショウジョウトンボですね。飛んでいる姿も綺麗です。
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翅は透明ですが、付け根の部分に褐色味があります。ここでは、枝先に止まろうとしていたら、コシアキトンボが追い払うような行動を見せていました。
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ピクニックの森のまさに日影にいたヒカゲチョウです。日影という名前に似つかわしくない、なかなかスッキリした姿をしています。
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こちらは、そのヒカゲチョウですが、日向の葉の上に留まったところです。日影に留まった上の写真と比べると、ずいぶん色合いが違って見えます。
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割合小さめのチョウでした。シジミチョウの仲間かと思って撮影したのですが、確認したところタテハチョウ科のヒメウラナミジャノメでした。
by coffeeto1 | 2015-07-19 06:00 | 昆虫

矢板の山の渓谷にて

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今年のゴールデンウィークの連休前半は、毎年恒例になっている、矢板市郊外の渓流沿いで自然観察をしてきました。我が家からは、東北自動車道路1本だけで行かれる場所で、所要時間も3時間ほどですから、とても手軽に行かれる場所になります。また、野鳥の他にも、山野草やチョウの仲間などもたくさん観察できますから、車中泊で山の中に3連泊しても、日程が足りないと感じるくらいのお気に入りの場所になります。
このブログでは、これまで現地で撮影してきた野鳥の写真を1種ずつ紹介してきましたが、今回は山野草をまとめて紹介し、合わせてチョウの写真も少しだけ見てもらいたいと思います。しかし、特に山野草はまだよく知らない種類がたくさんありますから、もし間違ってし紹介していたら、ぜひご教授をお願いします。
ここは、私にとって自然の宝庫とも言える場所なのです。昨年までは、4月中に足を運んできましたが、今年は5月になりますから例年より少し遅い訪問です。でと、今年は思ってた以上に季節の進み具合が早いとみえて、これまで観察できなかった山野草も幾つか見ることができて、新しい発見もあり、楽しめる内容となりました。
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早速、チョウの仲間ですが、モンシロチョウと思っていたら違いました。これはスジグロシロチョウになります。上手く撮影しようとチョウの動きに連れて、望遠レンズを構えてあちらこちらと動き回ってしまいました。
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野鳥撮影モードでいると、チョウが舞ってもなかなか撮影態勢に移行できませんが、この時は上のスジグロシロチョウを撮影していた時に、近くにこのコミスジも留まってくれましたから、すんなりと撮影対象になりました。
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これもそうですが、上のチョウの仲間とほぼ同じ場所に出てくれましたから、すかさず撮影対象になりました。これはミヤマセセリの♀でしょうか? ♂であればまた彩りが少し異なっていたと思います。
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ツツジの花もたくさん咲いていました。この花は花弁の色合いがややオレンジ色がかっていますから、ヤマツツジであろうと思います。ほかのツツジに比べると、花の数が多くて、とてもボリュームがあるように見えました。
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こちらのツツジは、花弁の色がやや青味のあるピンク色をしています。花の数はとても少なくなっていましたが、葉の数を確認したところ、3枚ずつ出ていましたから、ミツバツツジで間違い無いと思います。
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渓流を見下ろす橋の上から撮影したものですが、緑色に展開した葉の中に、白い花を幾つか咲かせていたツツジの仲間です。花の色からシロヤシオであろうと思います。ずっと下に渓流が流れて、なかなか綺麗な眺めでした。
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この白い花はウツギの仲間であると思いますが、種類まで特定することは出来ません。咲き始めた花が辺り一面に、白いデコレーションを飾り付けたように広がっていました。
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これは、言わずと知れたマムシグサです。特にたくさん見られたわけではありませんが、春の渓谷沿いの雰囲気を醸し出してくれる、大事な一員です。
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激しい渓流沿いに咲いていたこの白い花は、コンロンソウでしょうか?特に、流れに沿った湿った場所にたくさん自生していました。
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こちらは、ひと目見てハコベの仲間であると分かりましたが、平地で見るハコベに比べて花の大きさがとても大きいものでした。後から図鑑で確認しましたが、多分ミヤマハコベで良いのではないかと思います。あまり自信がありませんから、間違っていたらご指摘をお願いします。
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これも、今までどこかで見たことがある花だと思いますが、名前を調べてみたことがありませんでした。撮影した写真を整理するにあたって図鑑を見たところ、花弁が波打っているところと葉の形から、ニガイチゴが当たっているように思います。
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さて、ここからはスミレの仲間を少し紹介したいと思います。....始めは花が白くて、葉の形が丸型のこのスミレは、マルバスミレであろうと思います。
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こちらはたくさん群生していたスミレですが、花弁が白色で唇弁に紫色の筋が目立つところと、葉の形が心形であるところなどからニョイスミレであろうと判定しました。
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こちらのスミレも割合たくさん観察することができました。花弁の色は青味のあるピンク色で、葉の裏側は紫色でした。また、葉の表側の葉脈に沿って、淡色の斑が入っていることなどから、シハイスミレであろうと思います。
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黄色い花をたくさん咲かせていたこちらは、ミツバツチグリであると思います。場所にもよりますが、地面に黄色い絨毯を敷いたように、群生する姿が観察できました。
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下向きに、目立ちませんが可愛い花を咲かせていたこれはチゴユリです。この花も、場所によってとてもたくさん群生していました。白い花が清楚で可憐でした。
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上で紹介したチゴユリと同じユリ科の仲間のユキザサです。この花も、数は少なかったですが、群生する傾向が強いと思いました。これまで4月中に来た時は、蕾を膨らませているのが精一杯で、咲いている姿を観察できませんでした。今年は季節が早く進んでいるのか、上手く咲いている姿を観察できました。
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こちらは、ひと目見ただけでフデリンドウであると分かる花姿をしていますが、群生はしていません。所々に点在して花を咲かせているといった状況でした。
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渓流沿いの土砂崩れを防ぐ砂防ダムの上に、ちょっとした花畑が形成されていました。これまでここでコガネネコノメソウとかヤマエンゴサクなどの、群生を観察してきましたが、今回はニリンソウが最盛期を迎える中に、このエンレイソウが大きく葉を広げていました。
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上で、ニリンソウのお花畑と紹介しましたが、ここには、とてもなくさんの花が群生していました。ニリンソウの葉は、淡色の斑が入るところが特徴ですから、花が咲いていなくても、それと分かる特徴になります。
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青紫色の花を付けるこちらは、ラショウモンカズラになります。階段状に筒状の花を咲かせるシソ科の山野草ですが、その昔、京の都の羅生門に出没する鬼の太い腕を、この花冠に見立てて名前が付けられたということです。
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こちらはヤマブキソウの群生です。花冠の直径は4〜5㎝くらいある大きさですから、群生している状況は見事なものです。ヤマブキの花によく似ていますが、ヤマブキは花弁が5枚ありますが、こちらの花弁は4枚です。
by coffeeto1 | 2015-05-16 06:00 | 植物

石砂山を歩いてきました~その1

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久し振りに山登りを楽しんできました。....とは言っても、標高578mの石砂山です。これで 「いしざれやま」 と読みますから、初めての人には読めない名前ですね。ハイキング気分で手軽に登れる山ですから、登山という感じではないのですが、私はここ5年くらい、毎年春先になると必ずこの山に登っています。何故かというと、この山にはあの天然記念物のギフチョウが生息しているからです。このブログでもロゴ画像に、このギフチョウを使っているくらいですから、私の思い入れもかなり強いものがあると思います。もともとバードウォッチングが面白くてフィールド歩きを始めたのですが、あしだちの探鳥会に参加するようになり、山野草の楽しさも教えてもらいました。余計にフィールドへ出る機会が増えてきましたが、それとともにチョウにも興味を覚えたのです。天然記念物のギフチョウは絶滅寸前で、関東地方では石砂山でしか見ることができないと知って、それじゃ絶滅する前に見に行かなくちゃならないと....それで山へ行くようになったら、今度は山登りも面白くなってしまいました。....というわけで、今年も登ってきましたが、これはギフチョウの食草となるカンアオイです。
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今回、石砂山へ登ってきたのは、4月4日の土曜日のことでした。天気予報では初め土曜日に雨マークが付いていましたが、それが日曜日に変わりましたから、土曜日に行ってみたのです。自宅を出た頃には雨が降る様子はなかったのに、現地は朝から霧雨が降っていて、期待外れもいいところです。でも、来てしまったからには登らないわけにはいきません。
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霧雨の降る中で、チョウの観察は諦めて山野草観察に切り替えて登り始めたのですが、途中の山道にギフチョウがいたのです。信じられない話でした。落蝶した(死んだ)ものだったのですが、雨の中でまさかギフチョウの姿を見られるとは思ってもいませんでした。
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翅の美しさだけは残っていてくれましたから、その場で翅を拡げて撮影させて貰いました。全くの空振りにならなかっただけでも、私には大きな収穫でした。撮影後は、落ち葉などを集めて、近くの木の根元に埋葬してきました。
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カンアオイの根元に何やら小さな壺状のものがありますが、これが花になります。普通の山野草から比べると、とても変わった姿をしていますが、壺状の部分に3個の肉厚な萼片のようなのがあります。雌しべや雄しべはこの丸い穴の中にあるんですね。
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麓の案内板にはカントウカンアオイがあってギフチョウの食草となっているとされていましたが、図鑑で見るとこの葉の様子はイワタカンアオイとかミヤコカンアオイの姿によく似ていると思いました。
by coffeeto1 | 2015-04-15 06:00 | 植物

三毳山公園にて~その2

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この月曜日はまた雨でしたね〜。このところのお天気は、一体どうなってしまったんでしょうか? 晴れることを忘れてしまったようです。日曜日は久々に晴れて雨がお休みになってくれたというのに、また冷たい雨に降られてしまいました。よくまあこんな天気が続くものです。
前回に引き続き、三毳山公園を歩き回って見てきた山野草などの続きを紹介します。前回は、冒頭にタチツボスミレの花を見てもらいましたので、今回もまたスミレの花でスタートしたいと思います。これもタチツボスミレの仲間であろうと思われますが、花弁の色がかなり濃くて、普通のタチツボスミレとはちょっと違うぞと思われました。図鑑で確認しても、これで間違い無いという確証はありませんが、ニオイタチツボスミレが一番近いものではないかと思いました。スミレの仲間は種類が多くて、識別が難しいですね。スミレだけで図鑑が出ているくらいですから、週末にフィールドへ出るだけの私には、ちょっとハードルが高い対象です。
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こちらは一目で分かりました。ヤブレガサですね。花を咲かせている山野草ではありませんが、春先に若葉を広げようとしているこの姿が、破れた傘を広げようとしている姿そのままで、的を射たネーミングであると思います。
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柔らかい春の日差しを受けて、チョウの仲間も舞い始めました。そんなに大きなチョウではありません。テングチョウかな?そう思いながら、地面に降りて翅を広げてくれたところを撮影してみたら、やっぱりその通りでした。
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少し日の陰った谷筋に続く山道の脇に、転々と白くて小さい花を咲かせていたこの花が目に付きました。ユリワサビの花でしょうか? ちょっと自信がありませんが、紹介させていただきます。
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茎の先に緑色の葉を広げ、その上に黄緑色の小さい花を咲かせていた、ヤマネコノメソウです。これも、谷筋の少し湿り気の多い場所を好んで生えている山野草ですね。
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5弁の白い花びらを広げていたニリンソウです。1本の花茎から2個の花を開くところからこの名前が付けられたと思いますが、2つの花が仲良く咲き揃う姿は、なかなかお目に掛かれません。花期を過ぎても、葉に淡色の斑が入りますから、花がなくてもニリンソウであることが見分けられます。
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スミレが咲き競う山肌に、黄色い花弁を広げていたのはミツバツチグリでした。黄色い花が鮮やかな色に浮き出していましたから、とてもよく目立つ存在でした。
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ミツバツツジの花もようやく咲き始めていました。葉が3枚ずつ付くことからこの名前が付けられたと思いますが、ピンク色の花を咲かせてくれるこのツツジは、春先の山に登ると綺麗な彩りを添えてくれます。
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石垣の間から青紫の綺麗な花が顔を覗かせていました。これは、園芸種のクレマチスと思ったのですが、ツルニチニチソウであると教えていただきました。ご教授いただきまして大変ありがとうございました。
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三毳山の中岳の山頂で休んでいたところ、何頭かのチョウが絡み合うように飛び回っていました。ヒオドシチョウです。時折地面に降りて翅を広げてくれますが、すぐに他の個体が飛んできて、仲間を誘っているのか、縄張りから出て行けとばかり休憩の邪魔をしているのか分かりませんが、忙しく動き回っていました。
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1輪だけ黄色い色の花を咲かせていたこれは何でしょう?よく分かりませんが、花期はもうとうに過ぎているものの、葉の形からフクジュソウではないかと思いました。
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こちらは、花の形からエンゴサクの仲間であることはすぐに分かりました。でも、葉の形からヤマエンゴサクとは違うと思います。図鑑で見てもよく分かりませんが、葉がとても細長い形をしているところから、ミチノクエンゴサクになるのでしょうか?
by coffeeto1 | 2015-04-14 06:00 | 植物

白樺峠で自然観察

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台風18号が関東地方に接近しようとしています。今朝は、家を出たところから強い雨に見舞われてしまいました。仕事を休むわけにもいかないので、登山用のレインウエアを着用して、日本野鳥の会で購入した携帯用の長靴を履いてきました。通勤カバンに代えて、登山用の25リットルのザックに雨カバーを装着しています。気分は仕事に行くというより、ほとんどアウトドア指向です....午後には天気が回復しました....。
この写真は、9月20-21日に長野県の白樺峠へタカ渡りの観察に出掛けた折、峠の駐車場からタカ見広場まで登る途中で撮影した乗鞍岳の姿です。2日目の朝に撮影しましたが、良いお天気でタカ渡りの観察に期待が持てました。
それにしても、この南側の御嶽山が噴火して大変な被害が出ていますが、この時にはそんな事は思いもよりませんでした。被災された皆様に心からお悔やみ申し上げます。
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タカ見広場の一角に、満開を迎えたマツムシソウの花畑がありました。
タカの飛ばない時間を利用して....と言っても、いつ飛ぶか分かりませんから、よそ見している間にかなり見落としが出てくるものと思いますが....ちょっと周辺の自然観察をしてくることにしました。
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そのマツムシソウの花畑にヒョウモンチョウの仲間が飛来しました。翅がだいぶ傷んでいますが、前翅中央にある3本の暗褐色の筋が太いですから、これはミドリヒョウモンであることが分かりました。
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セセリチョウの仲間もたくさん飛来して吸蜜していました。これは、前翅中央にある白斑が丸型に並んでいるところから、イチモンジセセリであることが分かりました。澄んだ青空を背景に、気持ちよさそうに吸蜜しています。
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こちらは花が終わった後のマツムシソウのそう果です。花の咲いた姿は優美で爽やかな感じがしますが、後にできるそう果も、これはこれで造形美として見応えのある姿をしています。
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先ほどのイチモンジセセリが吸蜜に留ったところで、真上から撮影することができました。前翅の白斑は円形に並びますが、右側に見える後翅に、一列に並ぶ白斑が確認できました。これが名前の由来となっている一文字ですね。
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これは、足を運んだ初日のタカ見広場の風景です。タカ渡りの観察もそっちのけで、周辺の自然観察もしてきたわけですが、その途中で、バードウォッチャーの観察も怠りなくやってきました。(^^;;
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さてこちらが本命のタカ渡りの風景です。雲が広がる青空ですが、芥子粒のようなタカの群れが分かりますか? たくさんのタカ達が、グルグル旋回しながら、上昇していくところです。見事なタカ柱が形成されていきました。
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タカ柱を形成して、空高く上昇したタカ達は、一定の方向を見定めて次々に水平方向へ飛翔していくわけですが、この時は団子状態のままタカ見広場の上空を通過していきました。これは真上の空を撮影したものですが、まだ上昇気流に乗ったままなのでしょうか? タカ柱のまま流れていくようでした....。こんな状態のタカ渡りもあるんですね。
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たくさんのタカの集団が上空を通過して行ったと思ったら、もう次のタカ柱が出来つつありました。夕方の3時30分を過ぎたころですが、数波に渡るタカ渡りの大集団が続きました。もの凄い数です。次々と湧き上がってくるタカの群れに、久しぶりに興奮しました。終わった時には見ていた大観衆の間から、自然に大きな拍手と歓声が沸き起こりました。見事なタカ渡りショーを見せていただいて、全員が大感激でした。
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興奮冷めやらぬタカ見広場を後に、多くの人たちが帰路に就きはじめました。私は今夜は峠で車中泊ですから、真っ暗くなる前に下山すればよいのですが、せっかくの機会ですから明るいうちに山野草などの写真を撮っておきたいと、下山することにしました。これは、広場で撮影した黄色い花ですが、キオンで良いでしょうか?
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タカ見広場から下山ルートに踏み出したすぐのところで、草むらの中に薄紫色で釣鐘型の可愛い花が並んでいました。ツリガネニンジンでしょうか? でも、花が茎の周りに輪生しているように見えませんから、サイヨウシャジンとかオトメシャジンという種類になるのかもしれませんね。
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この花もよく分かりませんが、オトコエシで良いのでしょうか。黄色い花のオミナエシというのが、秋の七草として一般的によく知られていますが....山野草の識別は難しいですね。
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ピンク色の可愛い花が咲いていました。図鑑で調べてみると、ミヤマママコナであるようです。言葉に出して言うと噛んでしまいそうな名前です。花弁の中に二つ並んだ白い部分が、白米のように見えるところからこの名前が付けられたようです。花弁の中に黄色い斑があるのがミヤマママコナで、ないのがママコナだと解説されていました。
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花茎の上部にたくさんの白い花を咲かせていたこれはミヤマヨメナで良いでしょうか? 初秋の山にはこれとよく似たキク科の花がたくさん咲いていますから、識別ができません。これも図鑑を見て、花がたくさん集まっていたから多分これだろうと思ったのですが....?
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こちらの黄色い花は、アキノキリンソウではないかと思われるのですが、花が総状ではなくやや散形状に近いですから、アオヤギバナではないかと思います。
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上に写真を出したミヤマヨメナとよく似た花ですが、花茎の上に咲く花が1輪だけです。図鑑で見たイナカギクの写真も1輪だけでしたから、それだけの理由でイナカギクではないかと思ったのですが....だれか詳しい方がいたら教えてください。
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この花は、上で紹介したミヤマヨメナやイナカギクとは花弁の形が少し違うように思います。図鑑で見る限りではタテヤマギクではないかと思いますが、これもよく分かりません。ご教授をお願いします。
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ピンクの大きな花をつけていたヤマホタルブクロです。普通のホタルブクロとヤマホタルブクロの明確な識別のポイントが分かりませんが、白樺峠から続く登山道の脇に咲いていましたから、安易にヤマホタルブクロとしました。(^_^;;
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これは、ヤマハハコで良いのでしょうか?頭花が茎の先に固まって咲いています。葉が細いところからホソバノヤマハハコという選択肢もありましたが、ヤマハハコとの識別ポイントが分かりません。
山野草に関しては、もっともっと勉強しなければならないと思いますが、いろいろな種類を撮影するだけでも十分に楽しめますね。
by coffeeto1 | 2014-10-07 06:00 | 生物