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メスグロヒョウモンとウスバシロチョウ

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7月18日の月曜日は海の日で休日になります。山野に野鳥が踊り、高山植物も観察の適期ですから、大変貴重な3連休ということになります。でも、残念なことにこの3連休の天気予報は雨マークがついていて、野外観察に出掛けるにはちょっと不向きなようです。以前からこの連休中には、高原で繁殖する野鳥や高山植物の観察をしようと計画を練っていましたが、カミさんからの要望を受けて、チョコちゃんを連れて家族旅行に行くことになりました。行く先はもちろん、長野県の高原です。上手い具合にペットと泊まれるペンションの予約が取れました。特に2日目のお宿は、カミさんの要望が強い天然温泉がありますから、少々天気が悪くても、のんびり骨休めをしてくることが出来そうです。どんな結果になるか、機会があったらこのブログで紹介してみたいと思います。
さて、今回紹介するのはチョウの仲間ですが、初めはメスグロヒョウモンの♀です。
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先月のことになってしまいますが、野鳥観察のため戸隠森林植物園を訪れた時、野鳥を探しながら歩いていた木道の直ぐ脇を飛来していたものです。上手い具合に葉の上に留まって、翅を休めてくれました。
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このシックな色合いは、一目でメスグロヒョウモンの♀とわかる色合いです。♂の個体は、他のヒョウモンチョウの仲間と同じように黄橙色の地に黒いヒョウ斑がありますが、♀の個体はこのように全く異なった容姿をしています。
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こちらのチョウは、ウスバシロチョウですね。一見モンシロチョウなどと同じ、シロチョウ科に属するチョウであるように見えますが、実際はアゲハチョウ科に属するチョウになります。
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戸隠森林植物園の中央広場から木道を歩き始めたところ、すぐ脇の葉の上にウスバシロチョウが留っているのを見つけました。写真を撮っていたら、もう1頭が飛来して絡まった姿勢で留まりました。よく見ると、♂と♀が交尾した状態であることが分かりました。
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野鳥観察を主目的として足を運んできた戸隠森林植物園でしたが、ここでは山野草のほか、チョウやトンボの仲間もたくさん観察できました。そんな様子を撮影していると、1日がアッという間に過ぎ去ってしまいました。
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by coffeeto1 | 2016-07-16 06:00 | 昆虫

ヒオドシチョウも出てきました

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熊本県から大分県にかけて発生している地震では、テレビのニュースなどを見ていると、続けて大きな地震が発生して、大変な被害が出ています。これまでの経験では、大きな地震が発生すると、それ以後は余震として規模の小さい地震が起きるのが通例であったと思いますが、今回は次から次へと大きな地震が起きて、今まで経験したことのないパターンになりました。ひっきりなしに発生する地震に怯えて、被災地の皆さんは夜も寝られない生活を送っていることだと思いますが、早いところ収まってもらいたいものだと思います。こんな地震が首都東京で発生していたら....そう思うだけで、ゾッとしてしまいます。
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全く被害のない東京で、呑気にこのブログへの書き込みができている訳ですが、被災地の皆様には本当に申し訳ないと思いながら、先日石砂山へ出掛けて撮影してきたこのヒオドシチョウの写真にコメントを書き込んでいます。
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さて、毎年のように春先に足を運んでいる石砂山ですが、今年はお天気の巡り合わせが悪くて、2回も足を運んでしまいました。でも、2度目に行った時には、これまでで一番たくさんのギフチョウが見られたうえに、山頂で待っていたらこのヒオドシチョウも出てきてくれました。
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ヒオドシチョウは、タテハチョウの仲間ですが、その仲間の多くは翅の表側は大変美しいのですが、裏側はとてもシックで目立たない色合いです。子尾ヒオドシチョウも翅の裏側は、暗色の目立たない模様です。
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成虫は6月~7月頃に羽化してそのまま成虫のまま越冬するそうです。翅の縁には青色の綺麗な模様が並んでいる筈ですが、越冬したこの個体は翅の縁が擦れて、そんな模様が見えなくなってしまいました。
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枯葉の敷き積もった地面に降りていますが、翅を閉じていると裏側が保護色となって、注意しなければどこにいるのか分からなくなります。今年もしっかりと子孫を残して行ってください。
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by coffeeto1 | 2016-04-18 06:00 | 昆虫

スミナガシとの出会い@八王子

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第二の職場に移って既に1年と数ヶ月を経過しますが、仕事は適度な忙しさがあり、遣り甲斐を持って充実した毎日を送らせてもらっています。先日は役員交代に伴う法人登記の仕事を担当しました。一番大変だったのは総会の議事録の作成でしたが数日で完成させ、退任する役員の辞任届と、新しく選任される役員の就任承諾書等々の提出書類を取りまとめ、委任状とともに司法書士の先生にその後の登記手続きをお願いしました。先日、お願いしていた履歴事項全部証明書が届きました。前の職場では法人登記という仕事は経験したことがなかったので、登記された書類を受け取ると、充実感というか達成感を味わうことができました。自分でこなした仕事でこの様に明確に結果が出てくれるのもまた面白いものだなと思います。
毎日の仕事に出掛けるのは、何があるか楽しみでもあるのですが、気になるのは何と言っても週末のお天気になります。自然観察をすることができるか否かが、仕事以上に一番気になる関心事になりました。この日は八王子市郊外の山の中で自然観察をしていたら、思いがけないことですが、このスミナガシと出会うことができました。
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どうですか、このスミナガシの翅の色合いには、なんとも言えない渋さがありますね。シックな色合いという表現が一番当たっている様に思います。私がチョウに興味を持つようになったのは、このスミナガシが一役買っていました。かなり前のことですが、チョウの図鑑を見て、なんとも言えない色合いに惹かれました。これは是非一度見てみたい、そんな気持ちが強く湧き上がったのですが、その頃はなかなか見つけることが出来ませんでした。その後何回か観察することができたのですが、今でもフィールドで出会うととても嬉しいチョウなのです。
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今回は、地面に降りてここで吸水しているのでしょうか? でも、水がありませんから、地表のミネラル分を舐めとっているのかもしれませんね。その口吻が紅色で、シックな体とは対照的です。
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スミナガシが降りていた地面は山道の一部になっていたところです。時折人が通ることもありましたが、驚いて飛び去ることもなく留まり続けていました。ここには何か余程美味しいものがあったものと思います。
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翅の裏側の模様がよくわかる状態で撮影できましたが、表側とはまた一味違う色合いです。墨流しという古来からの伝統的な芸術作品を見るようですが、こんな美しいチョウが生まれてきたのも、自然界の妙ともいうべきものですね。
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by coffeeto1 | 2015-06-14 06:00 | 生物

アサギマダラとクジャクチョウ@蔵王

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このところずっと不順な天気が続き、夏は何処へ行ってしまったのかと気を揉んでいましたが、今日は久し振りに陽がさして、爽やかな朝を迎えることが出来ました。やっぱりお日様の光は有難いものです。窓を開けた時の気持ちが全然違います。
今年は2度目の夏休みをとって、蔵王へ遊びに行って来ましたが、そのことについては既に何回かに分けて紹介して来ました。その中で、チョウがたくさん観察出来たと紹介して来ましたので、今回はそこで撮影することが出来たアサギマダラとクジャクチョウをまとめて紹介します。
特にたくさんのチョウが見られたのは、観松平からいろは沼に至る周辺ですが、ちょうど最盛期を迎えたヨツバヒヨドリの花で吸蜜していました。花の数はとてもたくさんあるのですが、その花という花に何種類ものチョウが飛来している、そんな印象でした。
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アサギマダラは長距離の渡りをすることで有名ですが、こんなチョウのどこにそのパワーがあるのでしょうか?渡り鳥でもそうですが、小さな生き物たちは、私たち人間が真似しようと思ってもとても及ばない、秘められたパワーを持っているものですね。
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さて、アサギマダラの翅の特徴を見てみましょう。この個体の後翅に注目すると、後縁付近に黒色の丸い斑紋が広がっています。これが♂の個体の性標ともいえる識別ポイントになります。
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今度は、上の写真の個体と比較しながら見てください。後翅の後縁には黒くて丸い斑紋が認められず、全体的に赤褐色の模様が広がっていますから、これで♀の個体になることが分かります。
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これはアサギマダラの♂ですが、今度は胴体に注目してください。黒地に白い水玉模様が入っているのが分かります。これがマダラチョウ亜科に属するチョウの、仲間の名前の所以(ゆえん)になっている特徴です。
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アサギマダラは春先の気温の上昇とともに北へ移動して、秋になって気温が下がってくると南へ移動していくということです。翅を全開にしてくれたところですが、よく前翅の白い部分にペンで文字を書いて、長距離の渡りの確認をしているところが紹介されていますね。
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真紅の翅に見事な目玉模様が目立つクジャクチョウです。夏場に山登りをすると、よく目にすることができる高山蝶の一種です。平地ではあまり見ることができませんから、これも蔵王まで足を運んできた収穫の一つになりました。
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クジャクチョウは成虫で越冬するということですから、アサギマダラのように長距離の渡りをすることはありません。高山蝶でありながら、成虫越冬するというのは、これまた驚くべきパワーを秘めた不思議な現象であると思います。
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翅の表裏の模様の違いが分かりやすい写真ですが、表側は真紅の見事な色合いをしているのに、裏側は黒褐色の実に目立たない色合いをしています。タテハチョウ科のチョウの仲間にはこういう特徴を持つものが多いですね。
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クジャクチョウは雌雄同色ですから、翅の模様を見て♂か♀かの識別をすることができません。2頭が一緒にいてくれたら、やや大きいほうが♀であるというところで識別するしかないと思います。
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by coffeeto1 | 2014-09-05 06:00 | 生物

チョウとガの仲間@桐生

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赤城山の麓へ足を運んだのは、6月14日(土)のことでした。野鳥観察についての収穫はあまりありませんでしたが、山野草のほかチョウの仲間をいくつか観察することが出来ました。これは、翅開長が10cmを超えるくらい大きいガの仲間です。私の掌より大きいですから、見つけた時にはその大きさに圧倒されてしまいました。翅の色が淡い青緑色をしているこのガは、ヤママユガ科のオオミズアオになると思います。
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家に帰ってから図鑑で確認すると、同じヤママユガ科にはオナガミズアオという種類もいることが分かりました。どちらか識別をすることが難しかったのですが、触覚の形と色が黄色味を帯びていること、前翅の角に丸みがあることなどから、オオミズアオであろうと判定しました。
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登山道の途中で見つけたこのチョウは、前翅と後翅の中央付近にオレンジ色の斑紋があります。暗褐色の翅の色合いから、テングチョウであることが直ぐ分りました。
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鼻先が長く突出しているところからこの名前が付けられたものと思います。前翅の前半分が長く、後ろ半分が短いところがテングチョウの翅の特徴です。春先にだけ見られるタテハチョウの仲間です。図鑑によっては、テングチョウ科に分類するものもあります。
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これも、登山道の途中で観察したチョウですが、翅の裏側の模様からタテハチョウ科のキマダラヒカゲであると思われました。この仲間のヒメキマダラヒカゲやキマダラモドキなどとは明らかに翅の模様が異なります。
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同じ仲間のサトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲは外見はとてもよく似ています。後翅基部にある小さな点3個がサトキマダラヒカゲはずれずに並びますが、ヤマキマダラヒカゲは大きくずれます。また、観察した場所が標高1000mを越えた場所ですから、これはヤマキマダラヒカゲで間違いないと思われます。
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by coffeeto1 | 2014-06-23 06:00 | 昆虫