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乙女高原の山野草

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7月最初の日曜日は、自然観察のため山梨県の乙女高原へ遊びに行ってきました。土曜日に用事があったので、この日は日帰りのスケジュールになってしまいました。朝4時半頃自宅を出発して、現地に到着したのは午前7時過ぎになってしまいましたが、お天気にも恵まれ、1日たっぷりと楽しんでくることが出来ました。この場所は、標高1,600メートルから1,700メートルの高原に位置していますから、都内の蒸し暑さから比べると、エアコンの効いた部屋に入っているような気持ちの良い環境です。グリーンロッジの周辺にはトイレも整備されていましたから、こんな場所であれば、車中泊でゆっくりと過ごして来れば良かったのですが、思うようにはならないものです。
さて、この時期の高原にはアヤメの花がたくさん咲いていて、体で感じる涼しさだけでなく、見た目にも爽やかさを感じさせてくれました。この写真は、オリンパスのミラーレス一眼 E-M5mkII + M.40-150mmF2.8 PRO で撮影したものですが、さすがに評価の高いPROレンズだけあって、名前の由来になっている花弁基部の網目模様が、くっきりと写っています。
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こちらも草原に咲いていたアヤメの花ですが、撮影に使用したした機材はオリンパス E-M1 + M.300mmF4 PRO の組み合わせです。このレンズもPROレンズとして大変評価の高いものですから、その解像力は十分に納得できるレベルにあると実感しています。
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今回足を運んだ乙女高原は、中央高速道の勝沼インターから雁坂みちを登り、牧丘トンネル南交差点を左折して、あとはひたすら道なりに走ると行き当たります。標高1,600mを超える高原ですから、梅雨明け前後の高山植物が満開となる頃に訪れたら、素晴らしい花畑を鑑賞することが出来ると思います。この時はまだ時期が少し早く、このヨツバヒヨドリもやっと蕾を膨らませて、開花に備えているような状態でした。
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アザミの花もこれからでしょうか? 花弁を開き始めているアザミの花です。上向きに花を咲かせるところから、ノアザミではないかと思うのですが、アザミの花にもいろいろな種類がありますから、見分けるのが難しいですね。私には識別の苦手な花の一つになります。
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ツヤツヤした5弁の黄色い花びらが特徴的なキンポウゲの花です。これは割合たくさん目につきました。二つ上のヨツバヒヨドリからこのキンポウゲまで撮影に使用した機材は、E-M5mkII + M.40-150mmF2.8 PRO になります。
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こちらは、オオヤマフスマになります。とてもたくさんの花が咲いていましたが、普通に撮影したら、単なる山野草で終わってしまうところです。それで趣向を変えて、M.300mmF4 PRO を使用して、背景に浮かび上がる映像を狙ってみたのがこの写真になります。
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こちらは、ミゾホオズキになります。乙女高原から湿地帯まで下ってきました。野生の鹿と遭遇するなど自然が色濃く残るところでした。また高原まで戻ろうと、谷筋の鬱蒼とした山道を登っていた時、木漏れ日が当たる登山道の脇に黄色く可愛い花が咲いているのを見つけました。ここで一息入れながら、M.40-150mmF2.8 PRO で撮影しました。
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ここを訪れた7月初旬は、まだ花の最盛期ではありません。時期的に少し早かったようです。それでも歩きながら探していると、幾つかの花が見つかりました。これはヤマブキショウマですが、よく目に付く花の一つでした。
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頭部に小さくて黄色い花をたくさん咲かせています。深く切れ込んだ葉の形からサワギクであることが分かりました。乙女高原から湿地帯に下ったところで、谷川を渡る橋の脇に咲いているのを見つけました。距離が近いところに咲いていましたからM.40-150mmF2.8 PRO で撮影してみました。
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こちらは乙女高原の深い草むらの中に咲いていたミヤマハタザオです。目立たない花である上、周囲に草が密生していてうるさい状況でしたから、わざと距離をとって M.300mmF4 PRO で撮影してみました。
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広い草原の中に、やや大きめでボリューム感のある、黄色い花を見つけました。キンバイソウです。散策路から離れて、少し距離がありましたから、ここでは躊躇なくM.300mmF4 PRO を使って撮影しました。
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ヤマオダマキですが、いまがちょうど花の盛りのように、草原ではたくさん観察することが出来ました。これも周囲の草むらがうるさい状況でしたから、M.300mmF4 PRO で撮影してみました。
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このヤマオダマキの撮影に使用したオリンパスの M.300mmF4 PRO は、解像力の高さでは定評があり、これから野鳥写真の撮影に活用するつもりですが、最短撮影距離が1.4mということで、最大撮影倍率は0.24倍になります。35mm版換算では0.48倍になりますから、花や昆虫の撮影にはマクロ的な撮影も可能で、大変重宝するレンズであると思います。
# by coffeeto1 | 2016-07-22 06:00 | 植物

高原にいたモズ

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これまで野鳥写真の撮影には、オリンパスのミラーレス一眼の E-M1 と以前から愛用しているフォーサーズ規格の 300mmF2.8 (35mm換算600mm相当)をメインで使っていました。先日、マイクロフォーサーズ規格のオリンパス M.300mmF4 PRO が発売になりましたから、発表とともに予約を入れて購入していました。しかし、サンニッパの画像の素晴らしさに絶大の信頼を待っていましたから、これまでは半ばお蔵入り状態となっていました。でも、小型軽量で定評の高いレンズですから、これからは、このサンヨンをメイン機種として使っていきたいと考えています。
これまで何度か試用したことはありましたが、本格的に野鳥写真の撮影で使用したのは、この日が最初のことになりました。まだ慣らし運転のような状態ですが、今回は高原にいたモズを紹介します。
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M.300mmF4 PRO を使用するに当たっては、小型軽量の利点を最大限に生かして、フィールドをより効率的に動き回りたいと考えていました。それで、三脚も軽量なものに替えたいと思い、上手くマッチングするものを探していましたが、ジッツォのマウンテニア三脚のGT2543Lというのが自重が1.74kgで、伸長は179cmですから、ちょうど良いスペックです。このレンズ専用に使うことにしましたが、これでカメラとレンズを装着して担いだ時の全重量は4キロ半くらいになりますから、サンニッパと専用三脚を担いだ時の、半分くらいの軽量システムになりました。お陰でこれを担いでフィールドを歩き回っても、負担がものすごく軽減されました。
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あとは、写真の写り具合がどうかというところですが、これは暫く使ってみなければ何とも言えないところです。メインのサンニッパと比較しながら、ゆっくり評価していきたいと思います。
さて、この日は軽量で新しい撮影システムになりましたから、初めから少し行動半径を広げることを想定して、山梨県下の高原を歩き回ってみることにしました。標高が1,600メートル以上ありますから、野鳥ばかりでなく、山野草にも期待できそうな環境でした。
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高原につけられた散策路を歩いて行くと、チキチキと鋭い声で鳴き交わすモズの声が聞こえてきました。立木の葉が茂った枝にその姿は直ぐに見つけることが出来ましたが、このモズは普通のモズと違って、頭部も背面が灰色がかった色合いです。これが高原モズと言われていますが、亜種シマアカモズとは違いますから、気を付けなくてはいけません。
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ジッツォのマウンテニア三脚に載せた雲台は、もう10年くらい前にデジスコで写真を撮っていた時に購入したもので、デジスコドットコムから発売されていた ”究具1” というジンバル雲台です。その時は値段が高いなと思っていましたが、オリンパス M.300mmF4 PRO にピッタリ相性が合う、ナイスな取り合わせになってくれました。これも軽量化に大変貢献してくれました。
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こちらは、先ほどからモズ♂と鳴き交わしていた相手方の♀の個体です。普通のモズの♀は胸に網目模様が認められますが、この個体にはありませんね。まだ若い個体なのでしょうか....?
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かなり活発に動き回っていましたが、葉影に飛び込んだモズの姿を、この日使用した M.300mmF4 PRO のオートフォーカスは、とても速く正確にピント合わせをしてくれました。使い勝手は良さそうです。これからも、そんな使用感を紹介していきたいと思います。
# by coffeeto1 | 2016-07-21 06:00 | 野鳥

森のビンズイ

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7月最初の土曜日はとても良いお天気に恵まれましたが、大学時代の旧友と会う約束があったので、泊りがけの遠征をしてくることが出来ませんでした。そこがちょっと残念だったのですが、翌日の日曜日の天気予報を見ると、雨が降る予想ではなかったことから、日帰りで山梨県下の高原へ、野鳥観察と山野草観察のために足を運んでくることにしました。初めて行く場所ですから、現地の情報は殆どありません。あまり名前も知られていない場所ですから、期待外れの空振りとなる可能性もありますが、標高1,600メートルを超える高原ですから、行けば何かしらの成果を上げることができるものと思います。失敗を恐れて動かなければ、結果を残すことが出来ませんから、とにかく行動に移してみることにしました。午前4時半には自宅を出発して、午前7時過ぎには現地へ到着することが出来ました。ひんやりと涼しい陽気で、お天気も良さそうです。
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到着して直ぐに出迎えてくれたのはゴジュウカラでした。車を停めた駐車場の直ぐそばで、到着早々撮影することが出来ましたが、近くで鳴いていたキビタキや高原で観察できるだろうと期待していたノビタキには振られてしまいました。
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この高原には、散策路が作りれていて、山野草観察には便利なところです。少し下ったところに湿地帯があって木道も整備されているようですから、そこまで足を運んでみたところ、途中の森の中でこのビンズイを撮影することが出来ました。
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今回、高原歩きをしながら野鳥写真と山野草写真を撮影をしてこようと思った最大の理由は、オリンパスの300mmF4 PROと、40-150mmF2.8 PRO を使用してみることにあったのです。特にサンヨンPROレンズを本格使用するのが今回の最大の目的でした。
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サンヨンPROレンズを最大限に使用できるよう、三脚もジッツォのマウンテニア4段の1.7キロのものに替えましたから、総重量は4キロ強となり、これまで使用してきたサンニッパのシステム一式から比べると、半分くらいの重量に抑えられるようになりました。
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サンヨンの新しい機材一式を担いで高原を歩き回ってきましたが、とにかく軽くなって山道歩きが苦になりません。それに、画像のシャープさに定評あるレンズで撮影できますから、気持ちもウキウキの楽しい撮影行となりました。これから暫くは、そんな機材での結果報告となります。
# by coffeeto1 | 2016-07-20 06:00 | 野鳥

サンコウチョウとオオバジャノヒゲ

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6月最後の週末に、鳥友さんからの連絡で、サンコウチョウが明日にも巣立ちしそうだと教えてもらいました。週末の土曜日に出掛けられたらよかったのですが、あいにくの天気になってしまいましたから、日曜日に様子を見に行くことにしました。こんな時は、平日でも出掛けられる人が羨ましく思ってしまいますが、職場で休暇を取ってまで出掛けられるわけでもありませんから、週末バードウォッチャーの身としては、致し方ないところです。我が家からは少し距離がありましたが、折角頂いた情報ですから、これを生かして少しでもチャンスがあればという気持ちで、出掛けてみました。
現地に着いてみると、既に巣立ってしまったとのことで、何処に出るか皆目見当もつきません。でも、ツキ、ヒ、ホシ、ホイホイホイの鳴き声を頼りに、その姿を探してみることにしました。
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鬱蒼とした杉林の中の道に三脚を据えて、ひたすらその出現を待ち構えていました。サンコウチョウの写真を撮りたいという、そんな私の願いが通じたのか、何とそこに1羽の♂が飛来してくれたのです。
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待つ時間はとても長かったのですが、サンコウチョウが出てくれたのはほんの一瞬のことでした。カメラを向けて、何枚か撮影したところで、直ぐに飛び去ってしまいました。
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現地の薄暗い山の中の道を歩いていた時、すぐ脇に咲いていたオオバジャノヒゲです。この山道のすぐ上で、先ほどキビタキが囀っていました。スギの木の枝に留ったところも確認できたのですが、....残念、写真には撮れませんでした。
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薄暗い山の中にひっそりと咲いていたオオバジャノヒゲです。清楚な花姿ですが、何か気品があるように感じて撮影させてもらいました。オリンパスの M.40-150mmF2.8 PRO を使用しましたが、この薄暗い環境の中でもF2.8という明るさのおかげもあって、手持ちで撮影することが出来ました。
# by coffeeto1 | 2016-07-19 06:00 | 野鳥

若いヒガラ

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戸隠森林植物園で観察した野鳥たちの紹介を続けていますが、そろそろネタ切れになってきました。1日で10種類以上の野鳥写真が撮れましたから、このブログで1日に1種づつ紹介しても、2週間くらいネタが続いてくれました。紹介できる写真があるうちは良いのですが、ネタ切れになったら困ります。でも、今のところ他の場所で自然観察してきた時に、撮り溜めた写真が少し残っていますから、暫くはそんな心配も無用になりそうです。
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今回紹介するのはヒガラの写真ですが、蝶ネクタイの様相を呈する喉の黒い部分が、まだ完全に生え揃っていません。親鳥であれば黒い部分がクッキリと出ますから、これは若鳥であると思われます。
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側面の様子が良く見える写真ですが、頭部の黒い部分がまだ完全に生え揃っていません。また、顔の部分の各羽も、まだ幼さを感じさせる風貌です。
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見るからに若そうなヒガラですが、今年生まれたばかりの個体なのでしょう。いたずら盛りの子供のように、元気に飛び回っている姿を観察させて貰いました。
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ところで、この書き込みがアップされているこの日は、ペットのチョコちゃんとともに家族旅行で霧ヶ峰に泊まっていると思いますが、天気予報では多分雨模様だと思います。でも、出来るだけ楽しい思い出を残して、このブログで紹介したいと思っています。
# by coffeeto1 | 2016-07-18 06:00 | 野鳥