池の平湿原の高山植物~その1

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7月9日(土)〜10日(日)にかけて、長野県の池の平湿原を散策してきました。ちょうど前回紹介したコマクサの花が咲く時期ですから、これをメインにその他の高山植物を見て来ようと計画したものです。上手くすれば野鳥の写真も撮れるだろうと、いろいろな目的があって、自分でも少し欲張りな計画だから、取らぬ狸の皮算用にならないようにと思いながらの自然観察になりました。ところが、日曜日に晴れマークが出ていたものの、初日の土曜日は雨降りに見舞われてしまいました。仕方がありません。土曜日は午前中、撮り貯めた写真の整理をして、お昼を食べた午後から出発することにしました。この日は、地蔵峠で車中泊をして、よく晴れてくれた日曜日の朝一番から観察を始めてきました。広い湿原の中を歩き回ってきましたが、ひときわ目につく景色はその中にある鏡池の姿ででした。
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草原の中に、あまり目立たないけれど花茎の先に赤い花穂をつけていたワレモコウの花です。私の印象としては、盛夏の時期以降に咲く花と思っていましたが、すでに花を咲かせていました。
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木道のすぐ脇に咲き始めていたバイケイソウです。夏山に登ると、登山道の脇でよく見ることができる山の花です。昨年、甲武信ヶ岳に登って雁坂峠まで歩いてきた時に、とてもたくさん咲いていたのが思い出されました。
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こちらは白い花ですがハクサンシャクナゲになるでしょうか。ハクサンシャクナゲと言えば、普通はもっとピンク色味が強いと思いますが、たまたまこの花は白色味が勝っていたものでしょう。
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広い湿原の中には、ヤマブキショウマの花もたくさん咲いていました。山へ行けばどこでも比較的よく見られる花ですが、これには雄花と雌花があって、雄花の方がボリューム感がありますから、これは雌花になると思います。
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車中泊をした地蔵峠から池の平の駐車場へ向かう林道は、午前7時が開門になります。少し早めにゲートで待っていたら、20分くらい前に開けてくれました。駐車場から湿原に下ったところはこんな風景が広がっていました。
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ピンク色の5枚の花弁を大きく広げていたハクサンフウロです。高原を歩くとよく目にする花ですから、この花を見ると山に来たなという実感が湧いてきます。フウロソウ科の高山植物です。
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こちらはハクサンチドリですね。山に来るとハクサンという名前のつく花がいろいろありますが、これもその一つです。こちらはラン科に属します。
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まだ蕾が膨らみきっていませんが、僅かにピンク色の花弁の色が覗く状態のヤナギランです。花の時期はこれからですが、8月に咲く花という印象が強いのに、もう蕾を膨らませていました。ランという名前が付いていますが、アカバナ科の植物です。
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こちらも少し時期が早い感じがしますが、マルバダケブキですね。と大きな丸い葉を広げ、花茎の先に大きな黄色い花を咲かせます。北沢峠から仙丈ヶ岳に登った時に見たマルバダケブキの花畑は見事でした。
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広い草原の中、所どころにオレンジ色の花を咲かせていたレンゲツツジです。ツツジの仲間は春先に花を咲かせるものが多いのですが、このレンゲツツジは初夏の高原を彩る花です。
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三方が峰のコマクサ園に咲いていた、ハクサンオミナエシです。ピンク色のコマクサの花の中で、黄色い花が良く目立ちました。普通のオミナエシは草丈が高いですが、これは20㎝くらいしかありませんでした。
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by coffeeto1 | 2016-07-28 06:00 | 植物
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