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高原にいたモズ

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これまで野鳥写真の撮影には、オリンパスのミラーレス一眼の E-M1 と以前から愛用しているフォーサーズ規格の 300mmF2.8 (35mm換算600mm相当)をメインで使っていました。先日、マイクロフォーサーズ規格のオリンパス M.300mmF4 PRO が発売になりましたから、発表とともに予約を入れて購入していました。しかし、サンニッパの画像の素晴らしさに絶大の信頼を待っていましたから、これまでは半ばお蔵入り状態となっていました。でも、小型軽量で定評の高いレンズですから、これからは、このサンヨンをメイン機種として使っていきたいと考えています。
これまで何度か試用したことはありましたが、本格的に野鳥写真の撮影で使用したのは、この日が最初のことになりました。まだ慣らし運転のような状態ですが、今回は高原にいたモズを紹介します。
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M.300mmF4 PRO を使用するに当たっては、小型軽量の利点を最大限に生かして、フィールドをより効率的に動き回りたいと考えていました。それで、三脚も軽量なものに替えたいと思い、上手くマッチングするものを探していましたが、ジッツォのマウンテニア三脚のGT2543Lというのが自重が1.74kgで、伸長は179cmですから、ちょうど良いスペックです。このレンズ専用に使うことにしましたが、これでカメラとレンズを装着して担いだ時の全重量は4キロ半くらいになりますから、サンニッパと専用三脚を担いだ時の、半分くらいの軽量システムになりました。お陰でこれを担いでフィールドを歩き回っても、負担がものすごく軽減されました。
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あとは、写真の写り具合がどうかというところですが、これは暫く使ってみなければ何とも言えないところです。メインのサンニッパと比較しながら、ゆっくり評価していきたいと思います。
さて、この日は軽量で新しい撮影システムになりましたから、初めから少し行動半径を広げることを想定して、山梨県下の高原を歩き回ってみることにしました。標高が1,600メートル以上ありますから、野鳥ばかりでなく、山野草にも期待できそうな環境でした。
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高原につけられた散策路を歩いて行くと、チキチキと鋭い声で鳴き交わすモズの声が聞こえてきました。立木の葉が茂った枝にその姿は直ぐに見つけることが出来ましたが、このモズは普通のモズと違って、頭部も背面が灰色がかった色合いです。これが高原モズと言われていますが、亜種シマアカモズとは違いますから、気を付けなくてはいけません。
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ジッツォのマウンテニア三脚に載せた雲台は、もう10年くらい前にデジスコで写真を撮っていた時に購入したもので、デジスコドットコムから発売されていた ”究具1” というジンバル雲台です。その時は値段が高いなと思っていましたが、オリンパス M.300mmF4 PRO にピッタリ相性が合う、ナイスな取り合わせになってくれました。これも軽量化に大変貢献してくれました。
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こちらは、先ほどからモズ♂と鳴き交わしていた相手方の♀の個体です。普通のモズの♀は胸に網目模様が認められますが、この個体にはありませんね。まだ若い個体なのでしょうか....?
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かなり活発に動き回っていましたが、葉影に飛び込んだモズの姿を、この日使用した M.300mmF4 PRO のオートフォーカスは、とても速く正確にピント合わせをしてくれました。使い勝手は良さそうです。これからも、そんな使用感を紹介していきたいと思います。
by coffeeto1 | 2016-07-21 06:00 | 野鳥
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