繁殖地のクロジ

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キャンプ場の回りには、ぐるっと周回することができる、延長4kmほどの散策路が整備されていました。上側に1.5km、下側に2.5kmということでしたから、午前中に上側の様子を見て来ようと思いました。距離的にはさほど歩かないでも済みますが、木が混み合っていたり、茂みで見通しが利かなかったりで、ロケーション的にはイマイチという感じでした。でも、一部に少し開けた所もありましたから、そんな所でカメラを構えれば、少しは撮影チャンスが巡ってくるだろうという感じです。上側の散策路を回り、キャンプ場へ戻って来ようかという所でしたが、この辺りは木が混み合っていて、森の中は薄暗い感じです。ササを掻き分けるように細い山道を下ってきた時、目の前を横切った鳥が、右手の枝に留まるのが見えました。何だろう?直ぐに三脚を据えてレンズを向けました。
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かなり薄暗い環境でしたから、カメラの露出補正を強めにかけて撮影しなければ、シルエットだけの映像になってしまいます。何とか補正ができて、撮影した画像を確認すると、そこにいたのはこのクロジでした。
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そういえば、この散策路を歩いている間、普段はあまり聞き慣れないフィー、チー、チーと三声で鳴くさえずりの声が聞こえていました。そうか、あれがクロジのさえずりの声だったんだ。
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一度気がつくと、クロジのさえずりが何度も何度も繰り返し聞こえてきます。この辺りには、かなりたくさんの個体がいるようです。フィー、チー、チー、フィー、チー、チーと心地よい響きが続きます。時期的に考えると、この辺りがクロジの繁殖地になっているものだと思います。
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シャワーのように降り注いでくるさえずりの声を聞きながら、車に戻ってお湯を沸かしながら昼食の支度にかかりました。この日の昼食メニューはレトルト食品の肉じゃがに、ご飯と味噌汁だけですが、デザートのミックスフルーツゼリーを食べると、お腹いっぱい満足できました。午後からは、これもよく聞こえてきたコルリのさえずりの声を頼りに、その姿を探してみることにしましょう。
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by coffeeto1 | 2016-06-19 06:00 | 野鳥
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