燕岳の高山植物~その2

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6月最初の週末を利用して、登友会のメンバーとともに1泊2日の日程で中房温泉から合戦尾根を登り、燕岳(標高2,763m)への登頂を目指してきました。その山行の様子や、ライチョウなどの野鳥写真を撮影してきた結果については、すでにこのブログで何回かに分けて紹介してきましたが、前回からはその山行の途中で観察した、高山植物や山野草を紹介しています。山行途中で咲いている花を見つけても、メンバーとともに行動していると、落ち着いてカメラを構えて撮影することが出来ません。ついつい慌ててシャッターを切ることになりますから、後から確認すると往々にしてピンボケや手ブレをしている事がありますが、そんな中で何とか上手く撮影できた写真だけを拾い出してみました。
今回、最初に紹介するのはマイヅルソウです。
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マイヅルソウはユリ科の山野草で、初夏の山を歩くと、とてもたくさん咲いている姿を見る事が出来ます。時として大群落を見つけて、驚くこともありますが、今回はまだ咲き始めという状況でした。
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メンバーから聞かれて、マイヅルソウですよと名前を教えてあげるとともに、葉の形がツルが羽を広げた姿に見立てていることなどを説明してやりました。花の形を見たメンバーのKさんからは、線香花火みたいだとの感想が聞かれました。
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この白い花を見つけたS奥さんから名前を聞かれました。私も名前が分からず、イチゴの仲間だと思いますと答えておきましたが、後から調べてみたら、ミヤマニガイチゴである事が分かりました。
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合戦沢の頭から厳しい登りに喘いでいる時、すぐ脇にサクラの花が咲いていました。里の花見はとっくに終わっていますが、これは高山に咲くタカネザクラです。撮影を口実にして、一時の休憩時間を作ることができました。
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タカネザクラはここでお花見ができるほどたくさん咲いていたわけではありませんが、撮影対象としては十分な花をつけていました。
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この日のお宿である燕山荘に重いザックをデポして、アタックザックだけを担いで燕岳の山頂を目指しましたが、その途中の稜線上で、こんな可愛いヒメイチゲの花を見つけました。
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一度見つけると、ヒメイチゲはあちらにもこちらにも、たくさん咲いていました。こんな高山の厳しい環境の中で、よくもまあ、こんな可憐な花を咲かせることが出来るものです。感心しながら撮影させてもらいました。
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ここには三輪のヒメイチゲが、寄り添うように咲いていました。稜線上の強風を避けるように、ハイマツの陰に咲いていましたが、一輪だけでも目を引く高山植物ですが、こんなにあると華やかさを感じてしまいます。
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急登と階段の連続にフウフウ言いながら、やっとのことで今夜のお宿である燕山荘に辿り着いたわけですが、その庭先ともいえるところで、このミヤマキンバイがお出迎えをしてくれました。疲れも癒される思いです。
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燕岳へのアタック途中、岩に張り付くように咲いていたミヤマキンバイを見つけました。遠景に槍ヶ岳の雄姿を入れて撮影できましたから、北アルプスの雰囲気がよく出てくれたと思います。
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やっと咲き始めたばかりのハクサンイチゲです。花期の盛りには、お花畑を形作ってくれる高山植物ですが、まだ今の時期は目立ちません。稜線上の岩陰に、ひっそりと蕾を膨らませているところを見つけました。
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by coffeeto1 | 2016-06-17 06:00 | 植物
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