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カッコウが啼く

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初夏の高原風景といえば、カッコウの爽やかな鳴き声とともに目の前に広がるシラカバの新緑が目に浮かんできます。想像しただけでも気持ちが良いものです。絵に描いたようなそんな風景を撮影したいものだと思いますが、実際に足を運んでみても、なかなかそんな場面に遭遇できることがありません。今年も思い描いた高原風景を求めて、5月最後の週末に足を運んできました。事前に情報収集して場所の選定をしっかりやれば良かっと思いますが、仕事との兼ね合いで、思うように動き回れないのが痛いところです。それでも今回足を運んだ高原では、カッコウの姿を見てくる事ができました。
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高い立木の上に留まり、先ほどから “カッコウ、カッコウ” と爽やかな声を響かせています。よく見ると、鳴くたびに喉を大きく膨らませています。あれだけ遠くまで届く声を出すために、大きく息を吸い込んでいるんですね、でも、野鳥の気嚢は特殊にできていて、息を吸う時も履く時もさえずる事が出来るとのことですから、こちらが心配するほどではないのかもせれません。
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尾羽を立てて、胸をそらすようなポーズで啼いています。大きな声でさえずる時の姿勢は、ミソサザイやコマドリも同じようなポーズになります。それだけ力入れて啼いているんですね。
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近い木にモズが留まっていました。その姿を双眼鏡で観察していたら、はるか遠くのシラビソと思われる木に、少し大きめの野鳥が飛来して留まる姿が見えました。間もなくカッコウの啼く声が聞こえてきました。距離があるから写真は駄目かな? ダメもとでカメラを向けてみましたが、後から見返してみると意外に上手く写っていました。
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カッコウは、暫くこの枯れ木の天辺に留まって、周囲を見回しながら何回も啼いていました。背面が見える方向に体を向けてくれたので、これも紹介しておきたいと思います。
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枯れ木の天辺に留まるカッコウの写真を撮っていたら、いつの間にかその隣にモズの姿がありました。こんなシーンはあまり見たことがありません。珍しい場面ですから、何枚も撮影していました。
by coffeeto1 | 2016-06-07 06:00 | 野鳥
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