人気ブログランキング | 話題のタグを見る

サバンナシトドに会えました

サバンナシトドに会えました_f0330321_22231974.jpg
野鳥観察を始めて指折り数えてみると、今年の10月でちょうど20年になります。というのも、20年前に足の手術を受けるために1ヶ月間入院したことが、野鳥観察を始めたきっかけだったからです。骨盤の骨を大腿骨に移植して、退院後もギブスをはめて1ヶ月間を自宅で過ごしていました。毎日窓から外の景色を眺めては、外を自由に歩き回ってみたいと憧れていたのです。その時、近くの家のテレビアンテナに綺麗な小鳥が留まっているのを見つけました。何という鳥だろうか? とても興味を惹かれました。後から調べてみたらそれがジョウビタキだった訳ですが、その時は綺麗な鳥で終わってしまいました。退院してから数ヶ月間にわたり自宅療養をしていましたが、その間杖なしには歩くこともできず、医者から歩行訓練として歩くことを勧められました。杖を突きながら、近くの公園などを散歩する毎日でしたが、冬を迎える時期でしたから池にはたくさんのカモたちが集まっていましたから、その名前を覚えてみようと思ったのが始まりだったのです。
サバンナシトドに会えました_f0330321_22231381.jpg
公園の池に浮かぶカモ達を、小型の双眼鏡を覗きながら図鑑と見比べていたら、色々な人から声を掛けられました。その中の一人から野鳥画家のY先生を紹介されてお付き合いを始めたことが、野鳥の世界へはまり込むきっかけとなりました。
サバンナシトドに会えました_f0330321_2223686.jpg
野鳥観察に興味を持ち始めていた私を、Y先生は色々なところへ連れて行ってくれました。野鳥を見慣れていない私には、図鑑でしか見たことのない野鳥を目の前に見ることができて、バードウォッチングの世界が急に広がることになりました。
サバンナシトドに会えました_f0330321_22232614.jpg
当時流行っていたパソコン通信のFbirdにものめり込んで、コーヒー党の名前もその時のハンドルネームですが、知り合ったお友達と誘い合わせてオフの探鳥会などに参加するのも楽しみでした。その頃、サバンナシトドが出ているという情報を聞いて、鳥友さんと誘い合わせて見に行ってきたのが懐かしい思い出です。
サバンナシトドに会えました_f0330321_2223056.jpg
あの時、サバンナシトドが出ていた場所は、今回観察した場所の近くになりますが、シマアジ♂も近くに観察できたことが思い出されました。サバンナシトドは当時と同じように、今回も田んぼの中の水路にその姿を見つけることができました。
サバンナシトドに会えました_f0330321_22225196.jpg
もともとは、北米大陸に生息する野鳥ですから、日本へ渡ってくることは稀ですが、この辺りの環境が、越冬するのに合っていたのでしょう。同じような環境の中で、またサバンナシトドに会うことができて、私的には大変満足できる大きな収穫になりました。
by coffeeto1 | 2016-02-26 06:00 | 野鳥
<< 草原のツグミ 止まり木のカワセミ >>