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シメがいた

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この公園で、お目当のヤマシギを撮影することができましたが、茂みの中に隠れて動かなくなったヤマシギが出てくるまで、半日ほど待たされてしまいました。いつ動き出すか分かりませんから、そこで待っていても撮影できる保証はありませんし、その時間ほかの野鳥を少しでも撮影できれば、このブログで紹介するネタにもなります。そんな訳で公園内を少し歩いてみることにしましたが、池から続く斜面に何羽かの野鳥が降りて餌を啄ばんでいるようでした。双眼鏡で確認したらそれはスズメの群れであることが分かりましたが、中に1羽だけ大きめな鳥がいました。私の関心はもちろんそこに吸い寄せられ、直ぐにカメラを向けてみたら、そこにいたのはこのシメでした。
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アトリ科に属するシメは、全長が19㎝とされていて、全長14㎝のスズメと比べると、ふた回りくらい大きな体つきに見えます。そのうえ、クチバシは太くてガッシリしていますから、スズメの群れと一緒にいると、いやでも目につく存在です。
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固い木の実でも平気で割って食べられるシメですが、普段は木の上に留まっている姿を見ることが殆どです。そのシメがここでは地面に降りて、スズメと一緒に餌を拾っていました。よほど美味しい餌が落ちていたのでしょう。
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この個体は全体的に淡色で、特に目先とくちばしの周りが黒くなく、暗褐色ですからこれは♀の個体であることが分かります。撮影した位置は半逆光でしたから、回り込んで順光側から撮影しようと思いました。うまく回り込んだと思ったのですが、そこにはシメはおろかスズメの姿もありませんでした。
by coffeeto1 | 2016-02-09 06:00 | 野鳥
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