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梢のカシラダカ@渡良瀬

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街中を歩いていると、ジングルベルをはじめとしたクリスマスソングがよく聞こえてきます。早いもので、今年もあと残り2週間ほどになってしまいました。この1年を振り返ってみると、定年退職後の第二の職場も1年半を超え、仕事もスムーズにこなせるようになって、だいぶ余裕が出てきたように感じられます。お陰で、現役時代にはとても出来なかった、週末の自然観察や山登りなども幅を広げて楽しめるようになり、充実感も深まってきました。毎日心掛けて体を動かしていますから、現役時代よりも体力が付いてきたのではないかと思えるほどです。そうするとまた、週末には山に登ってみようかとか、野鳥を求めて今まで行ったことのない所へ遠征してみようか、という気持ちになりますから面白いものです。
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奥日光で冬支度を始めた冬鳥たちの様子を見たいと思い、週末を利用して泊りがけの遠征を予定したのですが、雪に降りこめられる生憎の天候になってしまい、予定変更を余儀なくされてしまいました。関東平野はよく晴れて観察日和でしたから、渡良瀬遊水池へ場所を変更することにしました。
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渡良瀬では道の駅で一泊して、翌日は早朝から探鳥を始めることができました。お目当はタカ類の飛翔でしたが、カメラを担いで歩き回っていたら、小鳥類もよく姿を現してくれました。これは、そのうちの一つカシラダカです。
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カシラダカは、冬鳥として渡ってくるホオジロの仲間ですが、群れる習性が強い鳥ですね。フィールドを散策していて、草むらなどから一斉に飛び立つ群れがいると、それは大概カシラダカであるようです。
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今の時期は冬羽であるうえ、♂にも♀にも冠羽がありますから雌雄の識別は難しいですね。この個体は耳羽の周囲に黒い羽が出ていますが、頭部や顔面の色合いから冬羽の♀の個体になると思われます。
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渡良瀬遊水池の旧谷中村役場跡地周辺では、このカシラダカを始めシメやツグミなど、たくさんの小鳥類が観察できました。また、谷中湖を巡る周回道路を歩いてみたところ、今回はベニマシコの群れも観察できましたから、後日紹介してみたいと思います。
by coffeeto1 | 2015-12-15 06:00 | 野鳥
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