先週の金曜日、東京では朝から冷たい雨に降られてしまいました。12月に降る雨量としては、かなり多めであったと思います。通勤途中に毎日ウォーキングすることを日課としていますが、さすがにこんな雨降りの日は考えてしまいます。山登りで使うレインウェアを着れば、雨の中を歩くこともできるでしょうが、こんな日にあえて歩かなくても良いのではと思ったりします。でも、目標としている1日1万歩以上のウォーキングを欠かすと、何か後ろめたい気持ちがしてしまうのです。それよりも、今一番の問題は雨用の靴がないというところです。以前にもここで書き込みをしましたが、モンベルストアで買ったアーバンクルーズという革靴でも、雨の日に履いていると雨がしみてきました。同じモンベルで販売しているパンタナルブーツというゴム長靴のショート丈のものを買おうと思っていたのですが、随分前から品切れでしたから、雨の日対策が進んでいません。
幸いこの日の雨は午前中には上がり、昼前には青空も広がって気温は20度を超えるまでに上がりました。帰るときには、いつも通りウォーキングすることができましたが、暖か過ぎてかなり汗まみれになってしまいました。それよりも、昼のニュースを見ていたら、台風並みに強くなった風の影響で、あちこちで電車の運転見合わせが多発していました。
さて、今回は渡良瀬遊水地で観察することができた、ハイイロチュウヒの飛翔写真を紹介したいと思います。
渡良瀬遊水池を訪れたこの週末は、東京を含め関東地方は大変に良いお天気で、絶好の野鳥観察日和であったわけですが、私は奥日光で見られる冬鳥たちの様子が気になって、車中泊の準備を万端整えて早朝に自宅を出発しました。でも、現地に近づくにつれて次第に天気が悪くなり、麓で雨がパラついたと思ったら、奥日光ではかなりの雪に見舞われてしまいました。天候の回復を待ちながら、昼過ぎまで粘ってみたものの、回復の兆候が見られず、諦めて渡良瀬遊水地へ場所を移動して、タカ類を中心に野鳥観察することに予定を変更しました。
渡良瀬遊水地は、穏やかな天候で絶好のタカ見日和となっていましたが、到着したのは夕方で、すぐに暗くなってしまいました。近くの道の駅で車中泊して、翌日早朝からカメラを構えたところ、このハイイロチュウヒが歓迎飛行を披露してくれました。私に向かって真っすぐ飛んできてくれているような写真が撮れましたが、実際は普通に旋回飛行しているところです。
ゴルフ場に近い葦原の中の道から撮影していましたが、前日の夕方はとてもたくさんの車が並んでいたのに、早朝の時間帯には2~3台くらいしか停まっていません。静かな環境だったからでしょうか、このハイイロチュウヒが旋回しながら何回も頭上を飛翔してくれて、シャッターチャンスに恵まれました。
このハイイロチュウヒは、背面が淡い青灰色ですから、♂の個体であることが分かります。初列風切の先端が黒くなっているところが、背面の色合いとのコントラストになって精悍さを引き立たせています。よく見ると背面に褐色の羽が残っているのが分かりますから、この個体は第2回冬羽の♂の個体になるものと思われます。