登友会10月月例登山@権現岳

f0330321_22382245.jpg
同友会のメンバーとともに、八ヶ岳の編笠山から権現岳に登ってきましたが、この日東京には木枯らし1号が吹いて、とても寒い1日だったと下山後にニュースで知りました。そのせいでしょうか? 両日とも大変強い風が吹いて、山小屋ではこれまでに経験したことがない冷え込みを体験してきました。1日目の午後から強い風が吹き付けていましたが、その風は夜半にも弱まることなく、翌日も歩行に支障をきたす程強くなっていました。小屋全体をギシギシ揺する風音を聞きながら布団に包まったのは良いのですが、夜半過ぎに寒くなって目が覚めてしまいました。シンシンと冷えてくる寒さに耐えかねて、ダウンのミドルウェアやウインドブレーカーまで、持って行った衣類を全部着込んだのですがそれでも寒く、文字通り体を丸くして夜が明けるのを待っていました。こんなことなら寝袋を持って来れば良かったと、後悔しても始まりません....山行2日目の権現岳登山の様子を紹介します。
この写真は、編笠山に登った初日に撮影したものですが、中腹の青年小屋から権現岳の容姿がとても良く見えていました。
f0330321_22384342.jpg
強風とこれまでに無い冷え込みに襲われ、震えるように目覚めた早朝の外の景色は、昨日とは一変していました。オレンジ色に染まる富士山をバックに、眼前に広がる低木の樹林帯は、霧氷に覆われて幻想的な風景に変わっていたのです。たった一晩で驚くほどの変身を遂げていました。
f0330321_22384951.jpg
青年小屋の裏手には、広いテント場がありましたが、数張りのテントが寒そうに並んでいました。テント泊の皆さんは、昨晩の強風と冷え込みで、さぞ辛い思いをしたことでしょう。日が差してくると、ほんのりとした暖かさを感じられるようになりました。
f0330321_22385698.jpg
朝食を済ませた我々は、かずとりさんのテントにザックをデポして、権現岳のアタックに挑戦です。樹林帯の中は風が弱まっていましたが、森林限界を超えると相変わらず強い風が吹き付けてきます。強風の洗礼を嫌という程受けてしまいましたが、風が強い分だけ遠くの景色が良く見えました。
f0330321_223923.jpg
彼方に、北アルプスの山並みがクッキリと見えます。これも、強風で雲が吹き飛ばされたお陰でしょう。左側の穂高連峰から右側の槍ヶ岳まで、こんなに良く見えることはそうはないと思います。
f0330321_2239840.jpg
これもやはり北アルプスの山並みだと思うのですが、鹿島槍ヶ岳から唐松岳あたりでしょうか?
f0330321_22391581.jpg
視界を南側に切り替えると、こちらにもクッキリとした山並みを望むことができます。右端は摩利支天を従えた甲斐駒ケ岳ですね。中央付近にあるアサヨ峰を挟んで、左側に北岳の勇姿が望めます。
f0330321_22392193.jpg
稜線上に出て、遥か上を振りかぶると、左側に見えるニセ権現(ギボシ、標高2,707m)の向こう側の右奥に権現岳(標高2,717m)の頂が望めました。これからあのニセ権現を経由して、山頂を目指すことになります。でも、稜線上の風の強さといったら、油断すると体ごと持っていかれそうで気が抜けません。
f0330321_22392987.jpg
稜線上の木々には、昨夜来の霧氷がビッシリと着いて、白く輝く芸術品のように並んでいました。中央の向こう側に見える山は、まだ登っていない阿弥陀岳(標高2,805m)です。
f0330321_22393564.jpg
ニセ権現(標高2,707m)へと続く稜線上に、霧氷の芸樹作品が並んでいました。見事な眺めです。でも、日が差してきたら、霧氷が少し緩んでくるのでしょう。強風に弾き飛ばされた氷が顔に当たって、痛いくらいです。
f0330321_22394240.jpg
稜線上から、霊峰富士の優雅な姿が見えました。これも強風で雲やチリなどが吹き飛ばされたお陰でしょう、どちらを向いても遠景が綺麗に見えますから、知らず知らずのうちに、撮影枚数が増えてしまいました。
f0330321_22394924.jpg
ギボシ(ニセ権現)に至ると、眼下に昨日登った編笠山と、その下に昨晩宿泊した青年小屋の建物が見えました。早朝に出発して、早くもここまで登ってくることができました。
f0330321_2239558.jpg
ギボシ(ニセ権現)の直下の稜線上から、八ヶ岳の山並みが眼前に広がっていました。美しい眺めです。中央やや右側に主峰の赤岳(標高2,899m)、そのすぐ左側に横岳(標高2,829m)、その左奥が硫黄岳(標高2,760m)、そして一番左側に聳える山が阿弥陀岳(標高2,805m)です。
f0330321_2240258.jpg
ここが権現小屋です。山頂から少し下ったところにありますから、頂上までもうあとちょっとですが、ここで一息入れて山頂アタックに挑みます。相変わらず風が強くて、岩陰や建物の陰を風除けにして休憩しました。
f0330321_22401050.jpg
権現岳へ登る途中、赤岳への分岐ルートの標識が立っていたところで振り返ると、眼下に先ほど立ち寄った権現小屋が見えます。向こう側にはギボシ(標高1,707m)も聳えています。
f0330321_22401968.jpg
最後はかなり険しい岩場を乗り越えて、全員無事に権現岳(標高2,717m)の山頂へ登り詰めることができました。とても狭い岩の山頂でしたから、みんな風に吹き飛ばされないように、しっかりと岩にへばり付いています。たまたま居合わせた人にお願いして、シャッターを押してもらいました。
f0330321_22402738.jpg
山頂からの風景ですが、右下に昨日登った編笠山(標高2,524m)が見えていて、その向こう側に南アルプスの山並みが続いています。右奥に見える山並みは中央アルプスです。とても雄大な風景を堪能させてもらいました。
f0330321_22403579.jpg
山頂から見えた富士山ですが、少し逆光になってしまいました。地表付近にはもやがかかっていますが、透明度のある空気が広がっていましたから、見通しがよく効いて絵に描いたような風景でした。
f0330321_22404355.jpg
下山途中に前を行くSさんのご主人です。この時先を行くSさんの奥さまは、既に岩壁のくさり場でトラバースに挑戦しようとしていました。
f0330321_22405324.jpg
これがその岩壁ですが、一番左端の赤いウェアが既にトラバースを終えたKさん、真ん中でトラ張っている青色のウェアがかずとりさん、そして右端でこれからトラバースに挑もうとしているのがSさんの奥さまです。
風が強くて大変な山行でしたが、午前10時ころにはみんな元気に青年小屋へ戻ることができました。遅めの朝食?(早めの昼食?)を食べて、昼過ぎには観音平に下山することができました。強烈な風に吹き曝され、冷え込んでとても寒い思いをした権現山登山でしたが、終わってみれば、それが思い出話のネタになる山行となりました。
by coffeeto1 | 2015-11-06 06:00 | 風景
<< 枝先のヤマガラ@北本 登友会10月定例登山@編笠山 >>