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秋のチョウとトンボ@さいたま

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このところ良いお天気が続いて、秋の様相が深まってきました。出勤途中の駅のホームで、電車を待つ人の服装がひと頃に比べてみると随分変わってきたなと思います。今朝は、初老の方が薄いコートを着ているのが眼につきました。10月下旬とはいえ、随分気の早い人だと思います。ところがその近くには、まだ半袖姿の人も立っていました。朝晩はめっきり涼しくなってきたこの頃ですから、この方はきっと普段から基礎代謝が高いのでしょう。私はといえば、ワイシャツの上にスーツ上下を着ていますが、10月一杯はクールビズの続きでノーネクタイとしています。でも、何時ものように電車を3駅前に降りて、約30分のウォーキングをしていますから、今でも職場に着く頃には、少し汗ばむような状況です。
さて今回は、さいたま市にあるさぎ山記念公園を散策した折、観察したチョウの仲間を紹介したいと思います。はじめはツマグロヒョウモンですが、これはもともと南方系のチョウで、近年その生息域を北へ広げているようです。
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公園内の日当たりの良い草むらには、たくさんのチョウの仲間が舞っていました。特にシジミチョウの仲間が多かったのですが、これは草の上で翅を広げて日向ぼっこをしていたヤマトシジミの♂になります。表面の水色が綺麗に見えます。
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こちらもヤマトシジミですが、上の写真の個体に比べると、翅が少し痛んでいるようです。表面に褐色味が目立ちますから、こちらの個体は♀になることが分かります。
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黄橙色の花を咲かせていたアメリカセンダングサの上で、吸蜜中のこちらはキチョウです。シロチョウ科に属しますが、モンシロチョウより一回り小さい体型です。大きめのシジミチョウの仲間と比べると、あまり大きさは変わりません。
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こちらもアメリカセンダングサで吸蜜していたチョウですが、翅の形やその模様からタテハチョウの仲間であることが分かります。特に、後翅にある黒褐色の斑の中に、水色の斑が出ているのが分かりますから、これが見えたらキタテハで間違いありません。
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そのキタテハの翅の裏側が見える状態で撮影できました。表側に比べると、派手な模様がなく随分シックな色合いです。後翅の中央付近に白い鉤形の斑紋が見えますが、キタテハ、シータテハ、エルタテハでこの形が少しづつ異なります。
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さて、最後は杭の先に止まっていたトンボの仲間です。トンボの識別は得意ではありませんが、時期的にアキアカネではないかと思います。シッポの色合いが赤色ですからおそらく♂の個体でしょう。
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上の写真の個体と同じアキアカネと思いますが、シッポの色合いが赤くありませんから、♀の個体であると思われます。
by coffeeto1 | 2015-10-24 06:00 | 昆虫
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