渡りのハチクマ@白樺峠

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長野県の白樺峠は、言うまでもないタカ渡りの観察ポイントとしてとても有名な場所です。これまでもう何回も足を運んでいますが、空振りすることなく、毎回なんらかの成果を上げることができています。ただ1回だけ空振ってしまったのは、もう15年以上も前のことですが、初めて足を運んだ時のことです。当時は白樺峠の観察ポイントも分からず、行けばなんとかなるだろうと1人で足を運んだわけですが、台風接近で雨に降られてしまい、車の中で一日中待機しましたが雨が上がらず虚しく帰ってきたのです、それから、もう何回足を運んだことか....。1日に数千羽の大群が渡った感激も味わうことがありました。でも、ほとんどは1,000羽前後の飛翔でしたが、それでも凄いです。近年は、車中泊で2泊3日の予定で行くことが多いですが、今年はシルバーウィークと重なって大渋滞が予想されましたから、金曜日の夜に出発して3泊4日の日程になりました。
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白樺峠の頂上付近は、毎年車中泊の車で埋まります。熱心な野鳥ファンが多いのですから、車中泊でなくても駐車場所を確保するのが大変です。今年はシルバーウィークとなったために、駐車する車両台数は特に多かったように思います。
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到着した当日は、無理をしないで峠の頂上から、かなり下った路肩に駐めることにしています。夕方に、たくさんの車が帰って行きますから、そのタイミングで峠の頂上付近の、車中泊に適した平らなスペースを確保するのが、上手いやり方だと思います。
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白樺峠でもう一つ気をつけなければいけないのはトイレです。峠の林道脇に1か所あり、あとはそこから20分くらい登った観察場所に簡易トイレが二つ設置されているだけです。その位置関係も把握しておく必要があります。
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タカ渡りを観察するポイントは、峠から20分くらい登ったところにあります。ここに2〜300人ほど収容できる桟敷席が作られていますが、見やすい席は早朝からカメラやスコープの三脚が並びますから、早目に場所を確保しなければなりません、早い人は、午前5時過ぎには登り始めるようです。
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車中泊をする場合、車種はホンダのspikeハイブリッドですが、後部座席を畳むと、セミダブルベッド程度のフルフラットなスペースができます。ここにエアーパッドを敷いて、寝袋にくるまっています。また、必要なものはコンテナボックスの中に全部収納していますから車内の使い勝手は良好です。もともとこの車は車中泊用に快適な仕様になっていますから、車中泊を前提に考えている場合には、とてもありがたい車種です。
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車内のコンテナボックスの中には、ホンダ純正の車中泊用カーテンと網戸、車外で広げるターブテントとグランドシート、折り畳み式の座椅子、LED照明器具などの他、サブバッテリー充電用の電源コードなどが収納してあります。
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車内では、もっぱら寝袋を広げた上で寛いでいますが、ここで大変役立っているのが折り畳み式の座椅子です。フラットな車内で、足を伸ばしてくつろぐ時には、背もたれがあるかないかで快適性には格段の差が出ますから、欠かせないアイテムとなっています。
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車中泊では、事前に食事の準備も必要です。コンビニで調達できるもので十分対応可能ですが、レトルトの豚汁や肉じゃが、ハンバーグ、カレーなどが定番となりますが、これにうどん玉、乾燥米やレトルト米、パンなどを合わせます。袋入りの千切りキャベツやミックス野菜も上手く使えば、車中泊でも満足できる食事を食べることができます。
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この日、白樺峠で観察していて、私自身が確認できたタカ類は、ハチクマ、サシバ、ツミ、ノスリ、オオタカ、トビ、ミサゴ、クマタカでした。その中でも、ハチクマが圧倒的に多く撮影していました。クマタカは、1度だけでしたが眼前の山肌の前を飛翔してくれました。撮影できなかったのが大変残念です。
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今回撮影したタカ類の写真を整理していたら、ハチクマが7〜8割と圧倒的に多くなっていました。以前はハチクマとサシバが同じくらい飛んでいたように思うのですが、これが時期的な現象であるのか、渡りのコースの問題であるのか、私にはよく分かりません。
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ハチクマの飛翔する羽衣を観察していると、個体差が大きいことが分かります。もちろん、雌雄の違いや成幼の違いもありますが、それだけではない個体差がありますから、判定するにはそれなりの予備知識が必要です。
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私は、すべての個体を識別できる訳ではありませんが、ハチクマだけに限定すると、♂の個体は翼の後縁や尾羽の先端に黒い縁取り(バンド)が出ますが、♀の個体には出ませんからこれが識別ポイントになります。また、幼鳥は翼の先端のフィンガーと呼ばれる部分が全部黒色です。成長のフィンガーは白い色が出ていますから、これも確認しやすい識別ポイントであると言えます。
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by coffeeto1 | 2015-10-04 06:00 | 野鳥
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