見たかったクロユリ@八ヶ岳

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御岳山の噴火から始まって、このところ口永良部島や浅間山など、色々な火山が噴火を続けていて大変気がかりです。箱根の大涌谷も小噴火が続いて入山が規制されているようです。箱根と言えば昨年、定年退職の記念にカミさんと愛犬チョコちゃんを連れて、小涌園ホテルに宿泊して、岡田美術館に展示された歌麿の「深川の雪」を鑑賞したのが思い出ですが、それとともに湿性花園でクロユリの花を初めて見ることができました。私にとっては初めての幻の花でしたから、いつかは自然のままに自生している花が見たいとほのかな希望を持っていました。先日、八ヶ岳の主峰を縦走した時、6月下旬に黒百合ヒュッテに泊まればクロユリが見られると教えてもらい、気持ちは既にクロユリの花を観賞するための山登りに向いていました。
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黒百合ヒュッテという素晴らしい名前が付いていますが、この山小屋の周辺でクロユリが思う存分観察できるかといえば、そんなわけにもいきません。登山道から山小屋に至る小橋のすぐ脇に、教えてもらった通りの3本のクロユリが見られるだけでした。
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クロユリは、文字通りユリ科に属する山野草になりますが、同じ仲間のバイモのように、花弁の内側に網目模様があるのが分かります。
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黒百合ヒュッテで教えてもらった通り、付近の草むらに3輪だけ咲いているのを見ることができました。でも、そのうちの1輪は萎み始めていましたから、観察にはギリギリのタイミングであったように思います。
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以前は、この辺りにもたくさん自生していたようですが、今年はこの3輪だけということです。これから先いつまで見られるか気になるところです。大切に見守っていかないと、絶滅ということにもなりかねません。
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念願が叶って自生のままの姿を見ることができましたが、自己主張することなく、草むらの中にひっそりと咲いていました。クロユリは、控えめで慎ましい清楚な花でした。
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by coffeeto1 | 2015-07-11 06:00 | 植物
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