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今年も咲いてたセツブンソウ@星野

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スプリング・エフェメラルという言葉に、以前から憧れのような気持ちを持っていました。季節が進み、それまで雪で覆われていた野原に暖かいお日様が当たって黒い地面が現れると、野山を彩る緑の葉が生い繁るまでの短い間だけ、春の到来を告げるように姿をみせてくれる、可憐な花々の総称です。季節が進むとその花はおろか、葉も茎も地上からは姿を消してしまうという、儚い運命に身を任せていますから、まさに春の妖精ともいえる存在です。雪の下で長い冬を耐え過ごし、わずかな期間だけ姿を見せてくれる可憐な妖精たちですから、その姿を見に行くのをずっと楽しみに待っていました。
3月8日(日)は、登友会の3月定例登山の予定でしたが、メンバーの都合で延期になってしまいました。突然空いてしまった週末は、春先の可憐な妖精たちから誘いを受けて、そっと会いに行くのにちょうど良い日程になりました。
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ずいぶん暖かくなってきました。もう、ぶ厚いダウンのパーカは必要ありません。 この日は、フリースの上にウインドブレーカーを着ているだけで寒さは全く感じません。元気に花開いていた妖精たちに思いっきり近寄って、今年も会うことができた喜びを分かち合ってくることが出来ました。
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この花は、よく見ると少しだけ表情が違います。ほとんどの花は、青紫色の雄しべが固まって、その周囲の黄色い蜜腺が彩りを添えているというのに、この花は既に雌しべが膨らんで濃いピンク色の子房を膨らませていました。
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おやおや、こちらには八重咲きのセツブンソウもいましたよ。普通のセツブンソウは花弁が5枚ですが、この花だけは八重に花弁をつけています。少し重たげですから、頭を下げているように見えますね。今回は山肌を覆い尽くすような、とてもたくさんのセツブンソウを見てくることが出来ましたが、 八重咲きの花はこの1輪だけでした。
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妖精たちは、恥ずかしがり屋が多いのでしょうか、たくさんの花が固まって咲いていました。枯れた草むらの中から頭をもたげて、みんなで周囲の様子を伺っているようです。
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緑の葉が伸び始めた山肌に沿って、妖精たちが踊り始めたように見えませんか? 一列に並んだ妖精たちの可憐な踊りを、しばし鑑賞させて貰いましょう。
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大きな石の間からも、セツブンソウの姉妹が顔を覗かせていました。かくれんぼでもしていたの?それともここで、何か秘密の相談をしているのでしょうか。
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星野の四季の森の中は、どこもかしこもこの妖精たちの遊び場になっているような賑やかさでした。急に決めた自然観察ですが、春もたけなわ、やっぱりここへ遊びに来て良かった。
by coffeeto1 | 2015-03-18 06:00 | 植物
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