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マガンがいっぱい@伊豆沼

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今回の伊豆沼探鳥旅行は、いつものことながら車中泊で2泊3日の日程としましたが、時期的には次第に寒くなってきますから、一気に冬装備で臨むことにしました。寝袋は、前回紹介した冬用に購入した封筒型のもので、もちろん電気毛布もこの時期は車のコンテナの中に常備しています。カメラや照明用のランタンの電池を充電したり、電気毛布を使用するために、サブバッテリーと家庭用電源に変換するインバーターを積んでいますが、前の車の時は、重さが10kg以上あるサブバッテリーを自宅で充電して、また車に積み込むのが大変な作業でしたし、車の中での置き場所にも困っていました。今の車を購入して、オプションのアクセサリーカタログを見ていたら、ウォークスルーの運転席と助手席の間に置くセンターコンソールがあることを知りました。大きさ的にサブバッテリーを収納できそうだったので、ホンダの販売店と何回か協議して、少し改造して組み込んでもらうことにしました。お陰でその置場が確保できて、充電の時は延長コードを繋ぐだけで済むようになりました。これにより、車中泊の快適度がかなり上がりました。
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伊豆沼の周辺には広大な田んぼが広がる田園地帯がありますが、ここでマガンやオオハクチョウたちが羽を休めたり、落穂拾いをする格好の餌場になっているようでした。大きな群れが、何箇所かに分かれて確認できましたが、ほとんどの個体は頭を突っ込んで寝ているようでした。
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マガンはとても警戒心の強い鳥ですから、不用意に近づこうものなら、群れ全体が飛び立ってしまいます。歩いて近づくのは殆ど不可能ですから、車に乗ってジリジリと接近していきます。普段は多くの個体が羽の中に頭を突っ込んで休んでいて、数羽だけが常に周囲の警戒をしているはずですが、この群れは一斉に首をあげました。まるで警戒警報が発令されたような状況です....これ以上近づくのは止めておきましょう。
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マガンは警戒心が強い鳥ですから、近づくとすぐに飛ばれてしまうのですが、ここでは運良く、比較的近い所から撮影することができました。マガンは、全長72cmでカモ科に属しますが、ガンの仲間ですから普通のカルガモよりふた周りくらい大きい立派な体型です。よく似たヒシクイは同じような羽衣をしていますが、もう一回りくらい大きいこと、くちばしが黄橙色で基部から額にかけて白い羽毛があり、胸からお腹にかけて黒褐色の黄斑があるところなどが異なります。
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柔らかい日差しを受けて、池の中に羽を休めるマガンの群れです。小春日和といったら時期的にまだ早いでしょうか? でも、そんな雰囲気がぴったりするような、長閑かな風景でした。
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稲刈りが終わって、すっかり冬景色となった田んぼで羽を休めるマガンの小群です。ここで落ち穂を拾ったり、羽に頭を突っ込んで休んだりしていましたが、中央の個体は群れのリーダー格でしょうか? 終始、周囲の警戒を続けていました。
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田んぼの畦に上がったマガンですが、暖かい日差しを浴びて、気持ち良さそうに伸びをしています。左側の個体は、脚を上げて頭を掻いています。ノンビリしたものです。のどかな田園風景の一コマでした。
by coffeeto1 | 2014-11-21 06:00 | 野鳥
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