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登友会月例~火打山・妙高山その2@新潟

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梅雨明け直前の7月三連休に、新潟県の火打山と妙高山という百名山2座を一度に登ってこようという企画に乗って、登友会のメンバーと一緒に出掛けてきました。当初は別コースを予定していましたが、雨続きの天候になることが予想されたことからこれを見直し、幹事さんの献身的な努力で計画変更をして頂き、結果的にはとても快適な山歩きを楽しんでくることが出来ました。これは、高谷池ヒュッテから火打山へ向かう途中、天狗の庭で見られた逆さ火打山の見事な景色です。この辺りの高層の池塘は、今まで訪れた高層湿原の中でも、最大級の規模を誇るのではないかと思われるほど広大で、目を見張るような眺めでした。ここには前回登った平標山のお花畑を遥かに凌駕する、素晴らしい花園が展開しており、昨年登った白馬岳のお花畑に次ぐ規模であると思います。
お花畑で観察した高山植物があまりにもたくさんありましたから、その紹介は次回以降にすることとして、今回は高谷池ヒュッテから火打山までの道すがらをアップしてみたいと思います。
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次第に高度を上げながら登山道を歩いていると、随所にこのゴゼンタチバナが群生していました。この時期に山登りをすると、どこの山でも常連のように観察できる山野草です。
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こちらはゴゼンタチバナと同じ白色の花弁を広げていたツマトリソウです。花弁の数はこちらの方が多いですが、花の大きさは少し小さめですね。
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高谷池ヒュッテで休憩している時、近くのナナカマドの花に吸蜜のため飛来したアカタテハです。左端に留まっているのは、ハナアブの仲間でしょうか? ナナカマドの花も今が満開という状況でした。
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ヒュッテから少し離れた所から眺めた高谷池の景色です。この辺りの標高は既に2,100m前後はありますが、こんな高い場所によくこれだけの池塘が形成されているものです。我々は、ヒュッテに荷物をデポして、サブザックだけの軽装で火打山を目指します。
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高谷池ヒュッテを出発して火打山を目指して足を進めます。少し登った所から振り返ると、高谷池の向こう側にヒュッテとテント場が見えました。テント場はまだそんなにたくさん張ってありませんでしたが、帰って来た時にはとてもたくさんのテントが並んでいました。
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こちらはサンカヨウの花です。ヒュッテを出発して間も無く小群落が点々と続いていました。葉の大きさの割りには小さ目の花を幾つも咲かせていました。花の後には、青紫色の実を結びます。
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これも群落を作ってたくさん咲いていたキヌガサソウです。個々の花の大きさは直径10cmくらいある大きな花を咲かせているのですが、このようにたくさん群生していると、ゴゼンタチバナやツマトリソウと同じくらいに見えてしまいますから不思議です。
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更に硬度を上げて高谷池が眼下に見えるようになって来ました。この頃から間近に雪原を見ることが出来るようになりました。
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雪原の直ぐ脇に設置された木道を進みます。この辺りまで来ると、空気が冷んやりしていて気持ち良いですね。まだまだ登りが続きますが、爽やかな高原散策といった風情です。
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一山越えると向こう側に火打山の全貌が見えるようになりました。ここは天狗の庭と名付けられた高層湿原です。新たな池塘が幾つも散らばり、その広大さに圧倒されました。
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これは天狗の庭の取っ付きにあった池塘です。火打山をバックに撮影してみましたが、ここからは逆さ火打の勇姿を写し取ることはできませんでした。冒頭で紹介した逆さ火打の写真は、この先にもう少し進んだ所から撮影することが出来たものです。
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この辺りの高層湿原は、もう高山植物の宝庫です。色々な花が咲いていましたが、ここでは全部紹介出来ないので、アオノツガザクラにその代表選手として登場して貰い、他のメンバーについては、次回以降で順次紹介して行きたいと思います。
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もうだいぶ登って来ました。通過して来た天狗の庭の遠景が遥か下の方に見えています。稜線沿いに雲が掛かるようになりましたが、晴れたり曇ったり、ガスがかかったりと、山のお天気はホント変わりやすいです。
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さて、いよいよライチョウ平に到着しました。山頂のかなり近くまで来ているはずです。ライチョウが見られるかもしれないと、ほのかな期待を抱いて来ましたが、残念ながらこの日はお留守のようでした。広い雪渓が天然のクーラーみたいに、気持ち良い空気をプレゼントしてくれてます。
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もう気分は最高❗️雪原に寝ころんで遊び回ります。....と言いたいところですが、流石に座っただけでお尻が濡れてしまいましたから、記念写真のポーズだけにしておきました。
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ライチョウ平から少し登ったところに、黄色い花畑が広がってました。中に白い花がアクセントをつけるように咲いていました。黄色い花はミヤマキンポウゲでしょうか?白い花はシシウドかは?と思うのですが、自信を持って識別することが出来ません。
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さて、いよいよ火打山へ続く最後の尾根道にかかってきました。振り返ると、今まで登ってきた稜線が眼下に見通せます。あの稜線の直ぐ脇にある雪渓はライチョウ平の次に広がっていた雪渓であると思います。
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ここまでダラダラと登る木道と階段の連続で、見た目以上に体力を奪われてきたと思います。特に、頂上直下の急登は堪えました。火打山(標高2,462m)の山頂で記念撮影のシャッターを押して貰いましたが、黄緑のシャツを着て標識の脇にへたり込んで座っているのがコーヒー党です。
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記念写真を撮影してしばらく休んでいると、チョウの仲間が飛来して、石ころがゴロゴロしている地面に舞い降りました。撮影して見るとヒオドシチョウでした。
今回は登山途中の風景などを中心に紹介してきましたが、次回からは観察することが出来た高山植物を紹介していきたいと思います。
by coffeeto1 | 2014-07-30 06:00 | 風景
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