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チョウとガの仲間@桐生

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赤城山の麓へ足を運んだのは、6月14日(土)のことでした。野鳥観察についての収穫はあまりありませんでしたが、山野草のほかチョウの仲間をいくつか観察することが出来ました。これは、翅開長が10cmを超えるくらい大きいガの仲間です。私の掌より大きいですから、見つけた時にはその大きさに圧倒されてしまいました。翅の色が淡い青緑色をしているこのガは、ヤママユガ科のオオミズアオになると思います。
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家に帰ってから図鑑で確認すると、同じヤママユガ科にはオナガミズアオという種類もいることが分かりました。どちらか識別をすることが難しかったのですが、触覚の形と色が黄色味を帯びていること、前翅の角に丸みがあることなどから、オオミズアオであろうと判定しました。
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登山道の途中で見つけたこのチョウは、前翅と後翅の中央付近にオレンジ色の斑紋があります。暗褐色の翅の色合いから、テングチョウであることが直ぐ分りました。
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鼻先が長く突出しているところからこの名前が付けられたものと思います。前翅の前半分が長く、後ろ半分が短いところがテングチョウの翅の特徴です。春先にだけ見られるタテハチョウの仲間です。図鑑によっては、テングチョウ科に分類するものもあります。
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これも、登山道の途中で観察したチョウですが、翅の裏側の模様からタテハチョウ科のキマダラヒカゲであると思われました。この仲間のヒメキマダラヒカゲやキマダラモドキなどとは明らかに翅の模様が異なります。
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同じ仲間のサトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲは外見はとてもよく似ています。後翅基部にある小さな点3個がサトキマダラヒカゲはずれずに並びますが、ヤマキマダラヒカゲは大きくずれます。また、観察した場所が標高1000mを越えた場所ですから、これはヤマキマダラヒカゲで間違いないと思われます。
by coffeeto1 | 2014-06-23 06:00 | 昆虫
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