繫殖を予感させるツミ@四街道

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朝から足を運んで、ツミ♂の写真をたくさん撮らせて貰いました。だからこのツミ♂君には感謝しなければならないのですが、どうしたことかツミ♀は一度も姿を見せてくれません。♀の写真も撮りたいと思っていたのですが、昼前まで粘ってみたのに、その姿を確認することが出来ません。
この近くで、フクロウが繁殖しているという話も聞かせていただきましたからそちらが気になって、一旦この場所を離れ、夕方にまた戻って見ることにしました。
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さて、移動した先の教えてもらった場所では、何とかフクロウの写真を撮影することが出来ました。これはこれで収穫があったのですが、やはりツミ♀の写真が撮りたくて、フクロウは早々に切り上げて戻ってきました。時間は既に夕方に近くなっていましたが、私の思いが通じたのか戻って間も無く、念願のツミ♀に巡り合うことが出来ました。
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ツミは、タカ科のハイタカ属に分類される猛禽ですが、♂はどちらかといえばアカハラダカとよく似た羽衣をしています。でも、この♀の方はオオタカやハイタカとよく似た羽衣をしていますから、外形だけを見れば♂よりも精悍さが感じられます。
でも、この場所でツミの♂と♀の両方の個体を確認できたことで、間もなく繁殖が始まるであろうという予感を感じさせられました。
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ツミとアカハラダカの一番の違いは、飛翔した時にアカハラダカは翼下面の先端に黒色の羽が三角形に見えますが、ツミは先端までタカ斑模様があるところです。でも、このように留まっている時に一番目立つ識別ポイントは、ツミには黄色いアイリングがありますが、アカハラダカには認められないところでしょうか。
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こうして見ると、アカハラダカととてもよく似ていますね。単独でいるところを見つけた場合、慎重に識別しなければ誤認する恐れがあります。
それともう一つよく似た羽衣をしているのはジュウイチです。今から15年くらい前になりますが、バードウォッチングを始めて間がない頃、仙台市郊外の泉ヶ岳のキャンプ場付近でジュウイチを見つけました。じっくり観察できましたから、その場で図鑑と見比べて絶対アカハラダカであると思ったのですが、聞いてみたらそれがジュウイチだったのです。ツミとジュウイチとアカハラダカはとてもよく似た羽衣をしています。一度図鑑で見比べてみてください。
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枝先で、肩翼と尾羽を広げてくれたところですが、連射した何枚かのワンシーンです。前回もこれと一連のシーンを紹介させていただきましたが、この写真では、翼の裏側のタカ斑模様がよく分かりますね。尾羽の暗褐色の横斑がよく目立ちますが、この羽の一枚を貰ったのは、前回紹介したとおりです。
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樹上にばかり留まっていたツミ♂が、どうしたことか地面に舞い降りました。それも翼を広げて地面に臥せっています。こんな姿勢のまま10分近く動きを止めてしまいました。どうしたことでしょうか? その理由はよく分かりませんが、10年くらい前に富津岬へ探鳥に行った時、イソヒヨドリが熱い砂浜でこれと同じように翼を広げ、長時間浜辺に臥せっていたシーンを思い出しました。
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by coffeeto1 | 2014-06-01 06:00 | 野鳥
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