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渓谷にいたコマドリ@小海

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この渓谷沿いでは、日影にはまだ雪が残っていて、木々の若葉がやっと芽生え始めたばかりです。遅い春が重い腰を浮かせ始めたというような状況でした。ゴールデンウィーク中とはいえ、まだ少し冷え込みがありますから、フリースの上にウィンドブレーカーを着て、手袋もしていなければ手が冷たくなってしまいます。標高1,500mを超える山間に位置しているので、防寒対策にも気を付けながら撮影に臨みました。
渓流に沿って、とても大きなコマドリの声が響き渡ってきました。1羽だけではありません。渡って来て間もないコマドリたちが、ここでは数羽の群れで活動していました。倒木の上に留まってくれたこの個体は、顔面から喉にかけて鮮やかなオレンジ色で、胸に黒帯が認められますからコマドリの♂になると思われます。
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こちらでは、苔むした倒木の上に姿を見せてくれました。背面はやや淡い茶褐色で顔面から喉にかけてのオレンジ色も少しくすんだ感じです。でも、クリクリした黒い瞳が可愛いですね。これはおそらくコマドリの♀の個体になると思われます。
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春たけなわとはいえ、ここはまだ冬の寒気が抜けきらない、冷え込みが残る渓谷沿いでした。でも、ここのコマドリたちはとても活発に動き回っていました。元気な♂が、立木の枝に留まってくれました。直ぐに移動してしまいますから、慌ててシャッターを切ります。上手くオートフォーカスがきいて、ピントが合ってくれました。
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笹薮の中を動き回っていた個体が、少し開けた場所に飛び出しました。色鮮やかですから、これも♂の個体になると思われます。コマドリは全長14cmのツグミ科の小鳥で、夏になると繁殖のために我が国へ渡ってくる夏鳥です。
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倒木の先端に留まって、とても大きな声で囀りを始めてくれました。胸を張って尾羽を立てて、独特のポーズで長い囀りを繰り返します。これから縄張り形成をしていくものと思われます。暫くはこの元気な囀りの声が楽しめそうですね。ヒンカラカラカラ、ヒンカラカラカラ....名前の由来になっている馬(駒)のいななきに似た囀りの声でした。
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コマドリは通常、藪の中に潜り込んで昆虫やミミズ類などを採食する地上採食性の野鳥です。したがって、樹上に姿を見せることはめったにありませんが、縄張り形成をする今の時期は、このように倒木などの上に留まって囀り、縄張り宣言を繰り返してくれますから、写真を撮影するには絶好のチャンスになります。
by coffeeto1 | 2014-05-26 06:00 | 野鳥
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