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渓谷沿いのオオルリ@矢板

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今回撮影に使用した望遠レンズは、以前から使用していたOlympusの300mmF2.8ですが、ボディーはマイクロフォーサーズ機のE-M1です。レンズはフォーサーズ仕様ですから、MMF-3というアダプターを介して接続しています。E-M1は、ミラーレス一眼ですから大変軽量化されて嬉しい限りですが、従来のフォーサーズレンズをこれまでのマイクロフォーサーズ機で使用すると、オートフォーカスが大変遅くなって使い勝手が悪かったのです。でも、このE-M1は従来のコントラストAFに加えて、像面位相差AFというデュアルAFシステムを採用して、その欠点を克服してくれました。お陰でフットワークが軽くなって、フィールドを歩くのが楽になりました。この日は、渓谷沿いを移動していましたから、三脚では足場が悪いので、一脚を使用して撮影しましたから、余計に軽量化の恩恵にあずかることが出来ました。
フットワークも軽く、渓流沿いでオオルリの囀りの声を追い求めた結果、たくさんの写真を撮影することが出来ました。
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前景に樹の葉が被った写真になってしまいましたが、オオルリが渓谷の中で気持ちの良い囀りの声を響かせていました。ちょっとくらい被った写真になっても、この囀りの声に免じてもらうことにしましょう。
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真上に見上げるような枝先に留まってくれましたから、完全に空抜けの写真になってしまいました。でも、スッキリした姿を捉えることが出来ました。全長16cmということですが、こうして見るともう少し大きような気がします。ヒタキの仲間は、こうして体を立てて留まるのが特徴です。
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こちらは後姿ですが、上手くピントが合ってくれました。黄緑色の葉が展開し始めた枝先ですが、もう少し緑が濃くなって、その中に留まるオオルリの姿を撮影できれば、色合いも一段と引き立ってくれるものと思います。
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風切羽の先端は黒褐色ですが、背面から腰の部分にかけては一様に瑠璃色ですね。空抜けの写真ばかりですから、オオルリの羽の色を出すのがとても難しいです。何枚撮っても上手く再現できませんでした。
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この写真は本当に偶然なのですが、夕方薄暗くなり始めたころ、もう帰ろうと駐車場方向へ歩いていた時、眼下の枝先に飛来してくれたオオルリです。ダメもとでシャッターを押したのですが、どうしたことかこんな風に綺麗な色合いの写真に撮れていました。意図的ではなく、偶然に再現することが出来たオオルリ本来の姿です。
by coffeeto1 | 2014-05-08 06:00 | 野鳥
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