箱根湿生花園にて~その1

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この3月で定年退職した職場には、勤続の記念にホテル宿泊をプレゼントしてくれる制度がありました。これを利用して、箱根のホテルに一泊しながら、夫婦で旅行に出掛けてきました。今回は、チョコちゃん(愛犬)を連れて行けませんから、久し振りに二人だけの旅行になりました。
出掛けてきたのは4月12日〜13日のことですが、泊まったホテルの直ぐ近くにある岡田美術館で、葛飾北斎の雪月花三部作という浮世絵の大作のひとつ「深川の雪」が公開展示されていました。初めから予定していた訳ではありませんが、たまたま泊まったホテルに隣接していたので、これを見ることも今回の楽しみの一つでした。
行きは東名高速の渋滞に巻き込まれ、最初の目的地である、箱根湿生花園に着いたのは、お昼過ぎになってしまいました。花より団子ではありませんが、先ずは入園前に駐車場脇のお蕎麦屋さんで腹ごしらえをすることにしました。さてこれからゆっくり観察しようと入った園内では、カタクリが満開でしたが、既に最盛期は過ぎているような状況でした。
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今回、撮影に使用した機材は、オリンパスのミラーレス一眼であるマイクロフォーサーズのE-M1 + 12-40mmF2.8 を手持ちで、同じくE-M5 + 75-300mmF4.8-6.7 を三脚に載せて、背景を上手くボカして撮影しようと思い、状況に応じてそれぞれ使い分けてみることにしました。
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園内には、とてもたくさんのカタクリが咲いていましたが、既に枯れ始めているものもあり、撮影対象を見つけることが大変でした。枯れた花を写し込まないように、アングルを変えたり近づいてアップにしたりと、ベストポジションを探すのに苦労しました。しかし、それより一番困ったのは、土日祝日は園内で三脚の使用禁止という指示標識でした。
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今回使用した E-M1 + 12-40mmF2.8ですが、カメラはオリンパスのフラッグシップ機で、レンズはマイクロフォーサーズレンズの中でもPro仕様が謳われているものです。評価も高いので期待を持って購入しましたが、期待にそぐわぬ性能を発揮してくれました。撮影してモニターを確認したところ、今まで経験したことの無いほどの素晴らしいボケの美しさがありました。思わず鳥肌が立つほど感激させられました。これは素晴らしいカメラとレンズの組み合わせです。今までメインに使っていたフォーサーズ機のE-5とSWDレンズの組み合わせにとって代われる、十分な描写性能を持っていると思います。
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この写真には、手前にヤブレガサも一緒に写り込んでいますが、カタクリが群生していた場所の周辺には、ニリンソウやキクザキイチゲをはじめ、ミスミソウやトキワイカリソウやなども咲いていて、我を忘れて撮影に夢中になってしまう環境そのものでした。
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この写真は マイクロフォーサーズ機のE-M5 に75-300mmF4.8-6.7 をつけて撮影しています。E-M5は5軸手振れ補正が付いているものの、このレンズをつけて手持ちで撮影するとブレが目立って厳しいです。園内には三脚使用禁止の標識が出ていましたから、 仕方なく三脚を畳んで一脚だけを伸ばして撮影してきました。
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カタクリの花には雄しべが6個ありますが、そのうち3個は短く、3個は長いのが特徴です。花弁基部にはW字形の濃紫色の斑紋がありますが、花によってその形状は異なるようです。
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カタクリの花は、木々の若葉が芽生え始める前の落葉広葉樹林に咲きますが、他の植物が繁茂してくる頃には、花も葉も地上から姿を消してしまいます。そんな植物をスプリング・エフェメラルと呼んでいるのですが、このカタクリがその代表的な存在です。
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by coffeeto1 | 2014-04-17 06:00 | 植物 | Comments(0)
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