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渓流で観察したクロツグミ@矢板

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お天気に恵まれたゴールデンウイーク前半の土・日を利用して、車中泊をしながら栃木県下の山間部にある渓谷で、野鳥観察を楽しんで来ました。4月下旬とはいえ、昼間は汗ばむ程の陽気でしたが、さすがに山間部では夜間の冷え込みが強まり、夜半に寒くなって目が覚めてしまいました。今回は、夏用の寝袋だけで大丈夫だろうと思い、子供達が小さかった頃にファミリーキャンプ用に買ったものを使用したのですが、寒くて目が覚めてしまいました。夜中に起き出して、予備に持って行った寝袋を重ねて二重にして寝ることにしましたが、これで朝まで気持ち良くグッスリと寝ることが出来ました....少し寝過ごしてしまいましたが....滞在した2日間に出会った野鳥のうち、特に印象に残ったのは、黄色いくちばしとアイリングがよく目立つこのクロツグミでした。
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これは上面が黒色で腹部は白く、脇腹に黒色の斑が認められますから♂の個体になります。この渓谷では♂と♀の両方が行動を共にしている様子が観察出来ましたから、ここで巣作りをして、これから繁殖活動に入るものと思います。
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こちらは、♂の個体に比べると背面の褐色味が強く、また胸の黒色斑の間に褐色の羽毛が認められますから、♀の個体になると思います。くちばしとアイリングが黄色いのは、♂と同じですね。
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対岸の岩の上に留まりました。私が観察している間、♂の個体より♀のこの個体の方が、より多くその姿を見せてくれたように思います。でも、巣作りが終わり、抱卵するようになると、♀の姿を見る機会は、めっきり減ってしまうと思います。
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クロツグミの♂ですが、後ろから見ると背面は一様な黒色で、特にこれといった特徴はありません。でも、前から見ると、黄色いくちばしとアイリングがよく目立ち、脇腹の黒色のまだら斑とも相俟って、見つけるとワクワクさせてくれるとても魅力的な野鳥です。
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対岸の枝に留まったクロツグミの♀ですが、顔をこちらに向けたまま、暫く動きを止めてしまいました。どうしたんでしょうか?こちらの様子を窺っているのか、興味を持って見てくれているのか、その真意は分りませんが、お陰で正面顏をジックリと撮影することが出来ました。
# by coffeeto1 | 2014-05-03 06:00 | 野鳥

オオルリもやって来た@矢板

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ゴールデンウィークの走りの土日に、渡ってきたばかりの夏鳥を観察しようと、栃木県下へ出掛けてきました。4月26日(土)~27日(日)にかけてのことです。都内から日帰りも可能な場所ではありますが、せっかく出掛けてくるのであれば、じっくり時間を掛けて観察してきたいところです。だから今回も車中泊をすることにして、一泊二日の計画を立て、土曜日の早朝午前5時30分頃に自宅を出発しました。金曜日の夜に出発することも考えていましたが、このところ仕事が立て込んでいて事前の準備ができず、早朝出発に変更しました。途中のコンビニで1泊2日分の食料を買い込んで、現地に到着したのが午前8時頃でした。結果的にこれが良かったのですが、現地で偶然お会いしたかずとりさんは、都内の出発が遅れたことで、東北自動車道で発生した事故渋滞に巻き込まれ、現地到着が昼近くになってしまったとのことでした。渓谷沿いでオオルリの写真を撮っていたら、対岸を歩いてきたかずとりさんを見つけて、思わず手を振ってしまいました(^-^)/
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夏鳥たちは、まだ渡ってきたばかりですから、そんなに個体数は多くありません。この渓谷沿いで観察できたオオルリは、おそらく数個体であったと思います。ところどころでさえずりの声を響かせてくれましたがら、その姿を観察することが出来ました。
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手前の木の枝がちょっとうるさいですが、オオルリが美しい背面の姿を見せて留まってくれました。でも、晴れた天候で空抜けの写真になってしまいましたから、残念ながらその羽の美しさが上手く再現できません。それがとても残念です。
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夏鳥として東南アジアから渡ってくるオオルリは、この辺りを繁殖地として子孫繁栄を図っています。まだ渡って来たばかりですから繁殖活動に必要な、縄張り(テリトリー)が出来上がっていないようです。
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木の枝に留まって、さえずりの声を聞かせてくれました。オオルリは日本三鳴鳥の一つに数えられていますが、さえずりの最後に”ジジッ”という二声を聞かせてくれますから、さえずりだけで他の鳥と聞き分ける時のポイントになります。
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頭部と背面は、美しい瑠璃色をしていますが、顔面と喉は黒色で、胸から腹部にかけては白色という、すっきりした羽衣をしています。美しいさえずりの声とともに、わが国で繁殖する夏鳥の代表格となっています。
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ゴールデンウイーク初日ですから、まだ木々の葉が出揃っていません。でも、そのお陰で見通しが効きますから、野鳥が見つけやすくなっています。もちろん、写真も撮り易い状況ですね。このタイミングが、夏鳥を撮影するには、一番向いていると思います。
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これも背面から撮影出来たものですが、パッと見には、初列風切羽に白斑があるように見えてしまいます。でも、この白斑は尾羽の基部にある白斑が初列風切の脇から覗いているものです。
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割合近くに留まってくれましたから、思ってもない撮影のチャンスになりましたが、何分にも逆光で空抜けの厳しい背景になってしまいました。またしても、色合いが鮮明に再現できず、悔しい思いをしました。野鳥写真の撮影は、本当に難しいですね。f^_^;)
# by coffeeto1 | 2014-05-01 06:00 | 野鳥

公園にいた野鳥たち@さいたま

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今年もゴールデンウイークが始まりました。野山に出掛けると、自然の中で動植物の営みが活発になって、見ているだけでも楽しくなります。とても気持ちの良い季節ですから、ここに連休があるというのは、大変有難いものだと思います。しかし、職場の休みはカレンダーどおりですから、思い通りの遠出が出来ないし、出掛けても高速道路に大渋滞が発生するのが常ですから、手放しで喜んでいる訳にもいきません。それでも野山に出れば、何かしらの出会いが生まれますから、出掛けない訳にはいかない、そんな飛び石連休です。
連休が始まる前週の4月20日に、この公園にキビタキが入ったという情報を頂いて、出掛けてきました。その様子は、前回の“キビタキがやって来た”で紹介しています。その他にはあまり成果が上がらなかったのですが、今回はそこで撮影することが出来た、他の野鳥をまとめて紹介したいと思います。先ずはコサメビタキです。
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キビタキばかりが目立っていたので、他の野鳥はあまり真剣に探してはいなかったのですが、たまたま梢に飛来した野鳥にカメラを向けたら、コサメビタキが写っていたという状況です。上の写真の方が分りやすいと思いますが、目先が白っぽいのとアイリングが認められる所から判定しました。
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木の枝に、少し大きめな野鳥が飛来して留まってくれました。大きさからしてツグミの仲間であろうことは予想出来ましたが、カメラを向けてみたところ、間違いなくシロハラでした。もう夏鳥たちが飛来していますから、冬鳥と夏鳥が混在しているようです。
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ここで樹肌に取り付いていたのは、コゲラでした。そう言えば、先ほどギギーッと鳴く声が聞こえていました。これは渡り鳥ではなくて、一年を通して観察できる留鳥ですから珍しくはないのですが、そんなにたくさんの野鳥が見られた訳ではないのですが、一緒に紹介しています。
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前景に若葉が被ってしまいましたが、ツグミも残っていました。まだ数個体はとどまっているようですが、ゴールデンウイーク頃まで残っていると、綺麗な声でさえずった後で渡去する個体がいるそうです。そんな声を、一度は聞いてみたいものですね。
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若葉が次第に伸び始めていて、森の中は日一日、緑に染まろうとしています。でも、こんもりと葉が茂ってしまうと、野鳥が観察しづらくなってしまいます。このくらいの季節が見易いし、写真写りも良いですね。でも、実際に撮影した写真は思うような画にならないのが、玉に瑕ですが....
冬の間、藪の中や地面で採餌しながら、過ごしていたアオジですが、樹上に上がってくるようになりました。

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アオジは漂鳥ですから、海を渡って繁殖地へ向かうわけではありません。これから爽やかな高原へ移動して、樹冠から朗々たるさえずりを聞かせてくれるはずです。ウグイスと同じ漂鳥ですから、これから山へ行って、彼らの声を聞くのが、とても待ち遠しく感じています。
# by coffeeto1 | 2014-04-29 06:00 | 野鳥

キビタキがやって来た@さいたま

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この4月から勤め始めた新しい職場には、大変嬉しいことに無料のコーヒーサーバーが置かれています。エスプレッソ、マイルドエスプレッソ、カフェラテ、カプチーノの4種類のコーヒーがありますから、毎日何杯も飲んでいます。もちろん、使用するカップは、野鳥の会のバードショップで購入した、カモのレリーフがついたアルミ製のマグカップです。4種類を飲み比べて、今一番気に入っているのがカフェラテです。泡立てたクリームが入って、少し甘みがありますから、これがとっても美味しいんです。今のところ、これを飲むのが楽しみで通勤しているようなものです。
ところで、登友会のメンバーと武甲山に登った翌日の、4月20日に情報を頂いてキビタキを見に行ってきました。
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前日の山登りの疲れが残って、遅めのスタートになってしまいましたが、現地に到着すると、前日一緒に山登りしたかずとりさんが、既にキビタキを見つけて待ち構えていてくれたのです。有難うございます。お陰様で、楽々と撮影することができました。
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この前日には、オオルリも出ていて撮影出来たそうですが、この日は何処かへお出掛けしていたのでしょうか、お留守のようで観察出来ませんでしたが、その代わりこのキビタキはとてもサービス精神旺盛で、よく出てくれました。
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樹間を飛び回っていたので、見上げる形で撮影していますから、空抜けの写真になってしまいました。喉の部分は黄色というよりオレンジ色で、成長夏羽の綺麗な色が出ています。
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ここはキビタキの繁殖地ではありません。繁殖地へ向かう中継場所ですから、春先の今の時期だけ観察できる通過個体になります。
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かろうじて、背面の見える写真が撮影出来ました。背面は黒色ですが、大雨覆と中雨覆の基部は白色ですから、それが紋付鳥の白斑のように見えます。
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キビタキは、東南アジアの各地で越冬し、繁殖のために我が国へ渡ってくる夏鳥です。全長14cmのスズメ目の小鳥です。以前はヒタキ科に分類されましたが、今はツグミ科に分類されるようになりました。
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喉元のオレンジ色が綺麗ですね。キビタキの他に、この日観察出来た夏鳥は、コサメビタキだけでしたが、冬鳥のツグミやシロハラなども観察出来て、この時期は夏鳥と冬鳥が入り混じって観察出来ますから、面白いですね。
# by coffeeto1 | 2014-04-27 06:00 | 野鳥

登友会~4月の月例登山@武甲山

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4月19日に登友会の月例登山に参加してきました。今月は秩父の盟主武甲山(標高1,304m)に登ることになりましたが、メンバーの予定が合わず、今回の参加者は5名だけという、少し寂しい状況になってしまいました。でも、集合した時にはみんなニコニコ顏で、これからの山行を楽しんでこようと意欲満々でした。
今回の登山ルートは、案内板に現在地の表示がある、生川の一の鳥居にある駐車場から妻坂峠を目指し、大持山、子持山を経由して武甲山に登り、一の鳥居のある駐車場へ戻る周回コースとなります。
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これが、生川の一の鳥居です。事前情報では、奥に見える駐車場の収容台数が少ないということでしたから、手前の“道の駅ちちぶ”に集合し、1台に乗り合わせてここへ到着しました。でも、30台くらいは駐められますから、朝の段階では随分余裕がありました。
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さあ、いよいよ妻坂峠を目指して出発です。空気は少し冷んやりしていますが、みんな足取りも軽く、登山道に取り付きました。ルンルン気分で気持ちが昂ぶっているようです。
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周回ルートを歩いて感じたのは、一の鳥居から直接武甲山を目指す登山道には、山野草がほとんど有りません。妻坂峠を目指す登山道には、一人で登ったら峠まで半日くらい掛かりそうなくらい、たくさんの山野草が咲いていました。下山途中では疲れて観察する意欲も薄れてしまいますから、こちらからの周回ルートが大正解でした。
これは、登山道に取り付いてすぐの所で見つけた、ハシリドコロです。葉裏に紫色の花がたくさん咲いていました。
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これは、ピントが甘くなってしまった写真ですが、トウゴクサバノオであると思います。天気が少し悪くて、ヒンヤリした陽気でしたから、花はまだ開き切ることが出来ません。
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黄色い花が密集して咲いていました。これはネコノメソウの仲間のコガネネコノメになると思います。今まで、春先にはコガネネコノメソウの群生地を観察することが何回かありましたが、これだけ密集している状況は初めて見ました。
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登山道脇のところどころで、カタクリの花をたくさん観察しました。しかし、この日の朝方の天候は曇っていてヒンヤリした陽気でしたから、ほとんどの花は開いてはいませんでした。たまたま見つけたこの花は、花弁を反り返らせて、気持ちよく咲いていてくれました。
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妻坂峠から大持山へ向かう途中の尾根道で、木々の切れ間から見えた秩父の山並みです。あいにくの曇り空で、遠望が利きませんが、比較的近くの山並みが確認できました。
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この日の周回コースで、最初のピークである大持山(標高1,294.1m)に到着しました。相変わらず曇り空の、あまり良くない天気でした。先頭を歩くかずとりさんとリーダーのIさんの足取りが早く、着いて行くのが大変でしたが、後から聞いてみると、本格的な夏山シーズンを控え、メンバーの訓練のためにわざと歩調を速めたとのことでした。
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大持山の標識の前で小休止です。右端がかずとりさん、左端がIリーダーで、中央の二人がSさんご夫妻です。朝食を兼ねて、ここで早くもお湯を沸かしてコーヒーを入れて、軽食を取ります。
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大持山から小持山に至る途中で、武甲山(標高1,304m)の勇姿を望むことが出来ました。でも、とても遠くにあるように見えますから、これからの道のりが思いやられます。
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ここが小持山(標高1,269m)の山頂になります。今回の周遊コースのほぼ中間点辺りになると思います。山頂は狭くて、ゆっくり休めるような状況ではありません。
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小持山の山頂で、コガラが数羽で飛翔していました。何とか撮影したいと思いましたが、今回撮影に使用したOLYMPUS STYLUS SP-100EEは、50倍の光学ズームが搭載されていて、35mm版換算で1,200mmという、超望遠画像が撮影出来ますが、搭載されているイーグルズアイという照準器のお陰で、難なくファインダーの中に捉えることが出来ました。
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山頂は狭い場所でしたが、お昼の支度をしている人もいました。我々は、ここで小休止ですが、ピンクのツツジの花が咲いていました。ミツバツツジであろうと思います。
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小持山の山頂を出発して、武甲山の山頂を目指します。しかし、シラジクボという鞍部まで尾根道を180mほど下り、そこからまた220m余り登り返さなければなりません。途中には、こんな樹がありました。根元の太さに比べ、中ほどから急に細くなり、まるで徳利のような形をしています。何故こんな形になったのか、色々な意見が飛び交いました。
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これから花が咲きそうですが、枝に鋭いトゲが生えていて、触るととても痛いものでした。遠目にはツツジの仲間かと思ったのですが、ツツジにはこんなトゲが有りませんから違いますね。調べてみると、メギやクコには棘があるようですから、どちらかであるかと思いますが、識別に自信がありません。
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ここがシラジクボ(標高1,088m)です。小持山から急な山道をずっと下ってきましたが、鞍部ですからここから武甲山に向けて220m余り登らなければなりません。思っていた以上に、かなりキツイ急登になりました。
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武甲山の急登を登っていくと、林間にバイケイソウの群落が有りました。今はまだ葉を開き始めた状況ですが、かなりの株数が認められましたから、花のシーズンには見ごたえのある風景が広がるはずですね。
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山頂に到着です。この下に御嶽神社がありましたが、とても立派な社殿でした。信仰の山として栄えていたものと思います。我々は、山頂の標識を囲んで、お決まりの記念撮影をしました。
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山頂から下山を始めると直ぐに、この花が2株だけ目につきました。まだ、花は開いていませんがアズマイチゲであると思います。山頂から一の鳥居の駐車場に至る登山道の途中では、他には全く確認できない、杉林が続く単調な風景でした。
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下山途中に、スギの大木が何本かありました。これは、下って来て最初にあったスギの大木ですが、周囲のスギの木と比較しても太さが格段に違いますが、すぐ近くにいるメンバーと比較しても、その太さがよく分かると思います。
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これは、ナガバノスミレサイシンであると思います。今回の登山を通じて一番多く目についたのはこの花でした。普通はタチツボスミレがたくさん目につくのですが、ここでは他のスミレの中でも、このスミレサイシンが一番多かったのが印象に残っています。
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キブシもありました。芸妓さんのかんざしを連想させるような形をしています。3~4月頃の春先の山に見られる、風物詩であると思います。
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今年の2月には、関東甲信に大雪が降りました。その影響がまだ残っているものと思います。武甲山の谷筋にもたくさんの雪がまだ残っていました。これは不動滝ですが、この辺りにはまだたくさんの雪が残っていて、足下が滑らないように注意しながら歩いてきました。
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コガネネコノメソウです。黄色い花弁の形に注目すると、四角形の箱型に花を咲かせるのが特徴になると思います。山地の陰湿地に生える多年草ということです。
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だいぶ下ってきましたが、駐車場直前のこの場所にも雪がたくさん残っていました。山肌の日影部分になっていると思いますが、先月登った湯の丸山の雪原を思い起こしながら、慎重に足を運びました。
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駐車場まで戻ってきました。すぐ脇に咲いていたスミレの仲間ですが、はてさて何というスミレでしょうか?葉の形が長いところからナガバノタチツボスミレかとも思いましたが、コスミレの可能性もあると思います。無事に戻ってこられましたから、どっかと座りこんで撮影しました。
# by coffeeto1 | 2014-04-24 06:00 | 風景