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チョコちゃんの夏休み~その2

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チョコちゃんの夏休み第2日目は、丸沼高原のロープウェーに乗って、標高2,000mにある白根山の散策路(史跡散策コース)を歩いてくることにしました。コーヒー父さんとしては、白根山(標高2,578m)に登って来たいところだったのですが、コーヒー母さんとチョコちゃんの体力を考えて、散策コースを歩えてくることにしました。ロープウェーはワンコも乗車賃を支払うことになっています。大人2人の往復券とチョコちゃんの乗車券を買って、さぁ!出発です。
天気は良いし、涼しいし、ロープウェーにはもう何度も乗っているチョコちゃんは、快適な夏休みにご満悦の様相です。
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丸沼高原の山麓駅が次第に低くなっていきます。さて、今日のチョコちゃんのお散歩は、どうなることでしょうか。ロープウェーはどんどん登っていきます。
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奥日光の山並みとともに、丸沼が見えてきました。だいぶ上がってきましたから、眺めがよくなってきました。直射日光は暑さも感じますが、空気は爽やかですから、清涼感で一杯です。
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山頂駅を降りると、爽やかな別世界が広がっていました。ロックガーデンにはコマクサをはじめとして高山植物がたくさん咲いていましたが、その様子はまた別の機会に紹介することにして、奥へ足を進めるとすぐにこの二荒山神社がありました。お参りをして、散策路へと足を進めます。
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とても涼しくて気持ちが良いからチョコちゃんもご機嫌です。元気に山道を進みます。コーヒー父さんも、母さんも遅いから早くおいでと、坂道の上で待っています。
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遊歩道へ足を進めると、ここにはカニコウモリの大群落がありました。山の斜面が一面全部埋め尽くされている所もあります。その多さに圧倒されました。
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この黄色い花は、所々で群生しているのを観察することができました。撮影した時は、キオンだと思ってカメラを向けていましたが、写真を整理しながら図鑑で確認すると、葉が1枚の単葉でなく、3枚に裂けているところから、ハンゴンソウになるようです。
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この日歩いてきた史跡散策コースは、大日如来や六地蔵などを巡るコースですが、ここもその一つの血の池地獄です。小さな池でしたが赤く紅葉したナナカマドの葉が1枚浮いていました。印象的な風景でした。
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今回の散策路の中では、一番山頂に近い所に位置する七色平の避難小屋です。かなり古い建物のようです。小屋の周辺では、イチヤクソウやシラネニンジン、ハクサンフウロなどがたくさん観察できました。
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これが七色平の木道ですが、そんなに長い距離はありませんでした。でも、ここでたくさんの高山植物の写真が撮れましたから、通過するのに時間がかかり、チョコちゃんとコーヒー母さんは待つのに痺れを切らしてしまったようです。
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七色平を抜けて、間もなくの所にあったハンゴンソウの花畑です。一面黄色の花畑のじゅうたんを敷き詰めたように咲き乱れていました。
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オッと、行く先の登山道に野鳥が下りています。ここで写真を撮るから、母さん、チョコちゃんちょっと待ってて。その向こうにいたのは、♂のルリビタキでした。75-300mmズームレンズを一杯に伸ばして撮影しました。
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何枚か撮影したところで、このルリビタキが飛び上がりました。偶然ですが、こんな写真が撮影できました。
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良い子で待っていてくれたチョコちゃんです。今回はとても涼しくてご機嫌が良かったと思います。いつものように走り回ることもなく、よく言うことを聞いてくれました。
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これは、」史跡散策コースに続く散策路です。気持ちの良い林間コースで、とても歩きやすく、コーヒー母さんもチョコちゃんも、楽しいひと時を満喫することが出来ました。
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見てください、こんな面白い形をしたキノコが生えていました。まるでラッパのような形をしていたキノコです。名前も分かりませんが、こんなキノコもあるんですね。
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これが史跡散策コースの中のひとつの六地蔵ですが、あの屋根の下に6体のお地蔵さんが並んでいました。コーヒー母さんは、一つづつおまいりをしていました。
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ロープウェーの山頂駅付近に戻ってきました。ここのテレラスで一休みして、お昼休憩を取ることにします。すると、大きな蛾の仲間が飛来してきました。下翅が綺麗なオレンジ色をしているヒトリガです。たまたま私の手に泊まりましたから、片手でカメラを操作して撮影しました。
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テラスでお昼を食べていた時、こんなお客様もやって来ました。ゴマダラカミキリです。テーブルの上を闊歩していました。
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この日は、お天気にも恵まれ一日とても快適に過ごすことが出来ましたが、午後からガスが出てきて、空模様が怪しくなってきてしまいました。天空の足湯で疲れを癒し、今日のお楽しみの締め括りにすることとしました。どうですか、チョコちゃんも極めて満足そうですね。
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ロープウェーで下り始めましたが、上から見た風景です。チョコちゃんの夏休み2日目はとても収穫がある、楽しい一日となりました。たっぷり歩いてきましたから、今夜は心地よい眠りに付けそうです。
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by coffeeto1 | 2015-08-31 06:00 | 風景 | Comments(0)

チョコちゃんの夏休み~その1

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コーヒー父さんと母さんは、今年もチョコちゃんを連れて夏休みを楽しんできました。この夏の暑さは異常なくらいでしたから、コーヒー母さんからは涼しいところにしばらく滞在したいという注文が付きました。そうは言っても、長くは休みが取れませんし、滞在費用もバカになりません....。ということで、場所は色々検討しましたが、標高2,000mを超える高原でなければ涼気は味わえませんから、今回は日光白根山の登山口にあたる丸沼高原に決めました。ワンコも乗れるロープウェーで登れば、涼しい環境で高原散策が楽しめそうです。当初は3泊4日の予定を立てましたが、お宿の都合で2泊3日といたしました。
丸沼高原へのアクセスは、都内からは奥日光を経由して金精峠を超えるルートと、関越道を下って沼田から登っていくルートがあります。今回は、吹割の滝で散策を楽しもうと、沼田から登るルートを選びました。
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吹割渓谷は、片品川に沿って形作られている景勝です。関越高速道を沼田ICで下りて、国道120号線を日光方面に走り、吹割大橋を渡るとすぐに遊歩道の入り口があります。そこを下ると最初に目に入ってくるのは、この鱒飛の滝になります。
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鱒飛の滝から上流の吹割の滝に向けて、渓谷には遊歩道が作られています。日向は暑くて大変でしたが、こんな景観の渓谷美を鑑賞しながら、チョコちゃんも楽しそうに歩いてくれました。
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これが”東洋のナイヤガラ”と呼ばれる吹割の滝になります。この位置からはその全容を見ることができませんが、普通の滝と違って奇観ともいえる3面から流れ落ちる滝の眺めは、この後遊歩道の観瀑台から確認することができました。
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日向は暑いと感じる陽気でしたが、日陰に入ると吹く風が涼しく感じられます。滝の脇に咲いていたこの黄色い花はキクイモでしょうか? ほかに目立つ花はありませんから、この花がよく目につきました。
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吹割の滝からさらに上流には浮島があって、遊歩道を通ってそこに建てられている観音堂まで行くことができますが、この時は遊歩道が通行止めになっていましたから、いったん車道に戻って上流の浮島橋を渡ることになりました。これは、その時橋の上から撮影した吹割渓谷の眺めです。
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浮島観音堂に参拝して、対岸に渡るため今度は吹割橋を渡りましたが、これは橋の上から上流側を撮影した渓谷の眺めです。
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対岸の遊歩道は、ずっと森の中を歩きます。日差しが直接当たりませんから、涼しくてとても気持ちの良い道でした。途中に観瀑台があって、そこから吹割の滝の全容が見られました。なるほど、”東洋のナイヤガラ”と言われるゆえんが見て取れますね。
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遊歩道はとても涼しくて、歩いていても気持ちが良い道でした。お散歩中のチョコちゃんもご満悦の様子です。
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遊歩道の脇の茂みに、チョウの仲間を見つけました。直ぐに近寄って撮影してみたのですが、これはチョウではなくて、昼間でもよく行動しているガの仲間のキンモンガになるようです。
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吹割の滝周辺で遊んできたコーヒー党一家は、国道120号線を金精峠方向へ走り、午後から丸沼周辺でしばし遊んでいくことにしました。車から降りると、ここはとても涼しくて別世界です。エアコンのよく効いた部屋の中にいるような感じで、日陰に入ると上に1枚着たくなるような陽気でした。連日35度の猛暑日を記録し、猛暑日の新記録を立てていた都内から抜け出して、やって来た甲斐がありました。
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気分は爽快、さあ!これから遊歩道に入って、丸沼周辺を散策してきましょう。お宿のペンションに入るまで、まだたっぷり時間があります。コーヒー母さんがリードを持って、チョコちゃんの大好きなお散歩です。
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道端の草むらに黄色い花が咲いていました。これはキオンでしょうか。高山に咲く花の図鑑に掲載されているし、標高の高い場所ですから、この花も高山植物であると言ってよいでしょう。
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5枚の花弁を広げていた、黄色い小さな花が咲いていました。葉の形からこれはオトギリソウの仲間であろうと思います。今回は、チョコちゃんのお散歩にお付き合いですから、山野草の撮影は付け足しで、識別できるような写真は撮れていません。
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湖畔で憩うコーヒー母さんとチョコちゃんです。初めのうちは、水を怖がっていたのに、冷たくて気持ちが良いことが分かると、水の中ばかり歩くようになりました。
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自然に囲まれ、ほとんど人の手が入っていない丸沼の風景です。おまけにとても涼しくて、夏休みの避暑地としては、とても良い環境でした。
ここ数年、夏休みには標高の高い、涼しい場所を選んで遊びに来ていますが、ここが一番涼しくて気持ちが良い場所であると思いました....。いえいえ、私ばかりではなく、コーヒー母さんもそう言っていましたから、間違いはありません。(^^;;;
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by coffeeto1 | 2015-08-29 06:00 | 風景 | Comments(0)

炎暑の干潟のツバメチドリ@稲敷

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久し振りに海辺の野鳥を観察しようと、1泊2日で車中泊の予定を立てました。海辺で車中泊をするのは、昨シーズン以来のことですから、私自身もちょっと楽しみにしていました。渡り途中のシギチやアジサシの仲間、そしてうまくすればミズナギドリとかウミスズメなどもと、自分勝手に想像を膨らませていたわけですが、狸の皮算用で終わってしまいました。....おまけに容赦ない猛暑に見舞われて、これでは一晩寝られるどころではないと、この日の寝場所はクーラーの効いた自宅の寝室に変更することにしました。
以前からツバメチドリの情報を頂いていたので、様子見に立ち寄ってみましたが、ここも容赦ない炎天下で、直射日光を避けるため傘をさしていなければ、外に出ていられないような状況でした。でも、仕方ありません、せっかく足を運んできたわけですから、写真だけは撮っておかなくてはと、三脚を広げカメラをセットしました。
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雨でもないのに雨傘を広げ、大汗をかきながらの撮影でしたが、距離があるうえ炎暑で陽炎が立ち昇るようなコンデションですから、写真も精度が甘くなり、寝ぼけたようなショットばかりになってしまいました。
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到着した時は、先ほどまで居たというツバメチドリの群れが、飛び去ったばかりのようでした。近くの人から話を聞いて、戻って来てくれるのを待つことにしましたが、車のサイドドアを全開にして、車内の送風機を最強にしましたが、熱風ばかりで全然涼しくありません。
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30分以上待っていたと思います。やっとの事でツバメチドリの群れが戻って来てくれました。待っている間、時間が長く感じられたと言ったらありません。あまりの暑さに、途中で諦めて帰ろうかと思ったくらいですが、我慢して待った甲斐がありました。
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ツバメチドリは勿論チドリの仲間で、夏鳥として渡ってきます。数年前に某所で繁殖したときに、子育て中のファミリーの姿を見ることができましたが、あまり多く観察できる訳ではありません。
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ここでは、5〜6羽で行動していましたが、他のシギチの仲間と同じように、群れで行動することが多いようです。暫くここにとどまっていた群れは、またどこかに飛び去りましたが、3〜40分くらいの間隔で姿を見せてくれました。
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by coffeeto1 | 2015-08-28 06:00 | 野鳥 | Comments(1)

海岸のシロチドリ@旭

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今日は雨が降って冷んやりします。一気に秋になったという感じですが、今年の猛暑は記録的であったと思います。8月最初の週末に、久し振りに海辺の鳥を観察しようと出掛けてみたのは良かったのですが、この時はあまりの暑さに参ってしまいました。以前のように、粘り強く野鳥を探す根気がありません。早く車に戻ってエアコンをつけたいと、そんなことばかりが頭に浮かんで、野鳥探しに身が入りません。もっとも、この暑さでさすから海辺にいた野鳥が少なかったのも事実ですが....。
カミさんに頼まれて、昼休みに職場近くのディスカウントストアでアリナミンを買ってきましたが、こんな元気が出る薬でも飲んでいなければ、体がもたないし根気も続かないという感じでした。
それでも、堰堤をかなり歩いて先端近くまで往復してきたところ、このシロチドリを見つけることが出来ました。あまりの暑さにへばっていた訳ではないでしょうが、予想以上に近くから撮影させてくれました。
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こちらは、砂浜で撮影したシロチドリですが、この個体はかなり警戒心が強く、少し近づいて撮影しようと思うと、私との距離を保つように、直ぐに離れたところへ飛んでいってしまいます。何回か接近を試みましたが、この程度に撮影するのが精一杯でした。
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さて、堰堤の上のシロチドリですが、太陽の直射を浴びてむせ返るような状況でしたが、暑さに負けて動けなかったのか、それとも警戒心も溶けてしまったのか、かなり近くまで寄っても飛び去ることなく、撮影させてくれました。
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当初の目論見ではシギチやうまくすればアジサシの仲間を観察できるのではないかと思っていましたが、強烈な陽射しを浴びて、野鳥達の生息環境としては劣悪の状況でした。このシロチドリ以外、何も居なかったのも無理からぬ話であったと思います。
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ここでシロチドリの撮影ができただけでも、ラッキーであったのかもしれません。お目当ての野鳥達は全く姿が見えず、この辺りで車中泊して観察を続けても、成果が見込めません。仕方がありません、今回は予定を変更して、次の探鳥地の様子を見に行くことにします。
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by coffeeto1 | 2015-08-27 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

護岸のキアシシギ@旭

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涼しくなってきました。今朝はとても体が楽です。これまでの猛暑から比較すると、気持ち良いと感じるほどの陽気になってくれました。まるで、標高2,000mを超える山の中にいるようです。夏が去り、秋が来たんだなと実感しています。これから暫くは、渡って行く鳥達の観察が楽しみなシーズンになりますね。
8月最初の週末は、どこへ出掛けようかと思案を巡らせていましたが、気が付けばこのところ山にばかり行っていましたから、久し振りに海辺の鳥を観察しようと思い立ち、海に近い風通しの良い場所で車中泊をするつもりで準備をしました。自慢のクーラーボックスには、保冷剤とともに氷をたっぷり入れて、缶ビールを詰め込みました。2泊しても氷が溶けずに残ってくれる、大変心強い優れもののアイテムです。もちろん暑さ対策の送風機も積み込んで、サブバッテリーの充電も完了しました。
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暑い、暑い....猛烈に暑い1日でした。予想をしていたとはいえ、海辺に到着して車から降りたときのあの強烈な暑さで、観察意欲が萎えてしまいそうです。そんな気持ちを奮い立たせて、護岸の上を進んでいくと、この暑さをものともしないキアシシギが見つかりました。
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青い海をバックにして、護岸の上を歩くキアシシギは、こうして写真だけを見ると爽やかささえ感じますが、実際は暑くて頭がくらくらする様な状況でした。
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このキアシシギは、暑さに喘ぐような素振りも見せず、直射日光の当たる熱い護岸の上を歩いていました。私より、よっぽど暑さに対する耐性が備わっているようですね。
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このキアシシギは成長夏羽であると思いますが、この辺りで繁殖していたのでしょうか? それとも、北の国で子育てを終えて、早くも南の越冬地へ向けて、渡りの途中であるのでしょうか?
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by coffeeto1 | 2015-08-26 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

仙丈ケ岳の高山植物~その2

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台風15号と16号がそれぞれ日本に接近していますが、いずれも大型で勢力が強い台風であるようです。特に、15号は石垣島で風速71mと過去にない強風を記録して、乗用車が飛ばされるなど大きな被害を出しました。地球温暖化の影響でこのように大型の台風が発生するようになってしまったのでしょうか、それとも有史以前にもこのような台風が発生していたでしょうか。これから日本列島をかすめたり、上陸するようなことがあれば、さらに大きな被害が予想されます。上手くそれてくれれば良いのですが....。
さて、仙丈ヶ岳に登って撮影してきた写真の紹介は、今回が最後になりますが、高山植物や山野草などたくさんの撮りためた写真の中から、幾つか拾い出してみました。これは山頂に近い砂礫地帯に咲いていた、タデ科のオンタデですが、これには雄株と雌株があって、このように花弁にピンク色が出るのは雌花になるようです。
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馬の背ヒュッテから仙丈小屋へ至る途中で、勾配が次第に急になってきた、仙丈小屋の少し下にたくさん咲いていたキバナシャクナゲですが、丈が低くて山肌に這うように咲いていましたから、樹木というより山野草といった方が似合っているような状況でした。
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北沢峠からスタートを切った我々は、薮沢コースを通って仙丈ケ岳山頂を目指しましたが、薮沢に入って間もなくこの黄色い花が目につくようになりました。場所によっては固まって、とてもたくさん咲いていましたが、これはスミレの仲間のキバナノコマノツメですね。葉の形が馬の蹄の形をしているところからこの名前が付けられたようです。
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今年5月最終土日を利用して八ヶ岳を縦走してきましたが、その時このキバナノコマノツメが、たくさん咲いているのを観察することができました。他のスミレの仲間はもうほとんど終わっていますが、これは花期がずいぶん長いですね。
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こちらは、高山植物という訳ではありません。アカネ科のクルマムグラです。先日、埼玉県の秋ヶ瀬公園へ遊びに行ったときに観察していますから、標高の低いところから高いところまで、その分布域はかなり広いようですね。
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さて、こちらはサクラソウ科のツマトリソウです。これも小さな花ですから、他の景色に気を取られていると見落としてしまいそうですが、ここでは運良く目に止めることができました。
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ツマトリソウの花弁は7枚が普通だということですが、他の花ではあまり見られない面白い枚数だと思います。薄暗い環境に咲いていて、花に光が当たっていましたから、写真に撮影するのがとても難しい状況でした。
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ナナカマドが、白い花を咲かせ始めていました。秋には紅葉の美しい樹木ですが、緑の中に見る白い花にもまたいい感じです。7回竈にくべても燃え尽きないところから、この名前が付けられたと聞いたことがあります。
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さて、最後に紹介するのはハクサンイチゲです。ここでは大群落は見られませんでしたが、ところどころでその姿を観察することが出来ました。山に登るとよく見られる花ですが、高い山に登ったら、なければ寂しい花ですね。
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by coffeeto1 | 2015-08-25 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

仙丈ケ岳の高山植物~その1

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週末はまた、山へ出掛けておりましたから、ブログの書き込みをお休みしてしまいました。ただでさえ書き込みが滞っているのに、休んでいたらどんどん遅れてしまいますね。(^_^;;
7月25日に仙丈ケ岳で撮影してきた高山植物の残りが、あと少し残っていますから、今回から2回に分けてその全部を紹介しておきたいと思います。まず初めはハクサンチドリです。ラン科の高山植物です。甲斐駒ケ岳では観察できず、仙丈ケ岳ではあまりたくさん観察することはできませんでしたが、ちゃんと撮影することが出来ました。
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こちらはハクサンフウロですね。ハエかアブの仲間が吸蜜に来ています。この写真をどこで撮影したか、もう1か月も前のことになりますから全く分からなくなってしまいました。
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こちらは見ての通りイチヤクソウです。でも、花弁にピンク色が出ているところから図鑑で調べてみましたが、候補としてはマルバノイチヤクソウと、もう一つエゾノイチヤクソウというものがあることが分かりましたが、どちらなのかはよく分かりません。(^_^;;
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こちらはキンポウゲ科のバイカオウレンでしょうか、それともミツバオウレンでしょうか? 甲斐駒ケ岳ではミツバオウレンと思い込んでバイカオウレンを撮影していましたが、これはどちらでしょう。花弁の幅が広いところはバイカオウレンのようですが、葉の形が3枚なのか5分裂しているのか微妙です。
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こちらもキンポウゲ科です。その名もミヤマキンポウゲですね。これも、どこで撮影したか忘れてしまいましたが、写真に写っているようにたくさんの花が群生していました。
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こちらはミヤマダイコンソウです。上のミヤマキンポウゲと同じ黄色い花を咲かせていますが、こちらはバラ科に属します。花の大きさに比べて、葉が大きいところが特徴ですね。
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これはミヤママンネングサです。薮沢を登っている時、谷川沿いの山の斜面が一面に黄色くなっていたので、撮影場所をよく覚えていました。ベンケイソウ科に属する高山植物です。
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さて、これは花の形からカラマツソウと思ってしまいますが、葉の形をよく見ると、大きな葉に切れ込みがたくさんあることが分かりますから、これはモミジカラマツですね。こんな花の形をしていますが、キンポウゲ科に属します。
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by coffeeto1 | 2015-08-24 06:00 | 植物 | Comments(0)

仙丈ケ岳から小仙丈ケ岳へ

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仙丈ヶ岳(標高3,033m)の山頂で、暫く周囲の景観を楽しんだ我々は、下山口である北沢峠方向へ足を進めることにしました。狭い山頂に次々と登山者が登って来ますから、周囲の景色をカメラに収め、勿論脳裏にもしっかり刻み込んで、溢れかえる登山者が山頂からこぼれ落ちないうちに、山頂を後にすることにしました。この日は天気に恵まれ、北アルプスから中央アルプス、八ヶ岳に秩父連山、富士山とそしてもちろん南アルプスの山並みまで、全ての山を視界に入れることができました。おまけに、山の爽やかな涼気に全身で浸ることができましたから、本当に命の洗濯ができたような気がいたします。
この写真は、小仙丈ヶ岳方向へ足を進めるEさんの後ろ姿です。
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ちょっと下ってきたところで、仙丈ケ岳の山頂方向を振り返って見ると、3,033mの山頂はこんなに沢山の登山者でごった返していました。凄いもんですね。これでは、一人二人転げ落ちても不思議じゃないですよ。
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これは、仙丈ヶ岳直下の大仙丈沢カールです。山頂付近に降り積もった雪が氷河となって山肌を削り取った跡です。この他にも前に紹介した薮沢カールや、小仙丈沢カールなど、ここ仙丈ヶ岳の周辺には、氷河の名残が幾つか残っていました。
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頂上直下から撮影した南アルプスの山並みです。右側のピークが北岳(標高3,193m)です。その直ぐ左側に富士山が霞んで見えます。左側に連なる山並みは鳳凰三山ですが、右から薬師岳(標高2,780m)、観音岳(標高2,841m)、地蔵岳(標高2,764m)です。
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仙丈ケ岳から小仙丈ケ岳へ向けて尾根道を下っていくと、甲斐駒ケ岳(標高2,967m)がその右側に摩利支天(表横2,820m)と、左側には鋸岳(標高2,685m)に続くノコギリ尾根を従えて、荘厳な姿を見せてくれました。
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こちらは鳳凰三山です。左側から続く早川尾根の先にオベリスクの立つ地蔵岳(標高2,764m)、その右に向けて観音岳(標高2,841m)、そして薬師岳(標高2,780m)と続いています。
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小仙丈ケ岳(標高2,864m)に到着しました。時刻は午前11時を少し回ったところです。我々は、爽やかな空気に包まれて、ここでお弁当を広げることにしました。そして、お決まりの記念写真を撮影します。
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稜線上の登山道の脇に、イワカガミの花が咲いていました。もう花期は過ぎ去ろうとしていますが、ここにはまだ咲き残っていてくれました。イワカガミを見るのは、おそらくこれが今シーズン最後になると思います。
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こちらも登山道の脇に咲いていたウサギギクです。でも、草丈はずいぶん低いです。とてもかわいいウサギギクですが、でもとてもよく目立っていました。
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岩と岩の間に咲いていたこの花は、セリ科の高山植物でシシウドの仲間かボウフウの仲間になると思います。この仲間は同じように見えてしまい、私には識別するだけの知識がありません。
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仙丈ケ岳から小仙丈ケ岳にかけては、なだらかな草原が広がっていました。その間を抜けるように続くトレイルを辿っていくと、周囲の草原の中にいろいろな高山植物が観察できます。これは、オヤマノエンドウであると思います。
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白い花を疎らにつけていたこちらは、セリバシオガマになります。仙丈ケ岳ではヨツバシオガマがとてもたくさん観察できましたが、このセリのような葉を広げたセリバシオガマは、あまりたくさん見ることができません。
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5弁の白い花を咲かせていたこちらは、バラ科のチングルマです。これも山に登るとよく見ることができる高山植物ですね。
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チングルマの名前の由来は、花が咲いた後のそう果から延びる羽状の花穂が何本も集まっている姿を、稚児車に見立てて付けられたということです。ここでは、花の咲いた状態のものばかりで、花穂が出ているものは見られませんでした。
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夏の遅い時期に花を咲かせるトウヤクリンドウです。この仙丈ケ岳でも、蕾はいくつか見てきましたが、花を開いているものはこれが最初であったと思います。薄いクリーム色の花弁に、黒褐色の斑が散っています。
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こちらはホシガラスです。撮影したのは、馬の背ヒュッテから仙丈小屋へ至る間の、尾根道を歩いている時だったと思います。尾根道の先を見ると、遠くの枯れ木に留っている姿が見えました。
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飛ばれないようにと、何枚かシャッターを切りながら近づいて行きました。今回使用したカメラはOlympus E-M5mkⅡ + 14-150mmです。一杯までズームアップすると、35mm版換算で300mm相当の画角になりますが、このくらいに撮影できるところまで近づいたら、飛ばれてしまいました。
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by coffeeto1 | 2015-08-22 06:00 | 風景 | Comments(0)

仙丈ケ岳のライチョウ

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朝から雨が降るお天気になりましたが、気温は高くありませんから助かります。昨夜は、エアコンをつけずに扇風機だけで寝ることができました。体もすごく楽ですね。もう、暑さの峠は越えた感じですが、まだまだ残暑の日が続くことでしょう。
さて、先月、相棒と二人で中高年登山として登ってきた、南アルプスの仙丈ヶ岳(標高3,033m)は、以前からライチョウが見られる山であると、山友さんから聞いていました。私が山登りを始めたきっかけは、ライチョウの写真を撮ることにあったものですから、今回は特に思い入れがありました。でも、この前日、お隣の甲斐駒ケ岳(標高2,967m)の山頂で、思いがけずライチョウが出てくれて撮影できましたから、想定外の出会いに大変喜んだものですが、今回はライチョウとの出会いを初めから期待していました。....やっぱりいたか....姿を見た時には、そんな感じでしたが、でも嬉しいです。ここで足を止めてカメラを構えましたが、相棒には迷惑をかけていると恐縮しながら、暫くの撮影タイムです。
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ここでは、親鳥1羽と可愛いヒナ4~5羽ほどが、登山道のすぐ脇のハイマツ帯から続く草原で餌を啄ばんでいました。登山者が何人も観察していますが、警戒する様子は全く窺えません。
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観察していると、ヒナがすぐ近くまで寄ってきてくれました。ニワトリのヒヨコより濃い色合いの羽毛をしていますが、動きは全く変わりません。チョコチョコと可愛らしく動き回っていました。
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ライチョウのヒナ達は、てんでんばらばらに動き回っています。登山道から見ている登山者たちから「可愛いね!」とか「こっちに来るよ!」と歓声が上がります。近くにいるライチョウ母さんは、心配で気が抜けないのではないでしょうか? でも、その割に落ち着いて、どっしりと行動しているようでした。そういえば、両脚に足環をはめていますね。
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ライチョウのヒナ達は、追いかけ回したり、じゃれ合ったりすることはなく、それぞれバラバラに動き回っています。でも、どの子も元気いっぱいに動き回っていました。
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仙丈ケ岳の山頂から下ってきて、小仙丈ケ岳へ向かう途中、少し平坦になった場所のハイマツ帯の前で、このライチョウ親子はとてもサービス精神旺盛に、動き回るさまを見せてくれました。撮影に夢中になって、10分くらいの間に気が付けば150枚以上の写真を撮影していました。
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ヒナの羽毛はまだ幼羽のままのようですが、風切羽も次第に生え揃ってきているようです。でも、まだ飛ぶことはできないでしょう。そういえば、甲斐駒ケ岳の山頂にいたライチョウの親鳥は、岩の上から飛翔する姿を見せてくれましたよ。
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ヒナたちを引き連れて、ライチョウ母さんはこれからハイマツ帯の方向へ移動しようとしていましたが、ここで翼を広げて伸びをしてくれました。お蔭で、冬羽の白い風切羽がよく見えました。全身真っ白の冬羽を見ることは、季節的に難しいでしょうが、いつか機会があったら、ぜひ見てみたいものだと思います。
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by coffeeto1 | 2015-08-21 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

仙丈ケ岳に登ってきました。

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東京では、一時続いていたあの連日の猛暑が途絶えて、暑いなりにも少しはしのぎやすくなってきました。でも、まだまだこの暑さが暫らく続きそうですから、夏バテ対策が必要ですね。先日、旧友とともに登ってきた仙丈ケ岳(標高3,033m)では、昼間でも気温が20度以下でしたから、とても涼しくて気持ち良いものでした。でも、山頂で休んでいたら体が冷えてきて、寒くなってしまいましたから、上に一枚着なくてはいけないほどの涼気でした。都内のムッとするような暑さの中を歩いていると、あの山の上の涼しさは何物にも代えがたく、とても有難い自然の贈り物であると恋しくなってしまいます。また行きたくなりますね。
仙丈小屋から続く登山道は一気に高度を上げながら、稜線の上を歩いて仙丈ケ岳山頂へと続いています。
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稜線の上から見下ろすと、先ほど休憩を取った仙丈小屋が小さく見えます。その右側が薮沢カールになりますが、弧を描いて盛り上がっている土手のようなものは、氷河が山肌を削り取り、その堆積物が積もったものです。前日に登った甲斐駒ケ岳(標高2,967m)がその左側にノコギリ尾根を従えて聳えています。その奥の方に見える山並みは、八ヶ岳連峰になります。
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仙丈ケ岳(標高3,033m)の山頂に立つコーヒー党とEさんです。二人とも元気に登頂を果たすことができました。この前日、甲斐駒ケ岳(標高2,967m)に登頂した時には、ガスが出たりしてあまり見通しが利きませんでしたが、この日は快晴の良い天気に恵まれ、360度の眺望に恵まれました。
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山頂から見た山並みですが、中央にそびえる山は日本第二の高峰である北岳(標高3,193m)です。その右側に連なる山は間ノ岳(標高3,190m)です。北岳のすぐ左側に遠く霞んでいる山が、日本の最高峰である富士山(標高3,776m)です。
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こちらは、伊那谷越しに遥か彼方に見えた乗鞍岳(標高3,026m)の山並みです。
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仙丈ケ岳から尾根伝いに続く大仙丈ケ岳(標高2,975m)と仙塩尾根です。今回は、残念ながら大仙丈には登頂することができませんでしたが、写真にはしっかり撮影してきました。
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岩陰に咲くミヤマキンバイです。仙丈ヶ岳登山では、とてもたくさんの高山植物の写真を撮ってきましたから、どこで撮影したものか記憶が定かではありませんが、急な登山道を登っている時、この花を見つけて一息ついた記憶があります。
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こちらは、ツツジ科のアオノツガザクラです。薮沢を登っている時に撮影したものと思います。花弁に緑色味があり、葉の形が針葉樹のツガの葉に似ているところから名前が付けられています。
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こちらはイワギキョウですね。名前の通り岩山に生育している、キキョウ科の高山植物です。ここでは、まだ花が開ききっていませんが、幾つも並んでいました。
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砂礫の山肌に固まって咲いていたイワツメクサです。厳しい環境に適応するよう、群生していたナデシコ科の高山植物です。
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岩山の僅かな隙間から花を咲かせていたこの高山植物は、肉厚の葉が特徴のイワベンケイです。花は黄色い色合いですが、これは雄花になるようです。
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同じこちらも肉厚の葉を広げていますが、花の色は紫褐色です。これは、イワベンケイの雌花になるようです。
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ベンケイソウ科のイワベンケイは雌雄異株ということですが、温帯から寒帯まで繫殖範囲は広いようです。仙丈ケ岳の頂上付近にたくさん咲いていました。
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黄色い花を咲かせていたシナノキンバイです。小さい虫たちが吸蜜のために集まって来ていました。キンポウゲ科に属する高山植物ですが、これもどこに咲いていたかはっきりした記憶がありません。
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こちらは、見つけた時にはハナイカリかなと思ったのですが、図鑑で確認するとタカネサギソウになるようです。これはラン科に属する高山植物ですが、私がこの花を見るのは初めてのことになると思います。
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仙丈ケ岳の山頂から少し降りてきたところに、このタカネツメクサの群落がありました。これもイワツメクサと同じナデシコ科に属します。
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花茎に4枚の葉を輪生させえているところからこの名前が付いたヨツバシオガマです。今回の山行では標高が割合低いところから山頂の周辺まで、広範囲にわたって観察することが出来ました。ゴマノハグサ科に属する高山植物です。
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by coffeeto1 | 2015-08-20 06:00 | 風景 | Comments(0)