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ノビタキの♂@奥日光

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赤沼の駐車場で車中泊をしてきました。1泊目は雨模様であったのですが、2泊目は夕方雨に降られたものの、その後回復してくれました。車の外にカセットコンロを出して、夕食の支度をしながら、よく冷えたビールを飲んでおりました。すると、間も無く私の車の隣に会津ナンバーの乗用車が停まり、女性が2名降りてきました。食事を食べながら話を聞いてみると、その日は日光白根山に登ってきて、今夜はここで車中泊をして、明日はまた別の山に登るというのです。それで、以前に登った男体山や女峰山のことを話したところ、志津峠まで車で行って、どちらかの山に登ってくるとのことでした。夜明け前から登り始めて、昼くらいには下山してきたいと言っていましたが、果たして翌朝目を覚ました時には、彼女らの車は既にありませんでした。無事に登頂できたのでしょうか? どちらの山へ登ってきたのでしょうか? 私はといえば、ゆっくり起きだして朝食をとり、おもむろに野鳥観察に出掛けました。
今回紹介するのは、戦場ヶ原で撮影したノビタキの♂です。
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戦場ヶ原の中は広い草原が広がっていますが、その中に生えている樹木はみな、背の低いものばかりです。高層湿原ということと、厳しい気象環境のために、大きく生育するのが大変なようです。そんな低木の上に留まった、ノビタキの♂を撮影することができました。
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木道から少し離れたところで、樹間を飛び移る姿を見つけました。個体数は決して多くはありませんが、それだけに動く姿を見つけるのは、比較的容易なことでした。
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この付近では、ノビタキの♀もよく撮影できました。この♂は、何か餌となるものを咥えていましたから、ここで営巣しているものと思います。きっと、巣で待つヒナのために餌を運んでいるのでしょう。
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付近の低い立木の上を順々に飛び移っていましたが、枯れ草の上に飛び移ったところで、ちょっと伸びをするように尾羽を広げてくれました。尾羽は全体に一様な黒褐色ですね。
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何年か前に来た時には、個体数はもう少しいたように思います。年々減少しているようなので、少し気に掛かりますが、今年もこうして観察することができました。来年もまた来たいと思いますが、その時にはもっと数が増えていて欲しいものです。

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by coffeeto1 | 2015-07-31 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

奥日光にいたチョウの仲間

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海の日を含めた7月の3連休に、カッコウやオオジシギなどの野鳥写真を撮影しながら自然観察も楽しんでこようと、奥日光へ行ってきました。3連休の初日の天気は雨の予報であったので、この日は移動日と考えて昼過ぎに自宅を出発したのですが、天気は予報通りの雨模様となってしまいましたから観察は諦め、赤沼の駐車場で車中泊をしていました。その翌日は天気が回復してくれたので、戦場ヶ原の木道を歩いて湯滝まで往復して来ましたが、その途中で偶然、あしだち(足立・自然にふれあう会)会員のMさんとお会いしたのです。話を聞くと、私のブログを見て車中泊が出来るように、私と同じHondaスパイクのハイブリッドに買い換えて、この日は初めて奥様と二人で奥日光へ来て、車中泊するんだということです。とても驚いてしまいましたが、私のブログを見て、参考にしてくれている人がいることが分かり、頑張って書き込みをしていることもまんざら無駄なことではないなと思いました。今回の遠征で自然観察してきたことで、たくさんの野鳥のほかに、山野草やチョウの仲間も撮影することが出来ました。その中から今回は、チョウの仲間だけを集めて紹介したいと思います。最初はヒメシジミです。
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ハクサンフウロの花に留まって吸蜜していたこの個体は、小型であることからシジミチョウの仲間になることが分かります。翅の表面が青色を帯びていることと、後翅の裏側にオレンジ色の斑が認められることから、ヒメシジミの♂になります。
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こちらもその近くで撮影したものですが、同じようにハクサンフウロの花で吸蜜をしていました。でも、翅の色合いが褐色で青色味がないことから、ヒメシジミの♀になることが分かります。
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ヒメシジミの♂は、同じシジミチョウの仲間のヤマトシジミによく似た色合いですが、翅の青色味がより強く出ているように思います。また、同じ仲間のルリシジミやミヤマシジミより黒色味が強く、黒褐色の縁取りがより太くなっているようです。
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こちらはチョウの仲間ではありません。蛾の仲間のイカリモンガになります。前翅の裏側にオレンジ色の斑が認められますが、その形が船の錨の形をしているところからこの名前が付けられています。
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木道の途中に設置されているデッキのベンチで休んでいる時、私の履いていた靴にチョウガとまりました。暗褐色の翅の中央に太い白帯が一本通っています。これは、イチモンジチョウですね。チョウが留まっている丸いダイヤル状のものは、靴紐を締めるダイヤルアジャスターです。
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木道の木の杭に留まったイチモンジチョウです。名前の由来となっている白帯が1本だけであることがよく分かります。
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ササの葉の上に留まっていたこのチョウは、やはり小型でセセリチョウの仲間であることが分かります。暗褐色の上翅にある淡色の斑の出方から、イチモンジセセリになると思います。
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こちらは、ノハラアザミの上に留まって吸蜜中のセセリチョウですが、翅の色合いからヒメキマダラセセリであろうと思われます。セセリチョウの仲間としては、この種類が多かったように思います。
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湯川沿いの散策路を湯滝に向かって歩いていた時ですが、1頭のチョウが飛んで来て、散策路脇のえぐれた地面の下に入って行きました。そこに留まって動きません。他のチョウとは異なる行動形態です。僅かに見える翅の模様から、どうやらヒオドシチョウであるようです。
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さて、こちらは比較的たくさん観察できたチョウです。上で紹介したヒトスジチョウと同じような色合いをしていますが、前翅にある白帯が二筋あるように見えます。これは、フタスジチョウですね、
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イブキトラノオの花に留まって吸蜜をしているところです。ちょうど翅の裏側の模様が綺麗に見える状態で撮影できました。翅の裏側は赤茶色の地色に白帯が映えますから、表側とは全く違った印象です。
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フタスジチョウの幼虫の食草は、バラ科のシモツケ属になるそうです。そういえば、ここ戦場ヶ原には、ホザキシモツケのピンク色の花がたくさん咲いていました。フタスジチョウが多いというのは、そんなところに理由があるようです。
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葉の上で翅を休めているヒカゲチョウです。後翅の裏側にはクッキリとした目玉模様が出ていて、爽やかさを感じさせてくれます。
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ヒカゲチョウとクロヒカゲが数頭地面に降りていました。ここに獣糞でも落ちていたのでしょうか? 何かのミネラル類でも吸汁していたのかもしれません。一緒に並んでいたことで、翅の色合いの違いがよく比較できますね。
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ササの葉の上で翅を休めていたこちらは、クロヒカゲになると思います。後翅の上面に目立った模様が無いのが特徴ですね。上翅の表面は一様に濃い褐色ですが、外側近くに淡色の帯が認められます。これがクロヒカゲの表面に認められる僅かな特徴です。
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私のザックの上に留まったクロヒカゲです。ヒカゲチョウと同じように、後翅に目玉模様が並んでいますが、ヒカゲチョウほどの爽やかさは感じられません。
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ノハラアザミの上で吸蜜するウラギンヒョウモンです。幼虫の食草はスミレであるようですが、成虫はアザミの花がお好みのようでした。
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by coffeeto1 | 2015-07-30 06:00 | 昆虫 | Comments(0)

草原のホオアカ@奥日光

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暑い日が続きますが、我が家ではカミさんと息子が一昨日から湯河原へ避暑に出掛けしまい、仕事がある私は自宅に一人で残されています。
もともと湯河原には、カミさんの実家で温泉付きの別荘を持っていたのでそこに泊まっているわけですが、子供が小さい頃から夏休みにはよく利用させてもらっていた場所です。だから、息子には色々と思い入れがあるようで、今回はその息子に誘われて、カミさんも都内の暑さを逃れるために、愛犬のチョコちゃんを連れてったというわけです。私はといえば、仕事から帰って暑い自宅のエアコンを入れて、コンビニで調達した夕食をつまみに冷たいビールで乾いた体を潤します。あとはシャワーを浴びて、自分の部屋の空調を効かせれば、チョコに纏わりつかれることもなく、ノンビリと写真の整理やブログの書き込みに時間を使えますから、お気軽な生活を楽しませてもらっています。
今回から、7月の3連休を利用して足を運んだ奥日光で観察した記録を紹介します。まず最初はホオアカです。
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戦場ヶ原の木道を歩いていくと、草原から飛び立った小鳥が近くのズミの木に留りました。瞬間的に体が反応してカメラを構え、その姿を捉えると、ファインダーの中にこのホオアカが入っていました。
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ホオアカは♂と♀がほぼ同色ですから、その識別は難しいです。正面から見るとこのように胸にT字型の黒色の斑があり、その下によだれ掛けの縁取りのような赤茶色の帯があります。
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ホサキシモツケが咲き始めた草原で、羽を休めるホオアカの成鳥です。頬の茶色い斑がホオアカの名前の由来となっていますが、そのすぐ後ろに白い小さい斑があるのも特徴ですね。
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戦場ヶ原の立ち枯れた木の天辺で、囀りの声を聞かせてくれました。ホオジロ科の野鳥ですから、よく似た声で囀りますが、ホオジロの囀りは2フレーズであるのに対し、このホオアカは1フレーズだけの囀りでした。
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草原で捕まえた虫の仲間を咥えています。この近くで営巣しているのでしょうか?巣で待っているヒナのため、これから運んでいくところなのでしょう。
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by coffeeto1 | 2015-07-29 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

田代山湿原~帝釈山

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職場OBのO先輩から誘われて、田代山から帝釈山まで歩いてきたのは、7月11日(土)のことでした。前回紹介した猿倉の登山口から田代山に登りつめ、次に目指すのはこの帝釈山(標高2,060m)の山頂になります。この日は、車への乗り合わせの都合でスタートが遅く、登山口に取り付いたのが午前11時過ぎになってしまいました。田代山の山頂でお昼を食べたのは、午後1時を過ぎてしまいましたが、ここまで来たら帝釈山まで行かないわけにはいきません。下山が遅くなるのは分かっていましたが、同行のY子さんを入れた3人で、どうせこの日は麓の民宿泊まりだからと、暢気に構えて行ってきました。
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田代山から歩いて直ぐの所に、このコバイケイソウとワタスゲの群落がありました。広い田代山湿原の至るところが、こんな感じの風景でした。
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田代山湿原の外れの弘法大師堂に至る木道です。この向こう側から歩いてきて、振り返って撮影したわけですが、お天気に恵まれて、青空と緑の草原が見事に調和した、気持ち良い木道歩きが出来ました。
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田代山湿原に別れを告げて、帝釈山へ至る分岐にあった道標です。登頂後はまた、ここまで戻って来ることになりますが、目的地を目指して足を進めました。
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草原に別れを告げて樹林帯に入ってくると、ミツバオウレンが花冠を一杯に広げて出迎えてくれました。小さい花ですが、立派な花姿であると思います。
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この辺りが生育環境として適しているものと思います。ミツバオウレンが幾つか集まって花を咲かせていました。名前の由来となっている、3枚の葉が並んでいる様子がよく分かります。
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ここが田代山湿原の避難小屋となっている弘法大師堂です。室内を覗いてみたら、一番奥に弘法大師と思われる像が置かれていて、その前に寝られるスペースがありました。
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田代山から帝釈山まで歩いてきたら、その間になんともたくさんのオサバグサが咲いていました。ここに来たら、他の何よりもこのオサバグサのことを紹介しないわけにはいきません。もう、花期は終わりに近づいていますが、まだ咲き残った花がいくつも残っていました。
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花茎に咲く白い花がだいぶ落ちてしまっていますが、シダ植物を連想させるような独特の形状の葉を広げたオサバグサです。今年は、八ヶ岳に2度登ってそのたびに観察して、また今回ここで観察できましたから、私にとってオサバグサの当たり年であったように思います。
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さて、帝釈山への道を進みますが、歩き始めてからしばらくは平坦な道で大変歩きやすかったのに、頂上近くになってくるとこんな大きな岩の上をロープで乗り越えなければならない場所もありました。Y子さんは身軽にクリアです。
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ここでは、イワカガミもまだたくさん咲いていました。山へ登る都度、5月頃から咲いている姿を何度も見ることがありましたから、他の高山植物に比べると、花期が比較的長いものであると思います。
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帝釈山の山頂はもうすぐそこです。途中の登山道から遠くの山並みが見えました。これは日光連山になります。中央の比較的平たい山が女峰山とここと同じ名前の帝釈山で、その右側に大真名子山と小真名子山が重なっていて、その右側が太郎山です。
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4枚の白い花弁を広げたゴゼンタチバナです。この花も、どこの山に登っても良く目につく花です。何だゴゼンタチバナかと思っても、目の前に咲いていると、ついつい撮影したくなってしまいます。
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ここでも、岩の間に群生して咲いていたゴゼンタチバナがありました。少し固まって咲いていると、これも撮影対象になります。
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帝釈山の山頂から北西方向に見えた山並みです。これは、会津駒ケ岳方面になると思いますが、目立つピークがありませんから、山座同定が出来ません。
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さて、帝釈山(標高2,060m)の山頂でお決まりの記念撮影です。元気にここまで登って来ることができましたが、O先輩は少し疲れ気味です。時間は既に午後3時30分を回っていましたが、ここまで来たらあまり気にすることなく、楽しんで帰ることにします。
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シャクナゲの花が綺麗に咲いていました。ピンク色の花を咲かせるシャクナゲには、ホンシャクナゲとかエンシュウシャクナゲなどがあるようですが、葉の形からこれはハクサンシャクナゲで良いのでしょうか?
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山頂から東方向を見ると、遠くに高原山の山並みが霞んで見えました。一番高い山が主峰の釈迦ヶ岳(標高1,795m)です。その手前に見える少し低い山が明神ヶ岳(標高1,595m)でしょうか。
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下山途中の田代山湿原の夕暮の風景です。時間は午後5時を回っていますが、この時期は陽が長くなっていますから、まだ夕陽が当たっています。そうは言っても暗くなったら大変ですから、帰り道を急ぐことにします。
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まだ明るさが残っているうちに、無事に猿倉の登山口まで帰ってくることが出来ました。車で林道を下ってくると、前方にニホンジカが歩いていました。邪魔しないように運転席からカメラを向けて撮影していたら、すぐに森の中へ逃げ込んでいきましたが、この日最後の撮影対象になってくれました。この日、民宿に着いたのは午後8時を回ってしまいました。
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by coffeeto1 | 2015-07-28 06:00 | 風景 | Comments(0)

田代山湿原の高山植物

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職場OBのO先輩とY子さんと3人で、田代山から帝釈山を登ってきたのは7月11日(土)のことでした。季節はちょうど山野草の咲き乱れるハイシーズンで、何より一番感激したのは、田代山湿原を覆い尽くすように咲き乱れていた高山植物たちでした。その中で代表格であったのは、このコバイケイソウとワタスゲの大群落でした。我々は登頂時間が遅くなってしまったので、下山途中の人と沢山すれ違いましたが、皆さん口を揃えて、上はワタスゲとコバイケイソウがたくさん咲いていて別世界ですよと、励ましの言葉をかけてくれました。その声に元気づけられて足を運んでみたら、湿原は本当に高山植物の宝庫になっていました。
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コバイケイソウは、田代山湿原に入る前から群落がたくさん目につきました。直下の木道を進むと、ワクワクするようなこんなコバイケイソウのお出迎えを受けました。
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こちらは湿原を覆うように咲いていたコバイケイソウです。どこを撮影したらよいか迷ってしまうほどたくさん咲いていました。
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湿原の中に、青紫色の涼やかな小さい花がたくさん咲いていました。これは、タテヤマリンドウになります。春先に咲くフデリンドウと同じですが、これはフデリンドウのように固まって咲くことなく、一輪一輪花を咲かせていました。
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タテヤマリンドウの花を真上から撮影してみたものです。花の直径は1cmほどの小さな花ですが、花弁は10枚ほどあるように見えます。
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この田代山湿原では、ワタスゲやコバイケイソウばかりが目立ちますが、草原の足下に目をやると、このタテヤマリンドウをはじめ、小さくて可愛い高山植物がたくさん咲いていました。あちらこちらに目を配りながら歩かないと、つい見落としてしまいそうです。
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田代山湿原の木道は一方通行になっていますが、ここを歩き始めて間もなくトキソウが咲いているとしゃがみこんで撮影している方がいました。見れば本当に可愛いトキソウが一輪咲いています。木道のすぐ脇ですから撮影し易い状況でした。
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こちらは田代山湿原より少し下の、小田代湿原に咲いていたトキソウです。こちらも木道のすぐ脇に咲いていてくれました。それも2輪並んで咲いていましたから、嬉しい撮影対象になってくれました。花の色が野鳥のトキの色であるところから、この名前が付けられたということです。
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田代山の山頂を示す標識の前でお昼のお弁当を広げていましたが、ふと横に目をやると、ピンク色の可愛い花が目に止まりました。何だろう? カメラを向けてみると、ツルコケモモのようでした。この周囲には何輪か咲いていました。このピンク色の花にばかり気を取られて撮影していましたが、後から気がつくと、モウセンゴケがそのお隣に写っていました。
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田代山湿原に入る直前に見つけた高山植物ですが、白くて釣鐘型の花弁に、紅色の萼がとてもよく目立つアカモノです。コメバツガザクラととてもよく似ていますが、葉の形が違うところが識別ポイントですね。
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さて、こちらはO先輩が木道のすぐ脇に咲いているのを見つけてくれたものです。何という花か聞かれたのですが、花姿からオノエランと答えましたが、木道の上からでは花弁の中にあるW字型の模様が確認できませんでした。でも、図鑑で確認しても間違いなかったようです。
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黄色い花を咲かせ始めたばかりのキンコウカです。遠目からは二ガナの花かキリンソウであろうと思ったのですが、近寄ってよく見たら違っていました。キンコウカは、このように下から咲いていきますね。
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田代山湿原の中では、ピンク色の花が少なかったので、これは見つけると何か得をしたような気分にさせてくれました。図鑑で調べてみると、クロマメノキになると思いますが、間違っていたら教えて下さい。
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これはよく見慣れたチングルマの果穂です。花の時期には白くて可愛い花が群れるように咲いてくれますが、このように花が終わった後でも、果穂が集まって風にそよぐ様を見せてくれます。花に続けて2度楽しませてくれる、サービス精神旺盛な高山植物ですね。
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こちらはツマトリソウです。これも小さな花ですから、ボーッとしていると見落としてしまいがちです。弘法大師堂に近い木道のすぐ側に咲いていました。
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ワタスゲが群生する中に、点々と咲いていたニッコウキスゲです。そういえば、奥日光でも霧ヶ峰高原でもあまり見なくなってしまいましたが、昔見た、あの黄色一面の花畑をいつかまた見れたら良いのですが....。
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淡褐色の花穂を立てていたのはネバリノギランです。ランという名前が付いていますが、これはユリ科の高山植物ですね。花穂に触るとベタベタするので、この名前が付けられたようです。
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ワタスゲってこれが花だとばかり思っていたのですが、チングルマと同じでこれが果穂だったんですね。フワフワの雪帽子みたいなワタスゲで、田代山湿原は見事に彩られていました。
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このワタスゲの群落を見て下さい。田代山湿原の今がまさにその絶頂期として、一面に白い果穂をなびかせていました。こんな素晴らしい景色を堪能させていただき、誘ってくれたO先輩には、ただただ感謝の気持ちで一杯です。
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by coffeeto1 | 2015-07-27 06:00 | 植物 | Comments(0)

猿倉~田代山湿原@南会津

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栃木県の奥鬼怒の北側が福島県の南会津と境を接する県境に沿って、田代山と帝釈山が並んでいます。例年、オサバグサ祭りが催される場所として知られていますが、先日、職場のOBであるO先輩から、帝釈山と田代山へ登らないかとお誘いを受けました。OGのY子さんも一緒だし、田代山には広々とした湿原があるというのです。この時期の高層湿原には、きっとたくさんの高山植物が咲き乱れていることでしょう。また、上手くすればオサバグサがまだ見られるかもしれません。O先輩の話では、その近くの木賊(とくさ)温泉の川沿いに、とても良い露天風呂もあるから、一泊して汗を流してこようと言うのです。これを聞いて、高山植物が咲き乱れる様を勝手に想像した私は、二つ返事で参加することを決めたわけです。
ということで、7月11日(土)〜12日(日)にかけて出掛けてきましたが、これが南会津町の猿倉にある登山口の標識です。
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この日は、私の車に乗り合わせて出掛けてきましたが、O先輩のご自宅は調布市にありますから、武蔵野線の南越谷駅まで電車で来てもらうことになりました。始発電車に乗って来ても午前7時前くらいの到着がやっとですから、大変ゆっくりした出発になりました。東北自動車道を西那須野塩原ICで下り、延々と山道を走ってこの猿倉の駐車場に到着したのは、午前11時を回ってしまいました。今夜は民宿に一泊の予定ですから、慌てず焦らず、気持ちはゆとりを持ってスタートを切りました。
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先を行くY子さんとO先輩の後姿です。すでに昼に近い時間ですから、かなり気温も高くなってきていますが、足取りも軽く山道に取り付いています。田代山湿原まで2時間弱の道のりです。頑張って行きましょう。
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山道に取り付いて直ぐのところに咲いていたカラマツソウです。日陰でしたが、早くも咲いていてくれました。今回の山行ではたくさんの山野草や高山植物が観察できるだろうと、予感させてくれるお出迎えでした。
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間もなく、こんな水場の看板が出ていました。ここが最後の水場になるようです。このあたりでは、コマドリやクロジの囀りの声がずいぶんたくさん聞こえてきました。この水場の周辺で待ち構えていれば、きっと良い撮影ポイントになると思われますが、今回は目的が違います。次の機会に期待して、足を進めることにします。
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谷筋から少し登った登山道の脇の急な斜面に、白くて小さい花を見つけました。今まで見たことがない花だと思います。何だろう? こんなのを見つけると、興味津々すぐにカメラに収めたくなります。汗を拭き拭き、しゃがみ込んで撮影態勢に入ります。
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後日、撮影した写真を見ながら、種類の特定をしたところ、キキョウ科のタニギキョウになるようです。キキョウと言えば青紫色の花弁が特徴ですが、白いキキョウの仲間は何とも涼やかです。
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森林帯を抜けて、見通しの利く尾根道に出てきました。この日は太平洋に台風11号が発達中でしたが、ここは天気が良くて眩しいくらいです。遠くに見える山並みの山座同定をしてみましたが、一番遠くに霞んで見える山は、昨年Y子さんと一緒に矢板市の八方ヶ原から登った、高原山の釈迦ヶ岳(標高1,795m)になるようです。
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急な登山道の途中で、O先輩から小休止の声が掛かりました。ザックを下して腰を下ろすと、木漏れ日を浴びて黄色いニガナの花が出迎えてくれました。冷たい水を一口飲んで、ホッと一息つくことができました。
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今回、携行したカメラは、オリンパスのミラーレス一眼であるE-M5mkⅡと14-150mmズーム、7-14mmズームの組み合わせでした。出迎えてくれたニガナの花に14-150mmズームをつけて撮影してみました。小型軽量ですが、このようにかなりアップに撮影しても、素晴らしい映像を再現してくれました。
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山道に木道が付けられています。ということは、山頂直下にある小田代湿原はもう少しでしょう。木道を歩き始めると、なぜか気分がウキウキしてきますから不思議です。
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前を行くY子さんもO先輩も、周囲の景色に目を奪われているようです。空気が澄んでいて、遠くまで見通しが効きますから、とても気持ちの良い環境でした。
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ここが田代山の頂上から少し下にある、小田代湿原の風景です。コバイケイソウとワタスゲの白い花が咲き乱れて、山頂の田代山湿原まで行かなくても、ここだけでも十分に満足できる景色を堪能させてくれました。
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それにしても、素晴らしい天気です。空を見上げてみても雲が一つもない快晴です。梅雨時とは思えない上天気に恵まれました。木道の脇に咲いていたワタスゲを撮りながら、あの山の向こうに広大な田代山湿原が広がっているだろうと思うと、自然と心が弾みます。
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小田代湿原から少し登ったところに、遠くの景色がよく見える場所がありました。右側の奥に連なっている山並みは日光連山です。一番右が太郎山でしょうか。左側へ順に、その奥に霞んで見えるのが男体山、少し低い山が大真名子山、そして帝釈山から女峰山へと続く横長の山並みが続きます。眼を左側に転ずると、遠く霞んでいるのが高原山の山並みです。
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ここが田代山の山頂にある高層湿原です。思っていた以上に、広い湿原が広がっていました。まるで、天空の別世界といった風景です。
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山頂にこれだけ広大な湿原があることが驚きです。はるか向こうに見える山並みは、会津駒ヶ岳などが連なる山並みです。ここはまさに別世界のようです。やって来て良かったと思える素晴らしい場所でした。
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ここが田代山(標高1,971m)の山頂に当たる標識板です。お決まりのように、山頂に並んで記念撮影ですが、まさに湿原のど真ん中ですから、山頂というイメージが湧きません。時間が遅くなりましたから、登山者の姿は殆どありません。お陰で我々は、ここで遅いお昼のお弁当を広げることができました。
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広い田代山湿原の一面がワタスゲの白い花穂で覆われていました。まるで、レースのカーテンを敷き詰めたようです。しばし見とれるほど見事な眺めでした。
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遅い昼食を済ませ、この木道を抜けると弘法大師堂という避難小屋があるはずですが、これから目指すのはその先に位置する帝釈山です。その途中には、オサバグサの群生地もあるはずです。
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ワタスゲとコバイケイソウが密生している花畑です。何とも言えない天空の世界を見せてもらったようで、ただただ感激しました。
ところで、今日から今年最初の夏休みをとって、山友とともに山に登ってきます。2泊3日の小屋泊まりとなりますから、その間このブログはお休みにさせていただきます。帝釈山へ登ってきた結果については、戻ってきたらまた紹介しますので、暫くお待ちください。
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by coffeeto1 | 2015-07-23 06:00 | 植物 | Comments(0)

山野草とクモ類@秋ヶ瀬公園

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関東地方の梅雨明けは三連休中日の7月19日のことでした。いよいよ猛暑の夏本番を迎えることになりますが、都内は連日30度を超える暑さですから、エアコンの効いた室内にいないと、熱中症になりそうです。熱中症予防には水分補給が欠かせませんが、それでなくても冷たいものが欲しくなる陽気です。
6月最後の日曜日に足を運んだ秋ヶ瀬公園のピクニックの森で観察した結果の紹介は今回が最後ですが、この日も朝からとても暑くなって、お弁当を持って行ったのですが、午前中で暑さに負けて退散してきました。でも、頑張って自然観察と写真撮影は欠かせません。今回はまず、山野草の紹介ですがこれはアカネ科のクルマムグラです。茎を巻くように葉が輪生しているのが分かりますが、白い花はとても小さいですね。
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草むらの中に、球形に広がるように花を咲かせていました、今まであまり見たことがなかったので、後から調べてみようと興味を持って撮影しました。図鑑を繰って調べてみたところ、ユリ科のシオデになるようです。
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シオデという名前の由来が全く分かりませんが、花火か開いたような形で球形の花を咲かせていました。ちょっとユーモラスでもあり、興味を引く存在でした。
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さて、この花が分からずに悩んでしまいました。白い花が咲いていましたから、何気なく撮影してきたのは良いのですが、後から調べてみても何だか分かりません。花の色は青紫色ではありませんが、花弁の形からセリバヒエンソウではないかと思いますが如何なものでしょうか?
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オレンジ色の花を咲かせていた、こちらはユリ科のノカンゾウになるようです。カンゾウの仲間にもいろいろありますが、このように1輪づつ花を咲かせるものは、ノカンゾウになるんだそうです。
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むせ返るような草むらの中に、ノカンゾウが何輪か群生していましたが、木漏れ日を受けて涼やかに花を咲かせている姿は、これも夏の到来を予感させてくれる風物詩のようですね。
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森の中を、超の仲間を探しながら散策していたところ、葉の上にカタツムリを見つけました。ヒダリマキマイマイでしょうか?お休みしているようでしたから、邪魔しないようにそっと写真だけ撮影させてもらいました。
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この日のお目当てであったミドリシジミが画面の左側に映っていますが、その写真を撮っていたところ、右奥の方に大きなクモが狙いを定めたように蠢いていました。離れていたので正確には分かりませんが、脚の端から端まで4~5cmくらいはあったと思います。アシダカグモの仲間でしょうか....? よく分かりませんが、エイリアンのようでちょっと気持ち悪い存在でした。
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葉の上で、じっと休んでいるクモを観察しました。イオウイロハシリグモではないかと思います。このクモの脚開長は3cmくらいありました。大きさの違いは大小いろいろありましたが、この周辺でたくさん見ることができました。
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丸っこい体で手足を揃えて休んでいた、面白い格好のクモを見つけました。お腹の直径は1cmくらいあって、結構ボリューム感がありました。調べてみたら、ヤマシロオニグモが一番近いものと思いました。
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これも葉の上で休んでいたものですが、クモの仲間については全くの門外漢ですから、ネットで検索しながらいろいろ調べてみたのですが、残念ながら名前が分かりません。
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by coffeeto1 | 2015-07-22 06:00 | 植物 | Comments(0)

虫たちの森@秋ヶ瀬公園

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この三連休は、奥日光で車中泊をしながら二泊三日を楽しんできました。このブログの書き込みを毎日アップするつもりで頑張ってきましたが、今回はそれが途切れてしまったわけですが、その奥日光で思いもかけず二つの出会いがありました。一つは戦場ヶ原の木道を歩いていた時に、あしだち(足立自然にふれあう会)のMさんにお会いしたことです。もう一つは赤沼の駐車場で車中泊をしていた時に、お隣に会津の女性二人組がやって来て、車中泊でお隣同士になったことです。その様子はまた追い追い紹介していきたいと思います。
今回は、6月28日の日曜日に足を運んだ秋ヶ瀬公園のピクニックの森で、観察してきた虫たちを紹介したいと思います。最初は、甲虫の仲間ですが、これは大きさが2cmにも満たない小さな虫ですが、調べてみたらキイロカミキリモドキであるようです。
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頭の上の樹の葉が揺れました。双眼鏡で確認したところ、大きなバッタの仲間が見つかりました。葉っぱの色と同じですから分かりにくいと思いますが、これはクツワムシでしょうかウマオイでしょうか、残念ながら識別することができません。
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葉っぱの上にいたナナホシテントウです。日向ぼっこをしているようでしたが、オレンジ色の体に7個の黒斑がよく目立ちます。
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とても小さなカマキリを見つけました。緑色の退職をしていますが、大きさは3cmほどしかありません。卵から孵ってまだ数日しか経っていないものと思われます。
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こちらのカマキリは、7~8cmほどもありますが、体色は一様に褐色です。カマキリの仲間は同じ種類でも、このように褐色のものと緑色のものがいるようです。
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大きな甲虫が飛来して、近くの葉の上に留まりました。何だろうとすぐにカメラを向けてみたところ、このゴマダラカミキリが留まっているのが分かりました。
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黒色の体に、白色の斑がたくさん出ていますから、ゴマダラカミキリであることが分かりました。触覚部分も白黒の斑状になっています。触覚を除く体長は3cmくらいありました。
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葉の上を渡り歩くナナフシの仲間を見つけました。体が細長いところからエダナナフシであろうと思います。上で紹介したカマキリ同様、体色が褐色のものと緑色のものがいるようです。
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こちらは体色が緑色のナナフシです。全長は10cmくらいありました。
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頭の先に前肢を長くのばしていますから、一本の枝のように見えますが、これもナナフシの仲間です。体色は全体的にまだら模様の褐色をしていますから、トゲナナフシではないかと思います。
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葉の上で交尾をしていたこの虫は、全長が3cmほどもありました。ムシヒキアブ科のシオヤアブであろうと思われます。
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尻尾の先に、白色の毛が密生しています。これは、ムシヒキアブの♂の個体の特徴になります。
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こちらもムシヒキアブですが、尻尾の先に白い毛塊がありませんから、この個体は♀になると思われます。
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翅が黒くて、全身もまっ黒です。腹部にオレンジ色の斑が認められるこの昆虫は、ベッコウバチの仲間であろうと思われますが、種類を特定することが出来ませんでした。
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by coffeeto1 | 2015-07-21 06:00 | 昆虫 | Comments(0)

チョウとトンボ@秋ヶ瀬公園

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台風11号の襲来で関東地方でもかなりの雨降りが予想されましたが、海の日に繋がる三連休の初日は朝から日が差して、大変暑くなりました。この連休は涼しい奥日光に篭って、カッコウやノビタキ、オオジシギなどを撮影してきたいと思っていました。でも、初日は台風の影響で雨が残っていますが、二日目からは絶好のお天気が期待できそうです。初日は移動日と割り切って、ゆっくり出掛けるに越したことはありません。高速道路の渋滞を避けるにも都合が良いところです。午前中は自宅で片付けものなどをして、汗びっしょりになりましたが、昼前には出発することができました。
今、奥日光に到着していますが、案の定、雨に降り込められています。これは予定通りですから、車中泊の支度をしながらこの書き込みをしていますが、外気は20度を下回っていて、涼しい環境で極めて快適です。
6月最後の週末は、土曜日が雨になってしまい何処へも出掛けられませんでした。日曜日は朝から天気が良くてアウトドア日和でしたが、遠出ができなかったので、近場の秋ヶ瀬公園に行って、ゼフィルスと呼ばれているミドリシジミを撮影することにしました。
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ミドリシジミの♂の翅の表面は金属光沢のある緑色で大変美しいチョウですが、翅を広げた♂の姿を見つけることはできませんでした。僅かに翅を広げたこの個体は♀になります。
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昨日の雨模様と打って変わり、この日は朝から晴天で気温はグングン上昇しました。とても日向にはいられませんから、日影伝いに移動して観察しています。
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ゼフィルスというのは、ラテン語で西風を言うのだそうですが、何故このミドリシジミがそう呼ばれているのか私には分かりません。今回は撮影できなかったのですが、あの♂の綺麗な翅を見たら、西風の妖精と言ってもおかしくないものだと思います。
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秋ヶ瀬公園の羽根倉橋に近いピクニックの森を散策しましてきましたが、気温が上がり日向を歩いていられません。日影を求めて森の中を歩いていたら、林間を舞うこのイチモンジチョウを見つけました。
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木漏れ日の当たる葉の上で、翅をを広げて留まってく!ました。名前の由来になっている、翅の中央にある一条の白帯が良く分かります。
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ピクニックの森の中には、小さい池がいくつもありますが、ここはトンボたちの遊び場になっていたようです。枯れ木の枝先にコシアキトンボが留まってくれました。
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コシアキトンボは、腹部の付け根の腰の辺りが白色で、体全体を見るとそこだけ空いているように見えることから、この名前が付けられたものと思います。
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こちらはどこでも良く見ることができるシオカラトンボです。灰色の体を見ると間違いなく識別できそうですが、よく似たシオヤトンボとの識別が難しそうです。
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胴体だけでなく、目まで真っ赤なトンボです。これは誰でも良くわかるショウジョウトンボですね。飛んでいる姿も綺麗です。
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翅は透明ですが、付け根の部分に褐色味があります。ここでは、枝先に止まろうとしていたら、コシアキトンボが追い払うような行動を見せていました。
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ピクニックの森のまさに日影にいたヒカゲチョウです。日影という名前に似つかわしくない、なかなかスッキリした姿をしています。
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こちらは、そのヒカゲチョウですが、日向の葉の上に留まったところです。日影に留まった上の写真と比べると、ずいぶん色合いが違って見えます。
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割合小さめのチョウでした。シジミチョウの仲間かと思って撮影したのですが、確認したところタテハチョウ科のヒメウラナミジャノメでした。
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by coffeeto1 | 2015-07-19 06:00 | 昆虫 | Comments(2)

西天狗岳~唐沢鉱泉@八ヶ岳

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かなり強い雨が降っています。周囲の視界も効きませんが、とりあえず西天狗岳(標高2,646m)まで登って来ました。東天狗岳の山頂から直線距離で400mくらいですから、真っ直ぐ歩いたら直ぐに来られるわけですが、山頂から山頂へと移動するためには、一旦100mほど下ってから、また登り返さなければなりません。山登りの宿命ではありますが、ここを経由しなければ下山道である西尾根に取り付くことができません。先ほど東天狗岳の山頂でカメラのシャッターを押してあげた若者3人組とまた一緒になり、今度は私のカメラのシャッターを押してもらいました。彼等はここからまた、黒百合ヒュッテに戻るということでしたから、ここでお別れして私は西尾根を下ることになります。「気をつけて行ってください。」と声を掛けてもらって、下山の途につきました。
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降り始めて間もなく出会ったのは、昨夜黒百合ヒュッテでご一緒した二人連れでした。スリバチ池からの天狗岳の眺めが良いと教えてくれた人でしたが、この時は中山峠からのコースを登って来たようです。しばらく一緒に歩いていましたが、そこでまたオサバグサの姿が目に入りました。昨日もたくさん見てきましたが、前々週に硫黄岳から赤岳まで縦走した時にも見てきましたから、今シーズンはよく観察することができます。
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西天狗岳から約20分ほど下ってきたところで、登山道の脇に黄色い花が咲いているのを見つけました。スミレの仲間であることはすぐに分かりますが、葉の形が円形であるところから、キバナノコマノツメであると思います。
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西天狗岳から唐沢鉱泉までは西尾根と呼ばれるルートを歩くことになりますが、その途中に2か所の展望台があります。低い方が第1展望台ですから最初に辿り着いたここは第2展望台になります。相変わらずガスがかかり、周囲の展望が利きません。
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雨は上がってくれたようですが、またいつ降り出すかわかりませんからレインコートが脱げません。おかげで内側から汗だくです。ここでは、ミツバオウレンが固まって咲いていました。全体を通して、たくさん見られた花の一つであるといえます。
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だいぶ下ってきましたが、ここでもイワカガミの群落を見ることができました。中山峠のあの大群落には比べようもありませんが、花弁の色が濃い感じがして、これも見応えのする集団でした。
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それまで続いていた木々に囲まれた見通しのきかない山道が急に開けました。ここが第一展望台です。この辺りまで下ってきたら、ガスが切れ始めて、周囲の視界が少しづつ効くようになってきました。もうレインコートがなくても大丈夫そうです。脱ぐと、爽やかな空気が気持ち良く伝わってきます。
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第一展望台には、こんな綺麗なキバナシャクナゲが咲いていました。これは撮影せずにはいられません。休憩をとりながら、何枚も撮影させて貰いました。
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天気が回復に向かっているようで、次第にガスが晴れてきてくれたお陰で、山の姿が少し見えてきました。少し霞んでいますが、赤岳と阿弥陀岳の姿を確認することができました。
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下ってきた西尾根は、ここに分岐がありました。真っ直ぐ行けば枯尾の峰です。唐沢鉱泉へ行くには、ここを右手に進むルートを取らなければなりません。ここで最後の小休止をとって、あとは一気に下山することにします。
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途中にゴゼンタチバナの群落がありました。こんなのを見ると、写真に撮らずにはいられません。無駄打ちになってもいいからと、撮影枚数が嵩みます。たまには無駄打ちと思って撮影した中にも、紹介したくなるようなショットがあるものです。
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唐沢鉱泉の登山口まで下ってくることが出来ました。今回は、クロユリが見たいと思い立ち、あまり確りした計画も立てられないまま来てしまいましたが、お陰さまで今回も無事に帰ってくることができました。山の神様にも感謝です。
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ここが唐沢鉱泉の男湯の入口です。昨日からたっぷり汗を掻いて、山に登ってきましたから、ここでさっぱり汗を流して帰宅の途に就きたいと思います。中では上から流れ落ちる冷水に、滝行のように打たれることが出来ますし、サウナもあって疲れを癒すことが出来ました。
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唐沢鉱泉のおかみさんと話をしていたら、建物の裏手にヒカリゴケの群生地があるから見て行きなさいと教えてもらいました。これがその群落にあった標識です。
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風呂上がりのタオルを頭に巻いて、岩の隙間からヒカリゴケの様子を撮影してみました。とても暗い場所ですから、シャッタースピードが上がらすブレた写真ばかりになってしまいました。思い切って、カメラのISO感度を25,600まで上げて撮影したところ、なんとか写ってくれました。明るく見える苔がヒカリゴケです。
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by coffeeto1 | 2015-07-18 06:00 | 風景 | Comments(0)