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マガンとオオヒシクイ@蕪栗沼

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今回の伊豆沼、蕪栗沼探鳥旅行でガンの仲間をたくさん観察してくることが出来ました。その中で感じたのは、オオヒシクイは蕪栗沼の方に多く見られて、マガンの主力部隊は伊豆沼に集まっているという印象でした。また、聞いた話ではシジュウカラガンは化女沼をねぐらにしているということですから、鳥種によって羽を休める場所の好みが少しずつ違うように思いました。もちろん伊豆沼をねぐらとするオオヒシクイもいたし、蕪栗沼で休むマガンもいたのは間違いありませんから、これはあくまでも私個人の印象です。
今回は、蕪栗沼でマガンとオオヒシクイを一緒に観察することができましたから、両種を比較しながら紹介してみたいと思います。
これは、たくさん集まっていたオオヒシクイの群れの中にいたマガンです。並んでくれたので、その大きさがよく比較できますが、オオヒシクイが随分大きく見えますね。マガンもかなり大きい鳥ですが、こうしてみると、マガンがカモくらいの大きさに見えてしまいます。
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蕪栗沼のこの場所は、オオヒシクイがたくさん集まっていましたが、その中にマガンも何羽か混ざっていました。ゴチャゴチャしていますが、マガンは体が小さくてくちばしが黄橙色ですから、群れの中にいてもその識別は容易です。
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オオヒシクイとマガンはいずれもカモ目のガンの仲間です。オオヒシクイの全長は90㎝を超えるということですが、マガンの全長は72㎝ということですから、見かけの大きさは随分異なります。羽衣の特徴はどちらも良く似た褐色ですが、いずれも体の後方の尾羽に近い方にいくほど、その色合いがより黒っぽくなります。
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さて、この個体は蕪栗沼で観察したオオヒシクイの群れの中にいたマガンですが、よく見ると前回紹介したように目の周りに、薄っすらとした黄色いアイリングがあることが分かります。注意深く観察していると、マガンの中にもこのようにアイリングのある個体は、かなりの確率で見つけることができそうです。
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羽の中に頭を突っ込んで休んでいるのはオオヒシクイですが、マガンは頭を上げて浮かんでいました。くちばしが黄橙色であるところと、くちばし基部から額にかけて白い羽があるところが、オオヒシクイとの識別ポイントになります。
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これは、伊豆沼のすぐ隣にある内沼に近接する田んぼで撮影したものですが、珍しいことにたくさんのマガンの群れに交じって、オオヒシクイがいました。ヒシクイという名前の通り、水草の実であるヒシの実を餌としているはずですが、このように田んぼに降りて羽を休めることもあるんですね。今回の探鳥旅行の中で、オオヒシクイが田んぼに降りているのを見たのは、ここ以外では気が付きませんでした。
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by coffeeto1 | 2014-11-29 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

マガンのアイリング@伊豆沼

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ラムサール条約登録湿地である伊豆沼、蕪栗沼を周回する探鳥旅行では、とてもたくさんの写真を撮影してきましたが、そのほとんどはマガンの写真でした。この冬、マガンの飛来数が6万5千羽を超えたということで、その数が圧倒的に多かったですから、当然といえば当然の話でもあります。撮影旅行から帰って既に1週間が過ぎましたが、まだ全部の写真に目を通し切れていないのが現状で、整理が終わるまでまだ暫くかかってしまうのではないかと思っています。たくさん撮影してくるのは良いのですが、その後の写真整理の時間のことも考えておかないと、撮りっぱなしということになりかねません。
そんな中、これまで確認してきたマガンの写真を見ていたら、カリガネのようにはっきりしたものではありませんが、マガンの中にも薄っすらとしたアイリングのある個体がいることが分かりました。図鑑には解説されていませんが、今回は、そんなアイシャドウならぬ、アイリングのあるマガンの写真を集めてみました。
まずこの写真ですが、中央やや右側にいる個体には、薄っすらとしたアイリングが認められます。写真では見にくいと思いますが、分かるでしょうか?周囲にいるほかのマガンには認められませんね。
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この写真では、中央奥側にいる個体ですが、これにもかろうじてアイリングがあることが分かります。でも、体長は周囲のマガンに比べて小さいわけではありませんし、くちばしも短くありませんから、カリガネではないですね。
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写真中央で寝ている個体ですが、かろうじて見える眼の部分に白いアイリングが認められます。頭を突っ込んでいるので大きさの比較は難しいですが、大きさ的には周囲のマガンとさほど変わらないように思います。これもカリガネではなくて、マガンになると思います。
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この中央奥側にいる個体も、微妙ではありますが、目の周りに薄っすらとアイリングがあることが分かります。カリガネは全長が約58cmで、マガモとほぼ同じ大きさということですから、大きなマガン(全長約72㎝)の中にいると、その大きさの違いは一目でわかると思います。でも、この個体の大きさは周囲とほとんど変わりありませんから、これもアイリングのあるマガンのようです。
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この写真でも中央奥側にいる個体に僅かながらアイリングが認められます。くちばし基部から額に続く白色部分は、手前のマガンより広がっているように見えてカリガネの特徴と合致するようにも思いますが、全長を見比べると手前のマガンより大きいくらいですから、これも普通のマガンであると思いますが、かすかにアイリングが認められます。
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手前の右側にいる個体に注目してください。薄っすらとしたアイリングがありますね。大きさは中央にいるマガンより一回り小さいように見えます。でも、くちばしはピンク色ではなく黄橙色ですし、少し長めでマガンと同じであるように感じますから、この個体もカリガネではなくて、マガンであると思います。
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by coffeeto1 | 2014-11-28 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

飛翔するマガン@伊豆沼

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私が今使っているカメラは、オリンパスのフォーサーズ仕様の一眼レフ(E-5,E-620)と、ミラーレス一眼(E-M1,E-M5)の2本立てです。フォーサーズ仕様では、いずれも受光素子の面積が35mm版フィルムカメラに比べると、半分の大きさですから、写真をA3判以上に大きく引き伸ばすには不利になりますが、レンズの焦点距離が2倍換算で撮影できますから、野鳥写真を撮影するには大きなアドバンテージとなります。現に、私が野鳥写真の撮影に常用している300mF2.8のレンズは、35mmフィルムカメラ換算で600mmF2.8相当となります。フィールドでよく見かけるロクヨンとかゴーヨンなどに比べると、長さが短くて取り回しが楽ですし、重さは半分近くになりますから、担いでフィールドを歩き回ることも容易で、行動範囲がうんと広がります。....でも、実際は重くて肩が痛くなりますが、....私としては、とても気に入っているシステムです。また、受光素子が小さいといっても、カメラとレンズの性能が高く、非常にシャープな画像を撮影することができますから、近い将来マイクロフォーサーズに一本化することになると思います。
今回の伊豆沼探鳥旅行では、重いフォーサーズ一眼を敬遠して、より軽いミラーレス一眼のマイクロフォーサーズ2台で固めたのですが、ファインダーがEVF(電子ビューファインダー)ですから、飛んでいる野鳥を撮影するとき、一度ピントを外すと修正不能で、もうそれ以上撮影できなくなってしまいます。....白樺峠のタカ渡り撮影で体験していたのですが、....小型軽量の魅力には負けてしまいました。でも、飛んでいるマガンも撮りたいというわけで、今回はミラーレス一眼で挑戦した、飛翔するマガンの写真をご紹介します。
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今回の撮影ではカメラのフォーカスモードをS-AF+MF(シングルオートフォーカス+マニュアル補正)にセットしています。止まっている野鳥は、AFで合焦させてマニュアルで微調整をするわけですが、飛翔写真ではAF任せです。だから、今回の写真はたまたまピントが合ってくれたというものばかりなのです。f^_^;)
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フォーカスモードをC-AF(コンテニュアスオートフォーカス)にセットすれば、カメラが被写体の移動に伴って合焦してくれるように思いますが、現実はそんなに甘くはありません。一度大きくフォーカスを外すと、再起不能になりますから....(>_<) 経験的にS-AFで撮影したほうが、ずっと歩留まりが良いと思います。
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マガンの編隊飛行も撮影できました。でもこれは竿ではなく、鉤型でもありません。変な形だから変態飛行なんて言ったら、マガンに叱られてしまいそうです。....それにしても、このくらい上空を飛行している方が、他にピントが引っ張られることなく、合焦しやすいですね。
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田んぼに降りていたマガンの群れが、一斉に飛び立ちました。かなりのスピードで飛翔しているし、ピントが背景に引っ張られて、合焦しにくいシチュエーションですが、この時は割合うまく合ってくれたと思います。
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さて、こちらは田んぼで休んでいたマガンを撮影していたら、その中の2羽が突然飛び立ちました。これはマガン飛翔写真を撮影する絶好のチャンスです。そのままこの2羽を追いかけて連写してみました。
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たくさんいるマガンの頭上をかすめて、この2羽の個体が飛翔していきます。この時はどうした訳か、ずっとピントが合ってくれましたから、このように低い位置での飛翔写真ですが上手く撮れたと思います。
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こちらはまた別の個体ですが、田んぼからまっすぐ上に飛び立っていこうとしています。飛び立った2羽のマガンをグッドタイミングで捉えることが出来たわけですが、背景がうまくボケてくれて、ピントが合ったマガンが浮き出しているように見えます。
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by coffeeto1 | 2014-11-27 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

オオハクチョウも来てました@宮城

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長野県北部で大きな地震が発生し、被害が出ています。住宅が何戸も倒壊していますが、死者が出なかったのは不幸中の幸いだったのでしょうか。でも、大きな余震が続いて発生して、住民の皆さんの不安が増しているようです。寒い冬の時期を迎えて、住む家を失ってしまった皆さんには、本当にお気の毒であると思います。
被害の発生した白馬村は、ワンコが同宿できるお気に入りのペンションがあって、コーヒー党一家の避暑旅行として、夏休みの期間中に何回も行ってるところですし、白馬三山の縦走でも基点として利用させてもらっていた場所でしたから、他人事とは思えないところです....。この間の御嶽山噴火と何か関係があるとは思えませんが、自然災害で発生する被害は、できるだけ少なく押さえ込んでいかれるように、普段から心構えしておくことが欠かせないですね。....1日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
さて、今回は伊豆沼探鳥で遠出した折に観察したオオハクチョウを紹介します
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オオハクチョウは、東京周辺ではあまり見る機会はありませんが、こちらでは伊豆沼の中だけでなく、その周囲の田んぼにもとてもたくさん観察できました。もちろん、マガンの数には比べようもありませんが、探さなくても普通に目に入ってくるといった感じです。
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田んぼの脇の草地に降りていた群れがいました。ここでは、青い草がオオハクチョウの餌になっていたようです。くちばしのところに注目すると、青い草を食んでいるのが分かります。
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同じ田んぼに、たくさんのオオハクチョウが集まっていました。みんな首をあげていますから、辺りを警戒しているようですね。右側にいる灰色味を帯びた個体は、今年生まれの若鳥になります。ハクチョウなどの大型の野鳥になるほど、ファミリーとして行動する期間が長くなるようです。中には翌年の繁殖期が始まる頃まで一緒にいるものもいるようですね。
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水面に浮かぶオオハクチョウです。優雅な姿で浮かんでいるように見えますが、水面下では常に水かきを動かしているんですね。全長150㎝を超える大型の野鳥で、体重も10kg前後あるようです。中には15Kgを超える個体もいるようですが、そんなに重い体でよく海を渡って来られるものだと感心してしまいます。
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こちらは蕪栗沼で撮影したものですが、池にはオオハクチョウの他に、オオヒシクイやカモの仲間がたくさん羽を休めていました。みんな固まって休んでいますから、ちょっと過密状態だったようです。何かのキッカケに、水鳥同士の争いが発生しますが、この時はオオハクチョウが頭を低くして、バタバタとオオヒシクイを追いかけていきました。驚いたオオヒシクイは、これから逃れるように慌てて飛び上がっています。
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by coffeeto1 | 2014-11-26 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

田んぼのタゲリ@蕪栗沼

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東京地方にはまだ雪の心配はないと思いますが、この冬のシーズンを迎える前に、車のタイヤを雪道でも滑らないスタッドレスタイヤに変えようと思っています。以前の車に乗っていた時にお世話になっていたA社からスタッドレスタイヤへの交換を提案され、そのまま付け替えてもらおうかと思ったのですが、念のためB社にお値段を確認したところ、同じアルミホイール付きのタイヤですが、値段が4万円も安いのです。同じタイヤなのになぜこんなに違うのでしょうか?A社さんでは最新のタイヤで性能が良いと言っていましたが、スタッドレスタイヤではそれほど革新的な違いが出て来るとは思われません。それで、結局B社さんにお願いして新しいスタッドレスタイヤを付けてもらうことにしました。
今度の木曜日に車を取りに来てくれるということですから、来週末からは雪の心配がある場所へでも、安心して出掛けることが出来るようになります。この冬のシーズンも、安心して行動できる範囲が確保できますから、私の楽しみも広がってくるというものです。
今回は、先週末に訪れた株栗沼で観察した、ガンの仲間ではありませんが、チドリの仲間のタゲリを紹介させていただきます。
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蕪栗沼周辺には広大な田園が広がっていますが、ここがたくさんのマガン達の餌場兼休息の場所となっていました。マガンの群れの中にカリガネやシジュウカラガンを求めて探し回っていると、刈り取った稲株の間に、何やら動き回る野鳥を見つけました。双眼鏡を向けてみると、それはタゲリの群れでした。
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田んぼの貴公子とも言えるタゲリの姿です。暗緑色の背面に褐色の羽縁が、羽織ったマントの織り柄のようです。黒い帽子の後ろにスッと伸びた飾り羽が、ちょっとオシャレだと思えませんか? よく見ればなかなか気品のある容姿です。
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この田んぼには、7~8羽のタゲリがいたと思います。稲の切り株の間を見え隠れしながら移動していきますから、全身が見えることがあまりありません。撮影している側からすると、ピント合わせがとても難しくて、非常に撮りにくい状況でした。
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背面の各羽に褐色の羽縁が認められることと、頭部から顔面にかけてかなり褐色味が強いところから、第1回冬羽の個体であると思われます。下尾筒がオレンジ色であることが分かりますね。
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ここではタゲリは少数しか観察することが出来ませんでしたが、私のこれまで見てきた体験からすると、利根川周辺の佐原から潮来にかけたあたりでたくさんの個体が越冬していると思います。何年か前に、あしだちの有志と訪れた際、広い田んぼを埋め尽くすほどの群れが降りていたのを見たことがありますし、その時は、数千羽と思われるタゲリの大群が、上空を舞っていたのを観察しています。
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by coffeeto1 | 2014-11-25 06:00 | 野鳥 | Comments(2)

おっと❗️ツルシギです@蕪栗沼

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車中泊の楽しみの一つに、温かい夕飯を食べることがありますが、今はコンビニで買うことができるアルミ製の鍋焼きうどんやちゃんこ鍋、塩ワンタン鍋ラーメンなどレパートリーが広がっています。冬の時期を迎えて、寒い車内を暖めつつ、温かい食事がとれるこれらの食品は大変有り難い存在で、これを食べながらビールやウイスキーを飲む時が、至福の時間になりつつあります。
このアルミ鍋は使い捨てですが、うどん玉とレトルト食品の豚汁やけんちん汁を買っておくと、このアルミ鍋を使って豚汁うどんやけんちんうどんも作れますから、車中泊で連泊するときには大変便利に利用させてもらっています。
前回までガンの仲間の紹介が続きましたから、今回から趣向を変えて、蕪栗沼で観察したガンの仲間以外の、シギとチドリを紹介してみたいと思います。
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この日訪れた蕪栗沼で、たくさんのオオヒシクイを観察していたら、その中を動き回る小さいシギの仲間を見つけました。ツルシギです。でも、小さいといってもツルシギは全長30㎝ありますが、オオヒシクイの群れの中ではとても小さく見えました。ここでは、少し深い水面を泳いで渡っていきました。ツルシギは泳ぐところをよく観察することができます。
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3羽のツルシギが集まっていました。同じ仲間のアカアシシギとよく似ています。夏羽であれば身体中が黒くなりますから識別が楽ですが、冬羽の今の時期はよく確認しないと誤認してしまいます。アカアシシギは上下のくちばしが赤いですが、ツルシギは下だけが赤いところが異なります。また、くちばしの形状に注目すると、アカアシシギは真っ直ぐですが、ツルシギは先端が少し下に曲がっています。
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翼を広げてくれました。冬羽ですから体全体と翼下面が白いことが分かりますが、夏羽では翼下面は白いままですが、体全体が黒いですから違う鳥のように見えてしまいます。
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翼を広げて上面がよく見えます。次列風切とこれに続く初列風切の一部が白っぽくて褐色斑があるのが分かります。よく似たアカアシシギは、この部分が白色ですから、観察する機会があったら是非確認して下さい。
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とても大きなオオヒシクイが羽を休める間に、ツルシギが4羽観察できしました。ツルシギは全長30㎝ということですが、ヒシクイは全長85㎝で、オオヒシクイはさらに一回り大きいですから、その大きさの違いは圧倒的ですね。
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by coffeeto1 | 2014-11-24 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

オオヒシクイもいました@蕪栗沼

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今私が乗っている車は、以前にも紹介しましたが、車中泊をするのにとても使い勝手の良いホンダのスパイクです。もちろんハイブリッド車ですが、カタログの燃費は10/15モードで、リッター当たり21.6kmということでした。最近のハイブリッド車は30kmを超える車がたくさん出ている中で、少し燃費が悪いかなとは思いましたが、ユッタリと車中泊が出来ますから、遠出して掛かる宿泊費の事を考えると、とても経済的な車であると思います。
今回の伊豆沼探鳥旅行では、総走行距離が980kmほどにもなりましたが、平均燃費が19.2kmでしたから、まずまずの走りっぷりでした。走行中に常に瞬間燃費が表示されていますから、普段からエコ運転を心掛ける私には有難い装備です。また、オートクルーズが付いているのも大変有り難い装備です。高速道路ではアクセルから足を離して運転出来ますから、長距離の運転がとても楽にできますし、燃費もとても良くなることが分かりました。最近では、平場でもオートクルーズにセットして運転するようになりましたが、かなり燃費が良くなっていると思います。
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この日足を運んだ蕪栗沼には、たくさんのヒシクイ達が休んでいました。お天気も良くなってくれました。ダウンのジャケットを着て、カメラを担いで歩いていたら、とても暑くて汗だくになってしまいました。
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小春日和とも言える穏やかな天気に恵まれて、ヒシクイ達はのんびりと羽を休めています。殆どの個体は羽の中に頭を突っ込んで寝たままですから、こうして頭を上げてくれるところを撮影するのに骨が折れました。
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亜種オオヒシクイです。日本に飛来するヒシクイの仲間のほとんどは、この亜種オオヒシクイであるといわれています。特徴は首が長くて、額からくちばしにかけてほとんど一直線に見えるところですが、亜種ヒシクイは額とくちばしの傾斜に一段落ができますね。
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大きく羽ばたいてくれたことで各羽の様子がよく分かります。全体的に暗褐色の羽で覆われていますが、雨覆いには羽縁に白い縁取りがありますが、風切羽にはそれがなく、羽軸が白いことが分かります。また、尾筒は白色ですが、尾羽の先端も黒褐色であることが分かります。
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亜種オオヒシクイは、大陸のいわゆるタイガ地帯で繁殖する大型の水鳥ですが、亜種ヒシクイの繁殖地はさらに北極圏に近い、ツンドラ地帯になるということです。夏でも寒い場所で繁殖していますから、日本の冬であれば越冬地として適しているものと思います。
伊豆沼と蕪栗沼の周辺はラムサール条約に登録された湿地が広がります。彼らが安心して生活できる環境を守っていきたいものですね。
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by coffeeto1 | 2014-11-23 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

これはカリガネかな?@蕪栗沼

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今回の伊豆沼探鳥旅行で、車中泊の快適度を上げてくれたアイテムの一つに、携帯用のストーブがありました。これまでも、冬季に車中泊をすることは何度もありましたが、寝袋に潜り込むまでの寒さは、なかなか堪えるものがありました。車内で夕飯を用意するのに、カセットコンロをトロ火にして、おでんや鍋焼きうどんを温めると、同時に車内も暖かくなり、かなりの寒さも凌げたものでした。でも、常時カセットコンロに火をつけているわけにもいきません。車載用のFFヒーターを設置すれば良いのですが、値段が15万円以上もしますから勿体無いですね。何か良い対策はないものかと探していたところ、携帯用のストーブで、カセットボンベを燃料にするものが見つかりました。火力調節が可能で、一番弱にして使うと4時間以上使用できます。値段も5,000円未満で購入出来ました。今回、これを初めて使用してみたのですが、使った感じはとても良好でした。2泊3日の使用で、3日目の朝に点火して暫く使っていたら、ボンベのガスが切れましたから、かなり長持ちしたという感じです。車内では、普段着のままで自宅にいるような感じでリラックス出来ましたから、これはもう止められません。
ただ、欠点もあって、一酸化炭素中毒にも注意しなければいけないことと、点火具合が悪いことです。一発点火出来ることもありますが、着火するのに何回も点火スイッチをひねって苦労しています。
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今回の探鳥行の主目的は、ガンの仲間の写真を撮ることにありましたから、ほとんどの時間はカメラのファインダーを覗いていました。
たっぷり写真を撮ることができましたから、最終日はシジュウカラガンやカリガネがいないか、双眼鏡で確認し続けたのですが、そうしたらこの写真の一番奥の方に座っている個体が見つかりました。遠かったのでしっかり確認できませんが、どうやらアイリングがありそうです。しかし、判定するには反対側に回り込んで、もっと近い位置からよく見なければ無理そうです。
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田んぼの外周にある農道をかなり走って、その個体がいた辺りへ回り込んでみました。たくさんいるマガンの中にアイリングがある個体を探すのは骨が折れました。でも、たまたま伸びをしてくれた個体に注目すると、何とアイリングがあるじゃありませんか‼️
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暫く間近から撮影することが出来ました。しかし、カリガネのアイリングは黄色いはずですが、この個体のアイリングは黄色くありません。また、体型もマガンよりかなり小さいはずですが、そんなに変わらないようです。
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くちばしの基部から額に続く白色の羽毛は、他のマガンよりやや広いように思えます。でも、くちばしを見るとカリガネはピンク色をしているはずですがこの個体は黄橙色ですし、大きさも普通のマガンとさほど変わりません。カリガネのくちばしは少し短いですよね。
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図鑑を確認すると、カリガネは全長58cmで、カルガモは61cmとされています。カルガモより小さければ、マガンと一緒にいれば一目で大きさの違いが目につくはずです。でも、この個体は明らかに近くのマガン(全長72cm)とあまり変わらない大きさでした。また、アイリングが黄色くないところ、くちばしが長めで色もピンク色でないところなどなどを考え合わせると、これは私の推測ですが、マガンとカリガネのハイブリッドの可能性があるのではないかと思いました....如何なものでしょうか?
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by coffeeto1 | 2014-11-22 06:00 | 野鳥 | Comments(2)

マガンがいっぱい@伊豆沼

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今回の伊豆沼探鳥旅行は、いつものことながら車中泊で2泊3日の日程としましたが、時期的には次第に寒くなってきますから、一気に冬装備で臨むことにしました。寝袋は、前回紹介した冬用に購入した封筒型のもので、もちろん電気毛布もこの時期は車のコンテナの中に常備しています。カメラや照明用のランタンの電池を充電したり、電気毛布を使用するために、サブバッテリーと家庭用電源に変換するインバーターを積んでいますが、前の車の時は、重さが10kg以上あるサブバッテリーを自宅で充電して、また車に積み込むのが大変な作業でしたし、車の中での置き場所にも困っていました。今の車を購入して、オプションのアクセサリーカタログを見ていたら、ウォークスルーの運転席と助手席の間に置くセンターコンソールがあることを知りました。大きさ的にサブバッテリーを収納できそうだったので、ホンダの販売店と何回か協議して、少し改造して組み込んでもらうことにしました。お陰でその置場が確保できて、充電の時は延長コードを繋ぐだけで済むようになりました。これにより、車中泊の快適度がかなり上がりました。
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伊豆沼の周辺には広大な田んぼが広がる田園地帯がありますが、ここでマガンやオオハクチョウたちが羽を休めたり、落穂拾いをする格好の餌場になっているようでした。大きな群れが、何箇所かに分かれて確認できましたが、ほとんどの個体は頭を突っ込んで寝ているようでした。
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マガンはとても警戒心の強い鳥ですから、不用意に近づこうものなら、群れ全体が飛び立ってしまいます。歩いて近づくのは殆ど不可能ですから、車に乗ってジリジリと接近していきます。普段は多くの個体が羽の中に頭を突っ込んで休んでいて、数羽だけが常に周囲の警戒をしているはずですが、この群れは一斉に首をあげました。まるで警戒警報が発令されたような状況です....これ以上近づくのは止めておきましょう。
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マガンは警戒心が強い鳥ですから、近づくとすぐに飛ばれてしまうのですが、ここでは運良く、比較的近い所から撮影することができました。マガンは、全長72cmでカモ科に属しますが、ガンの仲間ですから普通のカルガモよりふた周りくらい大きい立派な体型です。よく似たヒシクイは同じような羽衣をしていますが、もう一回りくらい大きいこと、くちばしが黄橙色で基部から額にかけて白い羽毛があり、胸からお腹にかけて黒褐色の黄斑があるところなどが異なります。
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柔らかい日差しを受けて、池の中に羽を休めるマガンの群れです。小春日和といったら時期的にまだ早いでしょうか? でも、そんな雰囲気がぴったりするような、長閑かな風景でした。
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稲刈りが終わって、すっかり冬景色となった田んぼで羽を休めるマガンの小群です。ここで落ち穂を拾ったり、羽に頭を突っ込んで休んだりしていましたが、中央の個体は群れのリーダー格でしょうか? 終始、周囲の警戒を続けていました。
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田んぼの畦に上がったマガンですが、暖かい日差しを浴びて、気持ち良さそうに伸びをしています。左側の個体は、脚を上げて頭を掻いています。ノンビリしたものです。のどかな田園風景の一コマでした。
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by coffeeto1 | 2014-11-21 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

マガンの飛び立ち@伊豆沼

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ここ何年かガンの仲間を観察するのに、東京から比較的近い新潟方面へ足を運んでいました。マガンの他にハクガンや亜種オオヒシクイも見られて、これはこれで良かったのですが、久し振りに日本最大の越冬地である伊豆沼へ行って、朝日とともに飛び立つあの感動的な情景を、もう一度何とか写真に収めてきたくなりました。前回伊豆沼へ行った時は、まだ写真を始めたばかりで、とても満足いくような写真が撮れませんでしたから、今回はできるだけ撮影枚数を稼いで、少しでも納得できる写真を撮ってみたいと思います。
以前に行った時はあしだちの遠出探鳥会に参加したり、有志が誘い合って、運転を交代しながら夜通し走って、朝の飛び立ちに間に合わせたこともありました。しかし、今回は撮影が主目的ですから、単独で行くことになります。運転に支障が出ないように、ゆとりを持って午前5時に自宅を出発しました。途中で朝食をとり、眠くなるとサービスエリアで休憩をとりながらですから、到着したのはお昼過ぎになってしまいました。でも、伊豆沼はやっぱり良いところです。もう何度も足を運んできていますが、何回来てもホッとした気分にさせてくれます。
これは、その翌朝見ることができた日の出風景ですが、今まさにガンの大群が飛び立とうとしているところです。
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伊豆沼の西端、獅子ヶ鼻の土手上の道は、入口は1車線しか有りませんが、途中から相互通行できるように道幅が広げられていました。その片側に観察者の車が縦列駐車して長く並びますが、拡幅されたお陰で、日の出前から車の中で温々と待機することができました。この写真も車の中から撮影したものです。
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今回観察していると、日の出直前の午前5時半過ぎ頃に、一度ガンが騒ぎ出して一斉に飛び立ちました。まだ空が白み始めたばかりのころです。....こんなに早く飛び出してしまったんでは、日の出とともに舞う姿が撮影できないじゃない....。そんな風に思っていたところ、次第に空が明るくなってきたら、たくさんのガンの編隊が遠くから飛来してきました。これでは飛び立ちではなく、夕方のねぐら入りみたいな感じです。
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「竿になり、鉤になり」 と表現されているガンの編隊飛行は、伊豆沼の上空に差し掛かったところで突如バラバラになって、湖面へ舞い降りました。その様子を昔の人は落雁と表現したそうですが、和菓子じゃありませんよ v(^^;;
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さて、いよいよ本格的なマガンの飛び立ちです。時間はすでに午前6時を回っています。オレンジ色の太陽が輝きを増して雲の間から顔をのぞかせると、上で紹介した写真のように飛び立ちが始まりました。
カハハン、カハハンと鳴き交わしの声が響き、たちまち辺りが騒々しくなりました。全空を覆うように、ものすごい数のマガンが一斉に飛び立ってくれました。圧巻です。これを見るために足を運んできたわけですから、うまく撮影できてラッキーでした。
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今回は、伊豆沼に到着するとまず最初に、サンクチュアリー・センターに立ち寄って、マガンの飛来状況などを伺ってきました。今年飛来している数は、なんと6万5千羽になるそうです。以前来た時には、4万羽を越えたなんて聞いていましたから、その時に比べるとずいぶん増えてきたものです。群れの中にはカリガネが混じっているとか、シジュウカラガンは、株栗沼の周辺のほうが見つけやすいなどと教えていただきました。後から聞いた話では、シジュウカラガンは年ごとに飛来数が増加して、今では300羽を超える群れも観察されるそうですが、ねぐらは化女沼(けじょぬま)になるようです。
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すぐ近くを飛翔してくれたマガンの群れです。まだまだ撮影技術が未熟ですから、あまり上手に撮影できませんが、今回の撮影行では全部で数千枚の写真を撮影してきました。なかなか整理する時間がとれないので、見ていただけるような写真があったら、これから追々紹介していきたいと思います。どんな写真が撮れていたか、整理するのが楽しみです。
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by coffeeto1 | 2014-11-20 06:00 | 野鳥 | Comments(0)