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秋色の戸隠森林植物園

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今朝の都内はとても良いお天気に恵まれましたが、冷え込みが一段と進んできたように思います。駅に向かうと、コートを着用している人が目に付きます。ショールを巻いた女性も何人かいました。冬の訪れは、もうそこまで来ていますね。季節の移り変わりはとても早いものだと思いますが、その時々の自然の移ろいもよく見ておきたいものです。
先日足を運んだ長野県の戸隠森林植物園では、紅葉が最盛期を迎え、秋色一色に染まっていました。
森林植物園の駐車場に車を停めて、園内に足を踏み入れたところ、晴れ渡った青空の下で、みどりが池越しに戸隠連山の山並みがスッキリした姿を見せてくれました。
野鳥観察でも自然観察でも、ここへ来ると必ず何かしらの収穫がありますから、私的にはとても好きな場所になります。条件反射になるのでしょうか?この山並みを見ると、何故かとても嬉しいような元気が出るような、不思議な気分に浸ることができます。
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園内の散策路を歩くと、あちらこちらで紅い葉、黄色い葉が目に飛び込んできます。散策路の途中で見上げると、一面に色付いた天井が広がっていました。秋真っ只中とはこのことだなと思いながら、その眺めをカメラに収めました。
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真っ赤な赤い実が固まってたくさん実っていました。春先の山野草のシーズンとは違って、この時期に咲く花は殆どありませんが、この赤い実が散策路の周辺を彩っていました。これはマンリョウでしょうか?それともヤブコウジ?
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緑色の常緑樹と並んで葉が落ちたシラカバが白い幹を見せていますが、隣接した紅い葉と黄色い葉との対比が面白いですね。澄んだ青空の下、みんな輝いているように見えました。
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森林植物園のはずれに鏡池がありますが、ここから見る戸隠の山並みがまた見事です。険しい岩山の繋がりが見えますが、中央の山が戸隠山で、その右側に稜線繋がりで見える山が九頭竜山です。左側の鞍部を挟んで本院岳、西岳へと続きます。
ここから見る戸隠連山の眺めも、私の好きなビューポイントの一つです。
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この辺りは、シラカバの木立が目立ちます。既に葉を落としていますから、白い幹だけになっています。周囲には黄葉も少し見えますが、深まってきた秋のうら淋しい雰囲気が伝わってきます。
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ここも見事に色付いていました。紅葉と黄葉が柔らかい秋の日差しを浴びて輝いているようです。空気も冴え渡っていて、とても気持ち良かったですよ。
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戸隠連山の山並みが綺麗に見えていました。昨年の今頃でしたが、あの尾根伝いに縦走してきまたことが思い出されます。コーヒー党の自然観察で「戸隠山の登山に挑戦」として紹介していますから、是非そちらも覗いてみてください。蟻の塔渡しでは足がすくんで前に進めず、いざって渡ったことが今でも鮮明に思い出されます。
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by coffeeto1 | 2014-10-31 06:00 | 風景 | Comments(0)

森の忍者ゴジュウカラ@戸隠

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今回、戸隠森林植物園へ行ってきたのは、10月18日(土)〜19日(日)にかけてのことでした。時期的には紅葉が見頃になり、秋の行楽シーズン真っ只中という状況です。気候的にも東京周辺では、とても過ごしやすい陽気ですから、防寒対策ということはあまり考えていませんでした。でも、森林植物園は標高1,400m程もある場所ですから、平地に比べると10度近くは冷え込むことになります。ところが、今回はお目当てのムギマキの撮影ばかりに気持ちが行ってしまい、寒さ対策には殆ど意識が回りませんでした。この当日の朝夕の冷え込みは、東京周辺では真冬のような冷え込みになりました。それでも、この冬の登山用に購入した裏地付きのフリースを持って行ったお陰で、ウインドブレーカーを着用して何とか寒さをしのぐ事ができました。
夕方になって薄暗くなってくると、辺りは急に冷え込んできました。日が沈むとすぐに真っ暗になってしまいますから、早く車へ戻ろうと急いでいた時、木の幹を伝って降りてくるゴジュウカラを観察することができました。こんな風に頭を下にして木の幹を下ってくる野鳥はゴジュウカラ以外にはいません。森の忍者という異名を頂いている所以ですね。
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防寒対策を怠ったという意味でもう一つ失敗がありました。それは、冬の時期は車中泊をするのに電気毛布を持って行くのですが、今回は油断して持って行かなかったということです。夜半過ぎにグッと冷え込んできましたから、寝袋に包まって寝ていても、寒くて目が覚めてしまいました。朝起きてみたら、薄っすらと霜が降りて白くなっていましたから、気温は0度近くまで下がっていたものと思います。
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ここでも、頭を下向きにして木の幹を下って来ました。ひょいと頭を上げたその瞬間が、絶妙のシャッターチャンスになりました。こんな姿も他の鳥では見ることができない、ゴジュウカラだけの行動パターンですね。
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ゴジュウカラは図鑑で確認すると留鳥とされていますが、平地で観察することは殆どありません。冬の時期に見られることがありますから、その意味では漂鳥といったほうが当たっていると思います。留鳥というのは、山地を基準とした話ですね。
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日本で観察できるゴジュウカラは3亜種が確認されています。この写真のように脇腹がオレンジ色をした亜種ゴジュウカラが一般的に観察できるものですが、北海道で見られるのは亜種シロハラゴジュウカラで、お腹にオレンジ色味がありません。その他には、亜種キュウシュウゴジュウカラというのがいるとのことですが、全体的に色が濃い目に見えるそうです。残念ながら私はまだ見たことがありません。
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くちばしにツルマサキの実を咥えているところを撮影することができました。ゴジュウカラは昆虫類やその卵を主食としている動物食の野鳥と思っていましたが、このように草木の種子も餌としているようです。
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by coffeeto1 | 2014-10-30 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

ムギマキ天国@戸隠

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戸隠森林植物園で野鳥観察をするようになって、もう何年にもなりますが、初めの頃は渡って来た夏鳥を観察することが目的で、ゴールデンウイークの前後に足を運ぶことが殆どでした。ところが、秋の渡りの時期にもたくさんの野鳥を観察できることを知り、秋にも出掛けるようになると、割合遅い時期にムギマキが渡っていくことを教えてもらいました。春の渡りでは観察することが難しい鳥ですから、何とかこれを観察しようと、10月の好機を捉えて何回か足を運んでみたのですが、その最盛期にはなかなか当たりません。一昨年前に初めてムギマキの撮影をすることができましたが、同じ頃合いを見計らって足を運んだ昨年は、空振りに終わってしまいました。それではと、今年は訪問する時期を更に遅らせてみたところ、今回はたくさんの写真を撮影することが出来ました。ムギマキってこんなにたくさんいたんだ。自分でも驚くほどの成果が出て、戸隠がますます好きになってしまいました。
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ムギマキは秋の終盤、ツルマサキの実が赤く実る頃、これを啄ばみにやって来ます。それも、今回は何羽もの群れでやって来てくれました。
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ところが、このムギマキは数羽の群れで飛来しても、とても忙しく動き回ります。なかなかファインダーに入ってくれません。上手く入れることが出来ても、オートフォーカスで合焦させるのがじれったくなるほどで、直ぐに移動してしまいます。私の撮影技術が未熟ですから、ピンボケ写真と鳥の写っていない写真の山を作ってしまいました。
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ツルマサキの実を啄んだ後、直ぐに葉陰に入って少し休んでくれますが、そこが撮影のチャンスです。でも、葉陰に飛び込むと姿が見にくくなってしまいますから、なかなかシャッターチャンスに恵まれません。
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ここでは、♂も♀もよく姿を見せてくれました。でも、撮影するのに苦労させられたのは、日の当たる場所と日陰が極端で、露出調整がとても難しい作業になりました。
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このツルマサキの樹は、森林学習館のあるみどりが池から中央広場へ続く木道のすぐ脇にありました。ロケーションがとても良かったので、木道の上には縦一列に30人ほどのカメラマンが行列を作っていましたから、観光などで来ていた人はさぞかし驚いた(迷惑した)ことでしょう。撮影するときは、通行人の迷惑にならないよう、細心の注意が必要ですね。σ(^_^;)
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このツルマサキの樹は、ムギマキばかりでなくキビタキやコゲラもよく飛来していました。赤い実はかなり食べられていました。森林植物園の中のほかのツルマサキの樹には、ビッシリと赤い実が付いているのにです。何故か分かりませんが、この樹は野鳥達にとても人気があったようです。
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さて、こちらの個体ですが、胸からお腹にかけてかなり白っぽく見えますから、一見するとキビタキではないかとも思えました。でも、喉の部分にオレンジ色の羽が見えることと、背面にオリーブ色味がなく茶褐色であるところから、ムギマキであろうと思われます。また、雨覆いの先端に白っぽい羽縁が顕著に認められますから、これは幼鳥ですね。
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こちらは、顔面から頭部、背面が黒褐色で、喉から腹にかけてオレンジ色が目立ちます。眉斑は眼の後方だけに認められるところから、ムギマキ♂の成鳥であると思われます。雨覆いに白い羽が出ているところが、白斑のようによく目立ちますね。
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ムギマキ♂の個体の背面がよく分かる状態で撮影できましたが、三列風切の外縁が白いことがよく分かります。また、尾羽の外側の基部が白色であるということも、この写真を見るとよく分かりますね。
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by coffeeto1 | 2014-10-29 06:00 | 野鳥 | Comments(2)

メダイチドリ@三番瀬

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この週末は、とても良いお天気に恵まれました。紅葉狩りの時期とも重なり、秋の行楽シーズン真っ只中という状況でしたが、昨日(10月26日)は同友会の月例登山に参加してきました。このところ、1ヶ月以上も山登りから遠ざかっていましたから、足にきてちょっと厳しいところもありましたが、無事に下山してくることが出来ました。でも、この時期ですから関越自動車道は35Kmの大渋滞で、自宅に戻ってきたのは夜の10時を回ってしまいました。いや〜、参りました。今朝は、少し筋肉痛と気怠さが残りましたが、久し振りの感覚です。登山の記録は近日中に紹介したいと思いますが、これまでに撮り貯めた野鳥写真がかなりありますから、少し遅くなると思います。(^_^;;
この写真は、9月下旬に三番瀬へ行った時に観察したメダイチドリです。
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こちら向きに歩いてくれましたが、左脚に白い足環がついていて、その上のほうには青色のフラッグも付けられています。また、よく見ると右足にも足環が付けられているのが分かります。調査研究のために付けられたものでしょうが、どこからどこまで渡っていくのか知りたいものです。
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背面の各羽には白っぽい羽縁があって、うろこ模様のように見え、頭部もまだら模様です。これらは幼鳥にみられる特徴です。これから冬羽に、そして来春夏羽へと換羽していくうちに、これらの羽縁はなくなっていきます。何となく表情にもあどけなさが感じられますね。
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この個体は、上で紹介したフラッグと足環をつけた個体ですが、背面から肩羽にかけては既に冬羽に換羽していますから、白い羽縁はほとんど認められません。上の写真を見ると分かりますが、雨覆と風切羽にはまだ淡色の羽縁が残っています。
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この写真の個体は、肩羽の部分に淡色の羽縁が認められません。雨覆の部分にはまだ残っているので、その違いがよく分かると思います。これは、第1回冬羽に換羽途中の状態であると思われます。
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今年生まれたばかりのメダイチドリの幼鳥ですが、全長19cmというこんな小さな体で大陸から渡ってきたのに、これから南半球の越冬地まで渡っていくわけですから、頑張れよ!と一声掛けてやりたくなります。
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by coffeeto1 | 2014-10-28 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

ミユビシギ@三番瀬

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野鳥観察や自然観察ばかりでなく、山登りをするときもそうですが、車中泊で日程のやりくりをすることがよくあります。車中泊を始めた頃は、あれもこれもと色々な物を持ち込んで車内は荷物だらけになり、何処に何があるか分からず、何かしようとする度に、探し物をするのが仕事でした。何年か車中泊を経験してきたお陰で、今では車に持ち込む荷物は当初の半分以下となり、スッキリしていて探し物をすることも殆どなくなりました。車を買い換えて車内空間がずいぶん広がり、自宅にいる時と全く同じというわけにはいきませんが、今ではとてもリラックスして過ごすことができるようになりましたから、これは当分止められそうもありません。f^_^; お陰で、行動半径がずいぶん広がりました。
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この日は、三番瀬(船橋海浜公園)へ野鳥観察に出掛けてきましたが、我が家からは日帰り圏内ですからさすがに車中泊はしてきませんが、半日滞在したうちにハシブトアジサシをはじめ、たくさんのシギ・チドリ類を観察することができました。今回は、その中からミユビシギを紹介したいと思います。
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ミユビシギという名前の由来は、文字通り足趾のうち第一趾が無いところにあります。だけどそれって、フィールドでは観察が難しいですね。この個体は冬羽に移行途中ですが、背面には黒褐色の夏羽の名残が残っています。背面の各羽が明るい灰褐色の羽に変わったら、冬羽への移行完了です。
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こちらの個体は、背面がかなり白っぽい灰褐色をしています。上の夏羽から移行途中の個体に比べると、その羽衣がずいぶん異なるものですね。
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三番瀬の浜辺には、とてもたくさんのミユビシギが集っていました。でも、場所によっては100羽単位の群れを形成しますから、ここの群れはまだまだ少ないかもしれません。
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右側の個体が伸びをして羽を広げてくれました。これを見ると、風切羽の基部が白いことが分かりますね。飛んだ時、これが翼帯となって白い帯があるように見えます。
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1羽のミユビシギが豪快に水浴びをしてくれましたので、背面の羽がよく分かります。各羽は灰白色ですが、羽縁は白っぽくなっていて、黒褐色の羽軸があることが分かります。こんな状態を確認できるのも、写真撮影ができたことによりますね。
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by coffeeto1 | 2014-10-27 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

シロチドリ@三番瀬

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浜辺に元気な姿を見せてくれたシロチドリですが、ジッと佇んでいたかと思うと、突然猛スピードで走り出したりする、そんな行動パターンが見ていても面白いところです。シギの仲間はくちばしで砂浜を突き回しながら餌探しをしますが、チドリの仲間は眼で餌を見つけて、サッと走り寄って餌採りをします。獲物を見つけて左にチョロチョロッ!右にチョロチョロッ!そんな様子を酔っ払いが危ない足取りで歩く姿に喩えて、千鳥足という言葉が生まれたというのは、頷ける話ですね。
今回は、久し振りに訪れた三番瀬で観察することができた、シロチドリの可愛い姿を紹介したいと思います。
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シロチドリは他の多くのシギチと違って、1年を通して観察することができる留鳥です。と言っても、渡りをする個体もいるそうですから、だとすれば渡り鳥であるとも言わなければなりません。春の渡りシーズンになると、頭の赤茶色が鮮やかなシロチドリが何羽も観察できますが、これらが南の国で越冬して渡って来た個体群であるという話を聞いたことがあります。
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さて、この写真をよく見てください。シロチドリが小さなカニを咥えています。砂浜に佇みながら小さなカニの動きをジッと見据え、チョロチョロッと素早く走り寄って、うまく咥え獲ったものです。
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こちらのシロチドリも小さなカニを捕まえたようです。ジッとして動かない状態から、巣穴に逃げ込もうとするカニをとらえる時のスタートダッシュは、職人技(?)とも言える、それはもう見事なものですね。
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こちらを向いて両翼を真っ直ぐ立てて、今まさに飛び立とうとするシロチドリのその瞬間が撮影できました。全くの偶然ですが、正面顏を撮影しようとシャッターを押した瞬間、このシロチドリが飛び立ってくれたわけです。こんな瞬間はなかなか撮れませんね (;^_^A
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この個体の背面に注目すると、各羽に白っぽい羽縁があって、羽の形がよく分かる状態ですね。これが、幼鳥や若鳥の特徴です。成長になると、この羽縁が分からなくなりますから、識別するときの大事なポイントですね。
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by coffeeto1 | 2014-10-25 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

コオバシギもいました@三番瀬

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昨日から雨がパラ付きはじめ、今日は朝から本格的な雨降りになってしまいました。天気予報では明日も雨が残るということですから嫌な天気が続くものです。私が通勤に使っているモンベル製のビジネスバッグには、傘が収納できるポケットが付いていますから、常に折畳み傘を携行しているわけですが、今まではワンタッチ開閉ができる使いやすいものを使っていました。それが今日、昼飯を食べに行く時広げてみると、骨の1本が折れて曲がってしまいました。長い間使ってきて愛着があり、便利だったものですからとても惜しいのですが....、残念ですが仕方ありません....。 新しい折畳み傘を購入してきましたが、今度の傘はワンタッチではなく、骨の長さが70㎝という大きなものですから、少々の雨でもズボンの裾が濡れることを気にしないでも済みそうです。でもその都度手で開閉しなければなりませんから、ひと手間余計に掛かります。
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前回は、三番瀬に広がる干潟の波打ち際で群れていたオバシギを紹介しましたが、その中にコオバシギも混じっていました。この写真の中央にいるのがコオバシギで、その向こう側にいるのがオバシギです。全長はオバシギが27㎝で、コオバシギが23㎝とされていますが、このように並んでくれると大きさの比較がしやすいですね。
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この写真の個体をよく見ると、背面の各羽に白い縁取りがありますが、その内側に黒褐色の線が見えます。これはサブターミナルバンドと言われるもので、コオバシギの幼鳥に見られる特徴です。
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さて、こちらの個体ですが、胸から腹にかけて赤茶色の羽が認められます。また、背面には黒褐色の羽が勝り、幼鳥に見られるサブターミナルバンドは認められません。これは成鳥で、夏羽から冬羽に移行途中の羽衣であると思われます。
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この個体は、たくさんいたオバシギの群れから少し離れて、単独で行動していました。餌取りに夢中になって群れから離れ、たまたまそのように見えていたのかもしれませんが....。
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前回紹介したオバシギは、貝類を好んで食べていましたが、コオバシギは如何でしょうか?この日は、残念ながらコオバシギの食事風景は撮影できませんでしたが、図鑑を見ると、ゴカイ類や貝類、甲殻類などを食べるとされていますから、ほぼオバシギと同様の食性であろうと思います。
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by coffeeto1 | 2014-10-24 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

浜辺のオバシギ@三番瀬

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東京湾に面する船橋海浜公園から続く海浜は、潮が引くとともにとても広い干潟が現われます。三番瀬と呼ばれるこの干潟は、潮干狩りのシーズンには、とてもたくさんの人出と海浜公園のプールから流される音楽が響き渡ることもあって、とても賑やかな(?)様相を呈します。
ここは海辺の生物の宝庫でもあるようですが、たくさんの野鳥たちが餌を獲ったり、羽を休める場所にもなります。春と秋のシーズンにここへ足を運ぶと、たくさんの渡り鳥が集まっていて、野鳥観察には外れのない、大変貴重な場所にもなりますから、私の好きなポイントのひとつです。
三番瀬へ出かけるとき、私は必ず長靴を持参していきますが、以前日本野鳥の会のバードショップで購入した、携帯できる長靴がとても役に立っています。まだ夏の日差しが残るこの日も、この長靴を履いて、つばの広い帽子を被り、日除け止めも塗って、勇んで干潟に繰り出しました。
大きく潮が引いた干潟の遥か沖合に波打ち際がありますが、その辺りにたくさんのシギやチドリの仲間が集まっているようです。長靴が大活躍してくれたお陰で、干潟の遥か沖合まで足を進めることが出来ました。
この日の成果の一つとして、オバシギの群れを紹介したいと思います。
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この日は、時間が経つにつれて次第に大きく潮が引いていきました。もともとの岸辺から、遥か彼方に波打ち際が見えますが、シギやチドリの群れはその辺りに集まっているようです。長靴を履いているとはいえ、所々に水深の深い場所もありますから、望遠レンズを付けたカメラを担いで、ソロリソロリと近づいていくと、10数羽のオバシギが群れで行動していました。
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オバシギは全長27㎝ですから、ハマシギやミユビシギなどたくさんいるシギ類の中にいると、割合大きく見えます。でも、前回紹介したオオソリハシシギと比べると、くちばしも脚も短かめに見えます。
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夏羽では、胸の部分に黒褐色の羽がウロコ状に密に出て、背面には赤茶色の羽も出ますから、それなりに見応えのある羽衣になります。この個体は背面の各羽に白い縁取りがクッキリ認められることから、若鳥になると思われます。第一回冬羽へ移行中という状況でしょうか?
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今までオバシギを見る時は、群れでいることがほとんどであったと思います。図鑑の解説でも、1羽でいることは少ないとされていますから、群れを作る習性の強い野鳥であるようですね。
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この写真では、たまたまくちばしの間に小さな貝を咥えているところが写っています。ゴカイなどを獲ることもあるようですが、オバシギの好物はこの貝類であるようです。淡水域の田んぼでは、タニシがその狙い目であるとか....。
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それにしても、この日は広い干潟にオバシギの群れが元気に動き回っていました。オバシギのような大きめな野鳥が群れでいる様子をつぶさに観察させてもらいましたが、若い個体がどんな行動をとるのか、その姿を観察するのも面白い仕事です。野鳥観察の醍醐味の一つとして、この日はオバシギの群れの行動をじっくりと観察させて貰いました。
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by coffeeto1 | 2014-10-23 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

干潟のダイゼン@三番瀬

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各地から紅葉の便りが届くようになり、このところめっきり爽やかさを感じる陽気となってきました。この週末は、車中泊で長野県の戸隠森林植物園へ出掛けてきましたが、とても冷え込んで夜中に目が覚めてしまいました。朝起きて外を見たら、霜であたりが白くなっていましたから、気温は0度近くまで下がっていたものと思います。都内に帰ってきたら、とても気温が高く感じられるくらいですが、秋の訪れは着実に進んでいます。
三番瀬へシギチ観察に足を運んできてから、早くも1ヶ月程も経ってしまいましたが、この頃はまだ夏の日差しが強く、松林の日陰に飛び込んで暑さを凌ぎながら、お昼のお弁当を広げたものでした。
この日のお目当ては、ハシブトアジサシを撮影することにあったのですが、目的はすぐにクリアすることができましたから、半日かけてたくさんのシギやチドリの仲間を観察してきました。そんな中から今回はダイゼンを紹介したいと思います。
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ダイゼンの羽衣は、夏羽と冬羽で随分変わってしまいます。夏羽では頭部が白く、背面は白黒のまだら模様ですが、顔面から腹部にかけては真っ黒い羽で覆われています。ところが、冬羽では顔面から腹部は淡色の羽に変わり、背面も褐色の羽が勝る羽衣に換羽します。
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この個体は、顔面から腹にかけて黒い羽が剥げ落ちたように、まだら模様となっています。まさに夏羽から冬羽へと換羽する、途中の羽衣であることが見て取れますね。
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丁度うまい具合に、ダイゼンが翼を広げてくれました。脇の下の腋羽が黒いことが分かると思いますが、同じ仲間のよく似たムナグロは、腋羽がこのように黒くなりませんから、識別ポイントとして覚えておくと便利ですね。
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たまたま、すぐ脇をオオソリハシシギが擦れ違ってくれました。大きさの比較ができると思いますが、シギ科のオオソリハシシギの全長は39cmで、チドリ科のダイゼンは29cmとされています。10cmの差がありますが、オオソリハシシギはくちばしが長いですから、その分、体つきはほぼ同じであることが分かります。
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ダイゼンは図鑑の解説によると旅鳥または冬鳥とされています。東京周辺では、春と秋の渡りシーズンにたくさん観察することができますが、三番瀬や谷津干潟などでは越冬する個体を観察することもでき ますから、図鑑の解説に符合します。
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by coffeeto1 | 2014-10-22 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

オオソリハシシギの採餌@三番瀬

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出掛けてきたのは、もう一ヶ月程も前になりますが、知り合いからハシブトアジサシ情報を頂いたのに、出先に居たので直ぐに対応できず気に掛かり、まだ残っているか心配しながら三番瀬(船橋海浜公園)へ車を走らせました。最近、海辺へ出掛けることがめっきり減っていましたが、久し振りに足を運んだ浜辺では、たくさんのシギやチドリの仲間を観察することが出来ました。お目当てのハシブトアジサシはあっさりとゲットすることができましたが、その結果は、前回紹介させてもらったとおりです。折角やって来た海浜ですから、たくさんいるシギチを見て行かないわけにはいきません。来る途中のコンビニでお昼のお弁当を調達して来ましたから、午前中はここでたっぷり時間をとって、鳥見三昧が出来そうです。広々とした海辺の干潟を歩くのは、とても気持ちが良いですし、どんなシギチを観察できるか期待が膨らんでワクワクします。....というわけで、まず最初に紹介するのは、オオソリハシシギです。
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全長約39cmということですから、たくさんいるシギチの中でも、ここではひときわ大きな体つきをしています。そして、何よりも名前の由来となっている長いくちばしが、上に反り返っているところが特徴ですね。
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さて、そのオオソリハシシギですが、精力的に波打ち際を動き回って、しきりにくちばしを砂浜に突っ込んで餌探しをしていました。....オッと、ここで何か獲物となるものを見つけたようです。
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長いくちばしに咥え取っていたのは、どうやらゴカイの仲間のようです。上に反ったくちばしを上手く使って、千切れないようにゴカイを引き上げ、ご馳走にありつくことができました。
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オオソリハシシギは大陸のシベリアあたりで繁殖して、子育てを終わった親鳥とそれを追いかける若鳥たちは、日本列島を通過して遥か東南アジア方面まで行くわけですが、中には遠くオーストラリアまで渡って越冬する個体もいるようです。毎シーズン、何千キロもの道のりを渡るわけですから、ここでタップリと栄養補給をしていく必要がありますね。
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オオソリハシシギと同じ仲間のオグロシギはとてもよく似てますが、オグロシギは文字通り尾羽に黒帯があることと、くちばしが真っ直ぐであることが異なります。でも、フィールドでは識別しにくいこともあります。そんな時、背面の羽に注目してください。オオソリハシシギの各羽は先端が尖っていますがオグロシギの各羽は先端に丸みがありますから、ここが見えれば比較的ラクに識別できると思います。あと、オグロシギは田んぼなどの淡水域でよく見ますが、オオソリハシシギは海水域で観察することが多いですね。
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by coffeeto1 | 2014-10-21 06:00 | 野鳥 | Comments(0)