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公園にいた野鳥たち@さいたま

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今年もゴールデンウイークが始まりました。野山に出掛けると、自然の中で動植物の営みが活発になって、見ているだけでも楽しくなります。とても気持ちの良い季節ですから、ここに連休があるというのは、大変有難いものだと思います。しかし、職場の休みはカレンダーどおりですから、思い通りの遠出が出来ないし、出掛けても高速道路に大渋滞が発生するのが常ですから、手放しで喜んでいる訳にもいきません。それでも野山に出れば、何かしらの出会いが生まれますから、出掛けない訳にはいかない、そんな飛び石連休です。
連休が始まる前週の4月20日に、この公園にキビタキが入ったという情報を頂いて、出掛けてきました。その様子は、前回の“キビタキがやって来た”で紹介しています。その他にはあまり成果が上がらなかったのですが、今回はそこで撮影することが出来た、他の野鳥をまとめて紹介したいと思います。先ずはコサメビタキです。
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キビタキばかりが目立っていたので、他の野鳥はあまり真剣に探してはいなかったのですが、たまたま梢に飛来した野鳥にカメラを向けたら、コサメビタキが写っていたという状況です。上の写真の方が分りやすいと思いますが、目先が白っぽいのとアイリングが認められる所から判定しました。
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木の枝に、少し大きめな野鳥が飛来して留まってくれました。大きさからしてツグミの仲間であろうことは予想出来ましたが、カメラを向けてみたところ、間違いなくシロハラでした。もう夏鳥たちが飛来していますから、冬鳥と夏鳥が混在しているようです。
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ここで樹肌に取り付いていたのは、コゲラでした。そう言えば、先ほどギギーッと鳴く声が聞こえていました。これは渡り鳥ではなくて、一年を通して観察できる留鳥ですから珍しくはないのですが、そんなにたくさんの野鳥が見られた訳ではないのですが、一緒に紹介しています。
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前景に若葉が被ってしまいましたが、ツグミも残っていました。まだ数個体はとどまっているようですが、ゴールデンウイーク頃まで残っていると、綺麗な声でさえずった後で渡去する個体がいるそうです。そんな声を、一度は聞いてみたいものですね。
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若葉が次第に伸び始めていて、森の中は日一日、緑に染まろうとしています。でも、こんもりと葉が茂ってしまうと、野鳥が観察しづらくなってしまいます。このくらいの季節が見易いし、写真写りも良いですね。でも、実際に撮影した写真は思うような画にならないのが、玉に瑕ですが....
冬の間、藪の中や地面で採餌しながら、過ごしていたアオジですが、樹上に上がってくるようになりました。

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アオジは漂鳥ですから、海を渡って繁殖地へ向かうわけではありません。これから爽やかな高原へ移動して、樹冠から朗々たるさえずりを聞かせてくれるはずです。ウグイスと同じ漂鳥ですから、これから山へ行って、彼らの声を聞くのが、とても待ち遠しく感じています。
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by coffeeto1 | 2014-04-29 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

キビタキがやって来た@さいたま

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この4月から勤め始めた新しい職場には、大変嬉しいことに無料のコーヒーサーバーが置かれています。エスプレッソ、マイルドエスプレッソ、カフェラテ、カプチーノの4種類のコーヒーがありますから、毎日何杯も飲んでいます。もちろん、使用するカップは、野鳥の会のバードショップで購入した、カモのレリーフがついたアルミ製のマグカップです。4種類を飲み比べて、今一番気に入っているのがカフェラテです。泡立てたクリームが入って、少し甘みがありますから、これがとっても美味しいんです。今のところ、これを飲むのが楽しみで通勤しているようなものです。
ところで、登友会のメンバーと武甲山に登った翌日の、4月20日に情報を頂いてキビタキを見に行ってきました。
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前日の山登りの疲れが残って、遅めのスタートになってしまいましたが、現地に到着すると、前日一緒に山登りしたかずとりさんが、既にキビタキを見つけて待ち構えていてくれたのです。有難うございます。お陰様で、楽々と撮影することができました。
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この前日には、オオルリも出ていて撮影出来たそうですが、この日は何処かへお出掛けしていたのでしょうか、お留守のようで観察出来ませんでしたが、その代わりこのキビタキはとてもサービス精神旺盛で、よく出てくれました。
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樹間を飛び回っていたので、見上げる形で撮影していますから、空抜けの写真になってしまいました。喉の部分は黄色というよりオレンジ色で、成長夏羽の綺麗な色が出ています。
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ここはキビタキの繁殖地ではありません。繁殖地へ向かう中継場所ですから、春先の今の時期だけ観察できる通過個体になります。
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かろうじて、背面の見える写真が撮影出来ました。背面は黒色ですが、大雨覆と中雨覆の基部は白色ですから、それが紋付鳥の白斑のように見えます。
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キビタキは、東南アジアの各地で越冬し、繁殖のために我が国へ渡ってくる夏鳥です。全長14cmのスズメ目の小鳥です。以前はヒタキ科に分類されましたが、今はツグミ科に分類されるようになりました。
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喉元のオレンジ色が綺麗ですね。キビタキの他に、この日観察出来た夏鳥は、コサメビタキだけでしたが、冬鳥のツグミやシロハラなども観察出来て、この時期は夏鳥と冬鳥が入り混じって観察出来ますから、面白いですね。
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by coffeeto1 | 2014-04-27 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

登友会~4月の月例登山@武甲山

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4月19日に登友会の月例登山に参加してきました。今月は秩父の盟主武甲山(標高1,304m)に登ることになりましたが、メンバーの予定が合わず、今回の参加者は5名だけという、少し寂しい状況になってしまいました。でも、集合した時にはみんなニコニコ顏で、これからの山行を楽しんでこようと意欲満々でした。
今回の登山ルートは、案内板に現在地の表示がある、生川の一の鳥居にある駐車場から妻坂峠を目指し、大持山、子持山を経由して武甲山に登り、一の鳥居のある駐車場へ戻る周回コースとなります。
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これが、生川の一の鳥居です。事前情報では、奥に見える駐車場の収容台数が少ないということでしたから、手前の“道の駅ちちぶ”に集合し、1台に乗り合わせてここへ到着しました。でも、30台くらいは駐められますから、朝の段階では随分余裕がありました。
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さあ、いよいよ妻坂峠を目指して出発です。空気は少し冷んやりしていますが、みんな足取りも軽く、登山道に取り付きました。ルンルン気分で気持ちが昂ぶっているようです。
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周回ルートを歩いて感じたのは、一の鳥居から直接武甲山を目指す登山道には、山野草がほとんど有りません。妻坂峠を目指す登山道には、一人で登ったら峠まで半日くらい掛かりそうなくらい、たくさんの山野草が咲いていました。下山途中では疲れて観察する意欲も薄れてしまいますから、こちらからの周回ルートが大正解でした。
これは、登山道に取り付いてすぐの所で見つけた、ハシリドコロです。葉裏に紫色の花がたくさん咲いていました。
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これは、ピントが甘くなってしまった写真ですが、トウゴクサバノオであると思います。天気が少し悪くて、ヒンヤリした陽気でしたから、花はまだ開き切ることが出来ません。
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黄色い花が密集して咲いていました。これはネコノメソウの仲間のコガネネコノメになると思います。今まで、春先にはコガネネコノメソウの群生地を観察することが何回かありましたが、これだけ密集している状況は初めて見ました。
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登山道脇のところどころで、カタクリの花をたくさん観察しました。しかし、この日の朝方の天候は曇っていてヒンヤリした陽気でしたから、ほとんどの花は開いてはいませんでした。たまたま見つけたこの花は、花弁を反り返らせて、気持ちよく咲いていてくれました。
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妻坂峠から大持山へ向かう途中の尾根道で、木々の切れ間から見えた秩父の山並みです。あいにくの曇り空で、遠望が利きませんが、比較的近くの山並みが確認できました。
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この日の周回コースで、最初のピークである大持山(標高1,294.1m)に到着しました。相変わらず曇り空の、あまり良くない天気でした。先頭を歩くかずとりさんとリーダーのIさんの足取りが早く、着いて行くのが大変でしたが、後から聞いてみると、本格的な夏山シーズンを控え、メンバーの訓練のためにわざと歩調を速めたとのことでした。
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大持山の標識の前で小休止です。右端がかずとりさん、左端がIリーダーで、中央の二人がSさんご夫妻です。朝食を兼ねて、ここで早くもお湯を沸かしてコーヒーを入れて、軽食を取ります。
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大持山から小持山に至る途中で、武甲山(標高1,304m)の勇姿を望むことが出来ました。でも、とても遠くにあるように見えますから、これからの道のりが思いやられます。
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ここが小持山(標高1,269m)の山頂になります。今回の周遊コースのほぼ中間点辺りになると思います。山頂は狭くて、ゆっくり休めるような状況ではありません。
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小持山の山頂で、コガラが数羽で飛翔していました。何とか撮影したいと思いましたが、今回撮影に使用したOLYMPUS STYLUS SP-100EEは、50倍の光学ズームが搭載されていて、35mm版換算で1,200mmという、超望遠画像が撮影出来ますが、搭載されているイーグルズアイという照準器のお陰で、難なくファインダーの中に捉えることが出来ました。
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山頂は狭い場所でしたが、お昼の支度をしている人もいました。我々は、ここで小休止ですが、ピンクのツツジの花が咲いていました。ミツバツツジであろうと思います。
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小持山の山頂を出発して、武甲山の山頂を目指します。しかし、シラジクボという鞍部まで尾根道を180mほど下り、そこからまた220m余り登り返さなければなりません。途中には、こんな樹がありました。根元の太さに比べ、中ほどから急に細くなり、まるで徳利のような形をしています。何故こんな形になったのか、色々な意見が飛び交いました。
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これから花が咲きそうですが、枝に鋭いトゲが生えていて、触るととても痛いものでした。遠目にはツツジの仲間かと思ったのですが、ツツジにはこんなトゲが有りませんから違いますね。調べてみると、メギやクコには棘があるようですから、どちらかであるかと思いますが、識別に自信がありません。
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ここがシラジクボ(標高1,088m)です。小持山から急な山道をずっと下ってきましたが、鞍部ですからここから武甲山に向けて220m余り登らなければなりません。思っていた以上に、かなりキツイ急登になりました。
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武甲山の急登を登っていくと、林間にバイケイソウの群落が有りました。今はまだ葉を開き始めた状況ですが、かなりの株数が認められましたから、花のシーズンには見ごたえのある風景が広がるはずですね。
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山頂に到着です。この下に御嶽神社がありましたが、とても立派な社殿でした。信仰の山として栄えていたものと思います。我々は、山頂の標識を囲んで、お決まりの記念撮影をしました。
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山頂から下山を始めると直ぐに、この花が2株だけ目につきました。まだ、花は開いていませんがアズマイチゲであると思います。山頂から一の鳥居の駐車場に至る登山道の途中では、他には全く確認できない、杉林が続く単調な風景でした。
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下山途中に、スギの大木が何本かありました。これは、下って来て最初にあったスギの大木ですが、周囲のスギの木と比較しても太さが格段に違いますが、すぐ近くにいるメンバーと比較しても、その太さがよく分かると思います。
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これは、ナガバノスミレサイシンであると思います。今回の登山を通じて一番多く目についたのはこの花でした。普通はタチツボスミレがたくさん目につくのですが、ここでは他のスミレの中でも、このスミレサイシンが一番多かったのが印象に残っています。
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キブシもありました。芸妓さんのかんざしを連想させるような形をしています。3~4月頃の春先の山に見られる、風物詩であると思います。
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今年の2月には、関東甲信に大雪が降りました。その影響がまだ残っているものと思います。武甲山の谷筋にもたくさんの雪がまだ残っていました。これは不動滝ですが、この辺りにはまだたくさんの雪が残っていて、足下が滑らないように注意しながら歩いてきました。
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コガネネコノメソウです。黄色い花弁の形に注目すると、四角形の箱型に花を咲かせるのが特徴になると思います。山地の陰湿地に生える多年草ということです。
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だいぶ下ってきましたが、駐車場直前のこの場所にも雪がたくさん残っていました。山肌の日影部分になっていると思いますが、先月登った湯の丸山の雪原を思い起こしながら、慎重に足を運びました。
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駐車場まで戻ってきました。すぐ脇に咲いていたスミレの仲間ですが、はてさて何というスミレでしょうか?葉の形が長いところからナガバノタチツボスミレかとも思いましたが、コスミレの可能性もあると思います。無事に戻ってこられましたから、どっかと座りこんで撮影しました。
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by coffeeto1 | 2014-04-24 06:00 | 風景 | Comments(0)

箱根湿生花園にて~その5

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山用品を扱っているモンベルストアへよく行くことがありますが、ここで見つけた面白いものがあります。ソーラーパネルとバッテリー充電器がセットになっているガイド10プラス リチャージングキットという商品です。ソーラーパネルに太陽光を当てれば、単三電池4本を4時間ほどで充電できるという機能があります。山登りで連泊しながら縦走する時に、携帯電話などの充電には欠かせない優れものです。実は、昨年白馬三山を縦走した時に、同行したKさんが持っていたもので、震災などで停電になっても重宝しますから、躊躇なく購入してしまいました。
今回、箱根へ一泊旅行してきたわけですが、ソーラーパネルを車のダッシュボードの上に置いて、常に単三電池を充電できるようにしておりました。単三電池だけでなく、コンパクトデジタルカメラのバッテリーなど、いろいろなものを充電できますから、大変助かります。
足を運んだ箱根湿生花園では、大きな葉を広げたエンレイソウを撮影することが出来ました。
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高さは20cmほどでしたが、3枚の大きな葉を展開し、直径5~6cmほどの大きな白い花を咲かせていました。パンフレットにはエンレイソウとしか載っていませんが、白い花が大きいですから、図鑑を見かえしてオオバナノエンレイソウではないかと思いました。北海道では、しばしば大群落を作っているようです。
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サクラの花も満開に咲いていました。流石に、東京周辺から比べるとずいぶん遅い開花ですが、二度目の花見気分になって嬉しくなります。
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このサクラは、マメザクラとされていました。こうして見ると比較するものがありませんから大きさが分りにくいのですが、普通のソメイヨシノよりも花は少し小ぶりであると思います。
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これは、トキワイカリソウです。濃いピンクの花を咲かせていました。昨年、秩父の芦ヶ久保にある山の花道を歩いた時に、山の斜面にイカリソウの群落を見つけたことが懐かしく思い出されました。
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こちらは、白い花のイカリソウもありました。イカリソウにも、白いものピンク色のものとバリエーションがあるようです。
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脇の案内板には、イワヤツデと記されていました。初めて見る山野草ですが、これから花が咲くのでしょうか?私の持っている図鑑には載っていません。案内板には「原産地は中国北東部~朝鮮、多年草で、日影の岩場に生え、花後、葉がヤツデのように大きく広がる。」と記されていました。
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水辺にたくさん咲いていたミズバショウに混じって、黄色いこの花がとてもよく目立っていました。リュウキンカであると思いますが、貰ったパンフレットを見ると、エゾノリュウキンカであると解説されていました。
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エゾノリュウキンカは、図鑑の解説を読むと普通のリュウキンカより全体的に大きく、花は直径3.5cmほどにもなるということです。また、花数も多いということでした。
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ミズバショウもたくさん咲いていました。でも、既に盛りは過ぎたようで、少し元気のなくなっている花や、萎んでいる花もたくさんありました。
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ミズバショウはサトイモ科の山野草です。春先の山に登ると、谷川沿いなどで群落を見ることがあります。数年前のゴールデンウイークに志賀高原へ行った時は、雪の中にたくさんのミズバショウが咲いていて、冬と春が混在していると思ったものです。
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by coffeeto1 | 2014-04-22 06:00 | 植物 | Comments(0)

箱根湿生花園にて~その4

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私がいま使っている双眼鏡は、キャノンのイメージスタビライザー付きの15×45ISという機種と、ペンタックスのパピリオ6.5×21の2台です。
パピリオは最短合焦距離50cmですから、虫眼鏡で見るように近くのものが観察できる優れものです。キャノンのイメージスタビライザー付きの双眼鏡は、フィールドスコープ代わりに使えるものですが、重いのが玉に瑕で、今までたすき掛けストラップを使っていましたが、長年の使用でストラップのゴム部分が伸びきってしまい、このところ出番が無くなっていました。ストラップのためにお蔵入りにするのは勿体ないですから、先日神田のホビーズワールドへ行って、新しいストラップを購入してきました。
日本野鳥の会のクビラック3という製品で、ストラップにゴムを使っていませんから、耐久性能が非常に高いものになりました。次回の野鳥観察からは、またイメージスタビライザーが活躍してくれるものと思います。
旧職場の招待旅行を利用して箱根へ行って湿生花園に足を運んだところ、イワウチワを観察することが出来ました。
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カタクリをはじめ、春の山野草がとてもたくさん咲いていましたが、その中でも私の目を引いたのは、このイワウチワの群落でした。一昨年、奥多摩の坪山で群生しているイワウチワを見てからの再会となりました。
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ここにはたくさんのイワウチワが群生していましたが、花弁の縁に切れ込みのある一般的なイワウチワのほかに、このように花弁の縁に切れ込みのない、色も少しピンク色の濃いものもありました。
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イワウチワは、葉の形が団扇のように見えることからこの名前が付けられたようですが、花茎の先に花を一つだけ咲かせます。同じ仲間のイワカガミは、花茎の先にたくさんの花をつけるところが異なります。
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観察していると、このように白い花弁のイワウチワもありました。同じイワウチワでも、花弁の色に色々なバリエーションがあります。
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イワウチワの群生地の中に、ショウジョウバカマの花を見つけました。花茎は20cmほどもある大きなもので、先端に付けた花はピンク色をしていました。
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by coffeeto1 | 2014-04-21 06:00 | 植物 | Comments(0)

箱根湿生花園にて~その3

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箱根に一泊して、岡田美術館で葛飾北斎の浮世絵の大作、「深川の雪」を鑑賞してきました。入館料が2800円もして、ちょっと高めの料金設定だなと思ったのですが、館内は5階建てでかなりの広さがあり、全部をゆっくり鑑賞したら、間違いなく一日がかりになってしまいます。メインはもちろん深川の雪でしたが、その他にはテレビの何でも鑑定団に出てくるような古美術品がたくさん展示されていました。カミさんと一緒に半日掛けて見てきましたが、流石に私もくったくたに疲れてしまいました。
圧巻は何と言っても、あの浮世絵に尽きます。北斎の晩年の作ということで、大きさは3m×2mという大作でした。その大きさもさることながら、描かれている女性の着物の柄の細かいところまで精緻に描写されていて驚きました。完成まで相当の日数を掛けて描き上げたのでしょう。そんな貴重な浮世絵を間近に鑑賞できて感激しました。
また、そこには三部作である「品川の月」と「吉原の花」のレプリカも参考展示されていて、とても見ごたえがありました。
でも、やっぱり私は前日に湿性花園で見てきた、たくさんの山野草の方が好きですね。
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湿性花園で入園時に貰ったパンフレットには、ミスミソウと名前が載っていました。植物図鑑には、同じ仲間でオオミスミソウも載っています。3年ほど前に新潟県の弥彦山に登り、春先の山野草を観察して来たのですが、全山に咲くオオミスミソウが見られました。あれだけたくさん見てきたのに、今だにミスミソウとの違いがよく分りません。
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このミスミソウの花弁の色は、うっすらとピンク色がかった色合いをしていて、頬を染めた乙女のイメージですが、花によってバリエーションがあるようで、白い色のものや、青色がかったものなど様々な表情を見せてくれました。草むらの中にこんな可愛い花を探していると、見つけた時の喜びがとても大きくなりますね。
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花茎の根元に、新鮮な若葉が見えますが、その葉は3枚が一組になっているのが分かります。これがミスミソウの名前の由来となっているもので、葉の形に三角(みすみ)があることからこの名前が付けられているようです。
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うす紫色の花弁を広げていた、こちらの花はキクザキイチゲです。セツブンソウを見に行った、栃木県の星野でアズマイチゲをたくさん観察して来ましたが、同じキンポウゲ科に属します。葉に特徴があって、キクの葉のように深い切れ込みがあるところから、この名前が付けられています。私も、葉の形を見て識別するようにしています。
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キクザキイチゲの群落がありました。薄紫色の花が多かったように思いますが、白い花も幾つか咲いていました。短い滞在時間でしたが、カタクリあり、イカリソウあり、ニリンソウもありで、ゆっくり写真撮影したい私にとっては、全く時間が足りません。
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5弁の白い花びらを広げていたのは、ニリンソウでした。これも、時期的には少し早いと思いましたが、ここではたくさんの花が咲いていました。切れ込みのある葉に、薄いクリーム色の斑が出るのがニリンソウの特徴ですね。
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これもニリンソウですが、花弁は5枚ではなくちょっと賑やかですね。
図鑑を見ると、花弁の数は5~7個であると解説されていました。だから、こんな花もあるわけですが、花茎の付け根に名前の由来となっている2輪目の花の蕾が見えます。
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by coffeeto1 | 2014-04-20 06:00 | 植物 | Comments(0)

箱根湿生花園にて~その2

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箱根湿生花園には、何年か振りで訪れたわけですが、前回訪れた時はまだチョコちゃん(愛犬)がいなかったから、もう5年以上前のことになります。確か夏休みを利用して訪問したと思いますが、暑いさなか山野草の撮影に夢中になっていたら、カミさんから厳しい叱責のお言葉を賜ってしまいました。あの時は、秋の山野草ばかりですが、今回は春の山野草を観察出来たので、前回とは違った趣があり、楽しんでくることができました。
園内には、比較的高度の高い山でしか観察することができない、高山植物も見られました。まずはシラネアオイですが、ゴールデンウイークの頃から初夏にかけてに山に行くと観察することが出来る、青紫色の清楚な花です。
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ここでは、ずいぶん早くから開花していました。亜高山帯の林内や林縁に生える多年草ということですが、日本固有ということで、本州の中部以北で観察できる高山植物になるそうです。
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クロユリの花も咲いていました。これにはビックリです。八ヶ岳や北アルプスでは7月頃に見られる花ですから、4月中旬の箱根で観察することが出来るとは思ってもいませんでした。
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暗紫色の花弁が6枚あります。花弁の内側には網目模様がありますが、ここでは覗き込んで撮影することが出来ません。クロユリという名前はなかなかロマンチックであると思いますが、匂いを嗅ぐとちょっとゲンナリしてしまいます。
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これは、濃いピンク色のとても小さくて可愛い花でした。サクラソウの仲間であることは見て分かりましたが、近くにあった看板にはユキワリコザクラと記されていました。
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こちらもユキワリコザクラと記された看板のすぐ近くに咲いていましたから、同じ種類であると思いますが、上の写真の花とは異なるよう思追えたのですが、単に花弁の色が違うだけなのでしょうか?
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これは、ツツジ科のミネズオウです。高山の稜線を歩いていると見られる花で、これも7月頃が花期ではないかと思います。ここでは随分早く咲いていました。
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ミネズオウと同じツツジ科の仲間にツガザクラがありますが、高い山に登らなければ観察できない種類です。どれもよく似ていて、とても紛らわしい花ですから、私には識別することが難しい花々です。
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by coffeeto1 | 2014-04-19 06:00 | 植物 | Comments(0)

箱根湿生花園にて~その1

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この3月で定年退職した職場には、勤続の記念にホテル宿泊をプレゼントしてくれる制度がありました。これを利用して、箱根のホテルに一泊しながら、夫婦で旅行に出掛けてきました。今回は、チョコちゃん(愛犬)を連れて行けませんから、久し振りに二人だけの旅行になりました。
出掛けてきたのは4月12日〜13日のことですが、泊まったホテルの直ぐ近くにある岡田美術館で、葛飾北斎の雪月花三部作という浮世絵の大作のひとつ「深川の雪」が公開展示されていました。初めから予定していた訳ではありませんが、たまたま泊まったホテルに隣接していたので、これを見ることも今回の楽しみの一つでした。
行きは東名高速の渋滞に巻き込まれ、最初の目的地である、箱根湿生花園に着いたのは、お昼過ぎになってしまいました。花より団子ではありませんが、先ずは入園前に駐車場脇のお蕎麦屋さんで腹ごしらえをすることにしました。さてこれからゆっくり観察しようと入った園内では、カタクリが満開でしたが、既に最盛期は過ぎているような状況でした。
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今回、撮影に使用した機材は、オリンパスのミラーレス一眼であるマイクロフォーサーズのE-M1 + 12-40mmF2.8 を手持ちで、同じくE-M5 + 75-300mmF4.8-6.7 を三脚に載せて、背景を上手くボカして撮影しようと思い、状況に応じてそれぞれ使い分けてみることにしました。
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園内には、とてもたくさんのカタクリが咲いていましたが、既に枯れ始めているものもあり、撮影対象を見つけることが大変でした。枯れた花を写し込まないように、アングルを変えたり近づいてアップにしたりと、ベストポジションを探すのに苦労しました。しかし、それより一番困ったのは、土日祝日は園内で三脚の使用禁止という指示標識でした。
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今回使用した E-M1 + 12-40mmF2.8ですが、カメラはオリンパスのフラッグシップ機で、レンズはマイクロフォーサーズレンズの中でもPro仕様が謳われているものです。評価も高いので期待を持って購入しましたが、期待にそぐわぬ性能を発揮してくれました。撮影してモニターを確認したところ、今まで経験したことの無いほどの素晴らしいボケの美しさがありました。思わず鳥肌が立つほど感激させられました。これは素晴らしいカメラとレンズの組み合わせです。今までメインに使っていたフォーサーズ機のE-5とSWDレンズの組み合わせにとって代われる、十分な描写性能を持っていると思います。
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この写真には、手前にヤブレガサも一緒に写り込んでいますが、カタクリが群生していた場所の周辺には、ニリンソウやキクザキイチゲをはじめ、ミスミソウやトキワイカリソウやなども咲いていて、我を忘れて撮影に夢中になってしまう環境そのものでした。
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この写真は マイクロフォーサーズ機のE-M5 に75-300mmF4.8-6.7 をつけて撮影しています。E-M5は5軸手振れ補正が付いているものの、このレンズをつけて手持ちで撮影するとブレが目立って厳しいです。園内には三脚使用禁止の標識が出ていましたから、 仕方なく三脚を畳んで一脚だけを伸ばして撮影してきました。
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カタクリの花には雄しべが6個ありますが、そのうち3個は短く、3個は長いのが特徴です。花弁基部にはW字形の濃紫色の斑紋がありますが、花によってその形状は異なるようです。
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カタクリの花は、木々の若葉が芽生え始める前の落葉広葉樹林に咲きますが、他の植物が繁茂してくる頃には、花も葉も地上から姿を消してしまいます。そんな植物をスプリング・エフェメラルと呼んでいるのですが、このカタクリがその代表的な存在です。
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by coffeeto1 | 2014-04-17 06:00 | 植物 | Comments(0)

夏羽のハジロカイツブリ@江戸川

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野鳥写真の紹介が前後してしまいましたが、これは3月23日(日)に葛西臨海公園へ行って撮影した、ハジロカイツブリの夏羽です。この日は、三連休の最終日でしたから、遠出して高速道路の渋滞に巻き込まれるのが嫌で、近場で野鳥観察をしようと思っていました。丁度、クロツラヘラサギが見られたという情報もあり、上手くすれば撮影できるかもしれないと、ほのかな期待を持って行ったのですが、そちらの方は見事に振られてしまいました。お天気に恵まれた休日でしたから、公園内は家族連れなどで大変な賑わいでした。人混みを避けるように、西渚に向かい、護岸の上から暫く様子を伺っていたところ、近くに浮かぶ間ハジロカイツブリを撮影することが出来ました。
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公園内を歩いて来た時は、そんなに気になりませんでしたが、渚に出てみると強い風が吹いていました。カメラが三脚ごと倒されてしまうのではないかと気になりますが、ハジロカイツブリは気に留めることもなく、夏羽の綺麗な姿を見せてくれました。
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冬羽の間は、モノトーンの羽衣でしたから、赤い眼だけが目立っていました。夏羽に換羽して側頭部に金色の飾り羽が出てくると、気品も感じられて、その美しさが一際目を引きます。
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ハジロカイツブリは冬鳥ですから、間も無く渡りを開始して、繁殖地へ向かうものと思います。図鑑によれば北海度では旅鳥ということですが、繫殖する姿を見ることが出来るものでしょうか?留鳥のカイツブリのように、背中に雛を載せて泳ぐことがあるのでしょうか?そんな姿が見たいものです。
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この写真でも分かりますが、ハジロカイツブリのくちばしは、やや上に反っています。同じ仲間のミミカイツブリとは、姿形も大きさも大変よく似ていますから、慣れないと見分けが難しいですね。でも、そんな時にくちばしをシッカリ確認することができたら、大事な識別ポイントになります。
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後ろから見る姿も撮影することが出来ました。こうして見ると、飾り羽を除き、頭頂から後頸にかけては全部黒色であることが分かりますね。
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by coffeeto1 | 2014-04-16 06:00 | 野鳥 | Comments(0)

サクラとニュウナイスズメ@鴻巣

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桜の花が満開となりました。東京近郊の鴻巣市内へ出掛けてきたのは、4月6日(日)のことでした。....桜の開花とともにニュウナイスズメが群れで飛来しているから、見に行かないかとお誘いの電話をいただいたのです。いつもお世話になっている方ですから、こちらから車を出してお迎えに行き、二人で見に行くことにしたのです。....お天気は、夕方から崩れるということですから、晴れている日中に撮影のチャンスを狙ってみることにしたのです。
目的地の駐車場に着くと、既に10名ほどのカメラマンが、その入口の周辺で三脚を並べていました。
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今回は、広い駐車場の周囲にある桜並木が撮影場所ですから、ほとんど移動することもなく、大変楽チンな撮影行となりました。
時々、ヒヨドリが飛来して、ニュウナイスズメの群れを追い払ってしまいますが、暫く待っていると、また数羽の群れで飛来してくれました。でも、撮影にはなかなか苦労させられてしまったのです....
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このように写真で見ると、サクラの枝先に留まったニュウナイスズメは、割合簡単に撮影出来そうに見えますが、ところがドッコイ、ボリュームたっぷりのサクラの花の中にいることが殆どですから、その姿を見ることも難しい状況です。時折、外側の枝先に出てくれた時が、シャッターチャンスになりました。
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例年、繁殖期には奥日光の戦場ヶ原や長野県の戸隠高原辺りでその姿を観察することが出来ますが、これまで越冬中の姿を見ることはありませんでした。図鑑では夏鳥または漂鳥とされていますから、越冬個体を観察してもおかしくなかったのですが、こんな東京近郊で観察できるとは、思ってもいませんでした。
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ニュウナイスズメは、街中で普通に見られるスズメと同じハタオリドリ科の野鳥ですが、ホッペに黒斑が無いことと、♂と♀では、その羽衣が全く異なることなどが、大きく異なるポイントです。また、鳴き声もスズメより澄んだ声に聞こえました。
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こちらがニュウナイスズメの♀の個体になります。♂の個体であれば、頭部から背面にかけて茶色で、頬に黒斑が無いところ以外、普通のスズメとほぼ同じような羽衣をしていますが、♀は頭部から背面にかけて灰褐色であることと、白い過眼線があるところが、大きく異なるポイントになります。
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繁殖期には昆虫類などを採食し、それ以外の時期は草木の種子なども食べるようになるとのことですから、食性は普通のスズメとほぼ同じだと思います。ここでは、サクラの花を啄ばんでは逆さに咥え、その基部にある蜜を舐めとっている姿が何回も観察出来ました。
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by coffeeto1 | 2014-04-14 06:00 | 野鳥 | Comments(0)