大正池から槍沢ロッジへ

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槍ヶ岳(標高3,180m)に登ってこよう....山友の誘いを受けて、今年のメインの山行にすることとしました。山友とは昨年、一緒に甲斐駒ケ岳(標高2,967m)と仙丈ヶ岳(標高3,033m)を登ってきましたから、お互いに技量は分かっているし、何と言っても定年退職まで勤めた前の職場の採用同期ですから、気心も良く知れています。
問題はいつ登るかにあった訳ですが、例年梅雨明けの平均が7月21日頃ですから、その直後の一番気候が安定している7月24日(日)から26日(火)までの日程としました。あえて土日を外したのは、山小屋の混雑を避けるためだったのですが、現役時代とは違って、第二の職場では休みが取りやすいので、融通が利くところが助かります。
スケジュール的には、23日(土)の昼過ぎに自宅を出発し、山友の家で彼の車に乗り換えて、その日の夕方までに沢渡の第二駐車場に着いて、そこで車中泊をすることになります。翌朝、バスかタクシーで上高地へ入ることになります。1日目は大正池を散策しながら槍沢ロッジまで行って泊まり、2日目は早朝出発で槍ヶ岳山荘まで行き、山頂をアタックして同山荘に泊まり、3日目は上高地まで一気に下ってくる予定です。
この日は、朝もやに煙る大正池に朝日が差してきたところで、ちょうど良い時間帯に到着することが出来ました。
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大正池のほとりでは、オシドリが何羽も姿を見せてくれました。人を警戒する様子もなく、すぐ近くまで寄って来てくれます。まるで、早朝に到着した我々を歓迎するために、出迎えに来てくれたみたいでした。
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朝日が差して美しい姿を見せてくれた割谷山(標高2,224m)の雄姿です。手前の大正池越しに臨む姿は、眩いばかりの何とも言えない眺めでした。とても良いお天気に恵まれましたが、このお天気が槍ヶ岳登頂の時まで続いてくれたらよかったのですが....。
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散策路の木道の上にアオジが飛来してくれました。慌ててカメラをズームアップして撮影しました。今回持参したカメラは、オリンパスのスタイラス SP-100EE というコンデジです。これ一台で換算24mm〜1,200mmまでカバーしてくれますから、登山に携行していくにはモッテコイのカメラです。
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綺麗な池がありました。梓川に架かる田代橋の近くにある田代池です。この辺りには広い湿原もあって、なかなか良い感じです。朝の明るい日差しを受けて、透き通った水がとても綺麗に見えました。
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これは見て分かる通りウソ♂です。ウェストン碑を見ようと田代橋を渡ったところで、モミの木に飛来していました。2mくらいの位置から撮影していますが、警戒して逃げる事もありませんでした。ただ、カメラを単写に設定していたので、思うように撮影できず、ジレッたい思いをしてしまいました。
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これが有名なウェストン碑です。見るのはもちろん初めてです。上高地に来たら、是非見たいと思っていました。立派な像が建てられているのかと思っていましたが、岩の壁面にレリーフだけが嵌め込まれていました。
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お天気が良いので、河童橋は観光客で賑わっていました。外国人の観光客が多いという感じです、繁華街かと思うような人出です。私はこの脇で3ℓのハイドロシステムに水を満タンに入れ、これから歩き始める槍ヶ岳に向けて、気持ちが昂まってきました。
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河童橋から上流に向けては、暫くダラダラとした平坦な道が続きました。途中で梓川越しに前穂高岳(標高3,090m)と明神岳(標高2,931m)が見えるポイントがありました。良い眺めで、気持ちはいやが上にも高揚してきます。
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河童橋から1時間ほどの行程で、この明神館に辿り着きました。ここで初めての休憩をとり、行動食で栄養補給することにしました。歩き始めてからだいぶ時間が経過していますが、ほとんど平地ばかりでしたから、あまり歩いてきた感じがしません。
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梓川の向こうに見えるのが、屏風ノ頭の方向だと思います。この辺りからは、まだ槍ヶ岳の頭は見えてきません。でも、天気と景色に恵まれ、風景と山野草などの撮影に忙しい、楽しいトレッキングとなりました。
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明神館から歩くこと約1時間でこの徳沢園に到着しました。ここにはテント場もあって、たくさんの登山者がいます。ここまでもほとんど平坦な道のりでしたから、さほど疲れも感じません。山友とともにここでの休憩はパスして、先へ進むことにしました。
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先ほどパスした徳沢園のポイントから更に1時間ほど進んだところで、この横尾大橋に到着しました。この橋を渡っていけば涸沢のテント場に到達するはずです。いつかはこの橋を渡って、穂高岳に登ってみたいものです。
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横尾大橋の反対側にこの横尾山荘があります。建物はまだ新しく、水洗トイレも綺麗に整備されていました。
時間的には11時を回り、そろそろ昼飯を取る時間ですが、ベンチは日当たりが良すぎて暑いばかりです。そこは敬遠して、少しでも涼しい木陰に逃げ込んで、草むらの上に座って昼飯タイムとしました。
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横尾大橋から約1時間ほどでこの一ノ俣のポイントに到着しました。今日の宿泊予定である槍沢ロッジまでは、あと少しのところまで来ました。山友は足取りも軽く前を進んでくれますから、写真を撮りながら追い掛けるのが大変でした。ここまでは、ほとんど登りのないコースでしたからあまり疲れも感じず、写真撮影しただけでそのまま通過してきました。
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一ノ俣を過ぎると、次第に登山道が険しくなってきました。足取りは次第に重くなりますが、透き通った槍沢の渓流を見ていると癒されます。
ところで驚いたことに、槍沢ロッジに到着する少し前に、登山道で前の職場で一緒に働いていたSさんご夫妻と偶然すれ違いました。3〜4年ぶりの懐かしい再会でした。槍ヶ岳の登頂を済ませ下山する途中ということでしたが、天気に恵まれ眺めが良かったようで羨ましい....明日の天気は雨マークが出ています。どうなることやら....
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ここが第1日目の宿となる槍沢ロッジです。午後2時前には到着することができました。嬉しかったのは、午後3時から風呂に入れたことです。熱くて水でうめなければ入れない風呂に浸かって、サッパリ汗を流し気分は最高です。湯上りのビールが美味しかったこと....おかげでこの夜はぐっすり寝ることが出来ました。明日の槍ヶ岳アッタックが楽しみです。
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by coffeeto1 | 2016-08-10 06:00 | 風景 | Comments(0)
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