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公園のシジュウカラ

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前回は、バードウォッチングを始めてからこれまで、野鳥と向き合うスタイルがずいぶん変わったという話を紹介しましたが、最近になって車中泊をしながら、じっくりと撮影に取り組むようになりました。時間に余裕ができると、不思議なことにそれまで見ることが出来なかった野鳥たちの姿が、よく見えるようになってきました。特に早朝の時間帯と、薄暮の時間帯にシャッターチャンスに恵まれることが多くありますから、これを逃す手はありません。その時間帯はまた、バードウォッチャーもまずいませんから、自分一人でじっくりと野鳥と向き合うことが出来ます。でも、その前提として、自分で野鳥を見つけなければいけませんから、探すのが得意でない人にはお勧めできません。でも、そうやって見つけた野鳥は、あまり警戒心がなく、割合近くから撮影できますから、こちらにとっても好都合です。
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ところで、車中泊をしながら野鳥観察をしようと思ったもう一つの理由は、探鳥地ガイドブックを参考にしながら、季節に合わせて各地を回ってみたいと思ったこともありました。車中泊をすれば、思い通りのコース設定が出来たり、探鳥地のはしごも出来るでしょうから、今までにない楽しみ方も可能です。
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ただ、出来れば現地の情報を事前に聞くなり、ネットなどで情報収集しておく必要はあると思います。探鳥地を紹介するガイドブック通りに行ったら、古い資料だったので現地の様子が変わっていて、ガッカリした事もありました。
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それと、季節の選定も大切です。特に、夏鳥が渡ってくる時期をいかに見定めるかが難しいところです。渡ってきたばかりはまだ木の葉が出ていませんから、写真撮影にはとても良いのですが、行った日には全くいなかった夏鳥たちが、その数日後に渡ってきて、たくさん観察できたこともあります。
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それから、車中泊をする場所については、温泉付きの道の駅が近くにあれば理想的です。昼間帯は、暗くなるまで野鳥観察をして、夜暗くなってからゆっくりと温泉に浸かり、早目に寝ることができれば、翌朝はまた早くから探鳥に打ち込めます。
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でも、こんなことが出来るのも、定年退職して第二の職場に努めるようになってからですから、現役世代の人には大変かもしれません。
この日は、湘南平にレンジャクを探しに行きましたが見事に振られ、辛うじてこのシジュウカラの写真を撮ってきました。でも、この翌日にはお目当のアリスイを撮影できましたから、良い時もあれば悪い時もあります。
by coffeeto1 | 2016-03-27 06:00 | 野鳥
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