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山頂のライチョウ@甲斐駒ケ岳

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職場採用同期のEさんと二人で、定年退職後の登山を楽しんでこようと、甲斐駒ケ岳(標高2,967m)に登ってきたのは、7月24日(金)のことでした。二人とも中高年登山ですから、ゆとりをもって2泊3日の予定を立て、仙丈ヶ岳(標高3,033m)と抱き合わせで2山に登ってきました。
天気が一番安定しているのは、梅雨明け直後ということですが、例年の梅雨明けは7月20日前後ですから、この日程で決行することを決めました。事前の天気予報では晴れの予報であったのに、この日は山頂に雲が掛かることが多くて、気掛かりな天候になってしまいました。でも、ガスがかかって見通しの悪かった山頂で、思いがけずライチョウを観察することができたのです。とても嬉しい出会いとなりました。これは、岩山に登った親鳥とヒナ2羽です。
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事前に聞いていた話では、仙丈ヶ岳(標高3,033m)から小仙丈ヶ岳(標高2,855m)の間でライチョウが見られるということでしたから、まさか甲斐駒ケ岳(標高2,967m)で見られるとは思ってもいませんでした。それだけに、ライチョウがいるという声が聞こえた時には、ビックリするとともに、とても喜んでしまいました。
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ところが、ライチョウを撮影し始めて20枚くらいシャッターを押したところで、完全に露出オーバーで画面が真っ白くなっていたのに気が付きました。登山途中の夜明け前後に、薄暗い環境で高山植物を撮影するため、ISO感度を12800まで上げていたことをウッカリ忘れていたのです。山頂に到着したのは午前8時過ぎで、もうスッカリ明るくなっていたのです。この写真は、画像ソフトのOLYMPUS Viewer 3 で補正して、なんとか見られる画像になってくれました。
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ISO感度を修正して撮影を続けましたが、今度は次第にガスが濃くなり、あたり一面ホワイトアウト寸前といった状況です。だから、どのみち画像ソフトでの修正を余儀なくされてしまいました。
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ここで観察することができたライチョウは、親鳥1羽と4〜5羽のヒナたちでした。岩山とわずかな高山植物が生えているだけの厳しい環境ですが、ここでは2羽のナたが観察できました。この辺りでタカネツメクサなどを啄んでいる様子が確認できました。
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親鳥もヒナたちも、決してジッとしていることがありませんでしたから、親子が一緒にいるシーンを撮影することは、とても難しい作業でした。ここでは、岩の前の草むらで、ヒナと一緒になったところを撮影できました。
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ここでも、斜面を登っていく親鳥とヒナのツーショットを撮影することが出来ました。ガスが濃くなってきていましたが、画像ソフトで何とか見られる映像に再現できました。
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ここには3羽のヒナが集まってくれました。とても元気そうに動き回っていましたが、ガスがかなりひどくなってきました。画像ソフトで何とか再現していますが、天候が悪くなってくると現れるという、ライチョウの面目躍如というところでしょうか。
by coffeeto1 | 2015-08-13 06:00 | 野鳥
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