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権現山へ登ってきました

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山の仲間から、連休中に何処かへ登ろうとお誘いを受け、日程を検討してみましたが、4月29日の昭和の日が単独で休日ですから、この日しかないと選定しました。あとはどこへ登るかですが、東京近郊で日帰りできる山、特に今回は始めて参加する人もいますから、そんなに厳しい山へは行けません。というわけで、上野原市郊外の権現山(標高1,329m)に登ってみることにしました。
今回使用するカメラは、登山用に購入したオリンパスのSP-100EE というコンパクトデジカメです。いつも使っているミラーレス一眼のOMシリーズと同じような形はしていますが、レンズ交換ができないものの、35㎜フィルム換算24㎜〜1,200㎜までをカバーしてくれる、風景から野鳥写真まで撮影できる優れもののカメラです。
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上野原の駅でメンバーをピックアップして、今回は和見峠から登ってみようということになりました。これが登山口の風景ですが、始めこの場所がわからず、通り越してしまい、ずいぶん走ってから引き返してきました。
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今回は登友会の月例登山ではなく、参加したメンバーは、職場のOB,OGと業界紙の編集長のSさんの4名という顔ぶれです。これから登山口に取り付こうとしているOB,OGの2人です。
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登山口を登り始めると、間も無くこのヤマブキの花が歓迎してくれました。でも、杉林の中を登って行く登山道はかなり急な坂道でした。
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ちょっとボケた写真になってしまいましたが、これは登山道の脇に咲いていたイカリソウの花になります。OGさんが見つけてくれました。
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急な坂道を登って行くと、間も無く汗が滲んできます。スギ林の中にこんな標識が立っていました。ここで一息つけて記録用にパチリ。登って行く方向に間違いはありません。
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杉林の中ですが、木漏れ日の落ちる山肌に、たくさんのスミレが咲いていました。これは、ピンク色の花弁がよく目立つアケボノスミレです。
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急な登山道を登りつめて、稜線の上に出たところで、この “すみれの丘” の看板がありました。倒れていた看板を、立木にもたれかけてあります。道理でスミレがたくさん咲いていたわけです。
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それで、この辺りで撮影したスミレの仲間を紹介します。これは、葉に深い切れ込みがあり、独特の形をしていることで見分けられるエイザンスミレです。花弁の色は、割合白っぽいですね。
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このアケボノスミレは、この辺りで一番たくさん目に付きました。ここにはピンク色の花弁が集まって、並んで咲いていましたから、よく目立っていました。
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薄紫色をした花を咲かせているこちらは、タチツボスミレであると思います。平地でもたくさん咲いていて、なんだタチツボか..で終わってしまうスミレですが、“すみれの丘” を彩る仲間の一人です。
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これが稜線の上に立っていた標識です。用竹の登山口から登ってくる登山道とここで合流します。全体を通してなだらかな道が続いていましたから、マウンテンバイクで走る人がたくさんいて驚きました。
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稜線の道に合流してすぐの所で、この木の股に咲くスミレを見つけました。さすがに “すみれの丘” の名前が付けられている場所だけのことがあります。これも、アケボノスミレであると思います。
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杉林が続く稜線の道が険しくなってきました。上の方のスギの間に祠が見えていますが、あそこに権現山の、山の神様を祀っているのでしょうか?祠へ向けてひたすら登ります。
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祠の直下に取り付いています。急な階段ですから、息を切らせながら登っていきます。赤いパンツをはいた男性は、地下足袋を履いて登っていた若者です。登山靴より、もっぱら地下足袋を履くようになったと言っていました。
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山の中は、まだ若葉が出揃っているわけではありません。緑の少ない景色の中で、この色の濃いツツジが目を引きます。トウゴクミツバツツジでしょうか。赤紫色の花がよく目立ちました。
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祠があった場所には、山頂方向を示すこんな標識が立っていました。頂上直下はどこもなかなか厳しい登りになりますが、ここでも最後に山頂への厳しい登りが待っていました。
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頂上付近の開けた場所に咲いていたフデリンドウの花です。まだ開ききってはいませんが、蕾が膨らみ開花直前の様相です。
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これは、山頂で撮影した記念写真です。途中で我々を追い抜いていった赤パンツと地下足袋の若者が先着していましたから、撮影をお願いしました。
到着したのは10時30分を少し過ぎた頃です。昼食にはだいぶ早い時間でしたが、ここで少し休憩を多めにとって、時間調整しながら昼食休憩を取ることにしました。
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権現山周辺を見渡すと、こんな色の薄いツツジも咲いていました。白っぽい色合いですから、途中で撮影したミツバツツジとは違うよな気もしますが、出ている葉はやっぱり三つ葉です。だから、これは色の薄いミツバツツジかなと思いながら撮影してきました。
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権現山の山頂は、あまり開けていません。周囲の景色を楽しむことは期待外れですが、かろうじて北側の視界が開けていました。向こう側に見える山は、東京都の最高峰である雲取山です。何年か前に登った懐かしい山になります。
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和見峠から権現山までは、ゆっくり歩いても2時間弱で登ってしまいました。私には少し物足りないコースでしたが、下山途中でまた、ゆっくりと山野草を撮影する余裕が出来ました。これは、頂上から少し下ったところに生えていたコスミレです。
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山歩きとしては、もう少し変化があっても面白いと思いましたが、久しぶりに山仲間と一緒に歩く山行は、それなりに楽しめました。これもアケボノスミレですが、ピンク色の花弁が綺麗ですね。花の後ろ側にある距と呼ばれる部分が、とても太くて丸くなっているところがアケボノスミレの特徴であるとして、覚えておきたいポイントです。
by coffeeto1 | 2015-05-09 06:00 | 風景
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