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ススキとホオジロ@相模原

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我が家から駅までの道すがら、立ち並ぶ家々の庭先の草花や木々を眺めながら歩くのが毎日の通勤路の楽しみですが、そんな木々が色づき、辺りに赤や黄色の絨毯を敷き詰めるようになってきました。春先に見事な花を咲かせていたあのヤエザクラの木も、今朝は黄色から褐色に色を変えた葉を散らしていました。東京にも冬がやって来たなと、実感させられる風景です。この間まで、まだ秋の花が咲いていて、木々の葉も色付いてきたばかりでしたから、秋真っ盛りと油断していたら、急に冬の装いをこらし始めたように見えてきます。
もう、ツグミやジョウビタキが姿を見せてくれるようになりましたから、これからは冬鳥がたくさん観察でき、野鳥も見易くなる良い季節になります。また、新しい発見が増えてきそうで楽しみですね。この冬は、どんな野鳥たちと出会えるでしょうか....?
これは、先日歩いてきた川沿いの林道で観察したホオジロ♂です。
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林道沿いのブッシュの前には、ススキの穂が風になびくように並んでいました。日当たりのよい場所でしたから、このあたりで待っていれば野鳥が出てきてくれるかもしれないと思い、しばらく様子を窺っていたところ、このホオジロが飛来してくれたという次第です。
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ススキの穂先に留ったホオジロが、その穂の1本を咥え取りました。しばらくするとまた別の穂を1本咥え取っていました。初めのうちは遊んでいるのかなと思ったのですが、どうやらこれでむしった穂先に付いている、実の部分を食べているようです。
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こうして穂の1本を咥え取っては、器用にくちばしで啄ばんで、その実を食べているようです。側面からの写真ですが、頭から顔にかけては白黒のツートンですが、胸からお腹にかけて一様にオレンジ色であることが分かります。
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向こう向きのまま、こちらを振り向く姿勢をとってくれました。背面は褐色地に黒褐色の縦斑がたくさん入っていますが、それよりも、腰の部分の赤茶色の羽がとてもよく目立ちます。
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ちょっとアップで撮影したものですが、ススキの穂を咥えてくちばしで器用にその実の皮をむき、中の実の部分だけを食べているものと思われます。食べた後の殻の部分が下に落ちていくところが写っていました。
しかし、ススキの実はごく小さなものでしょうから、このホオジロのお腹を満たすためには、相当たくさんの実をつままないとダメでしょうね。
by coffeeto1 | 2014-12-04 06:00 | 野鳥
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