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飛翔するマガン@伊豆沼

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私が今使っているカメラは、オリンパスのフォーサーズ仕様の一眼レフ(E-5,E-620)と、ミラーレス一眼(E-M1,E-M5)の2本立てです。フォーサーズ仕様では、いずれも受光素子の面積が35mm版フィルムカメラに比べると、半分の大きさですから、写真をA3判以上に大きく引き伸ばすには不利になりますが、レンズの焦点距離が2倍換算で撮影できますから、野鳥写真を撮影するには大きなアドバンテージとなります。現に、私が野鳥写真の撮影に常用している300mF2.8のレンズは、35mmフィルムカメラ換算で600mmF2.8相当となります。フィールドでよく見かけるロクヨンとかゴーヨンなどに比べると、長さが短くて取り回しが楽ですし、重さは半分近くになりますから、担いでフィールドを歩き回ることも容易で、行動範囲がうんと広がります。....でも、実際は重くて肩が痛くなりますが、....私としては、とても気に入っているシステムです。また、受光素子が小さいといっても、カメラとレンズの性能が高く、非常にシャープな画像を撮影することができますから、近い将来マイクロフォーサーズに一本化することになると思います。
今回の伊豆沼探鳥旅行では、重いフォーサーズ一眼を敬遠して、より軽いミラーレス一眼のマイクロフォーサーズ2台で固めたのですが、ファインダーがEVF(電子ビューファインダー)ですから、飛んでいる野鳥を撮影するとき、一度ピントを外すと修正不能で、もうそれ以上撮影できなくなってしまいます。....白樺峠のタカ渡り撮影で体験していたのですが、....小型軽量の魅力には負けてしまいました。でも、飛んでいるマガンも撮りたいというわけで、今回はミラーレス一眼で挑戦した、飛翔するマガンの写真をご紹介します。
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今回の撮影ではカメラのフォーカスモードをS-AF+MF(シングルオートフォーカス+マニュアル補正)にセットしています。止まっている野鳥は、AFで合焦させてマニュアルで微調整をするわけですが、飛翔写真ではAF任せです。だから、今回の写真はたまたまピントが合ってくれたというものばかりなのです。f^_^;)
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フォーカスモードをC-AF(コンテニュアスオートフォーカス)にセットすれば、カメラが被写体の移動に伴って合焦してくれるように思いますが、現実はそんなに甘くはありません。一度大きくフォーカスを外すと、再起不能になりますから....(>_<) 経験的にS-AFで撮影したほうが、ずっと歩留まりが良いと思います。
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マガンの編隊飛行も撮影できました。でもこれは竿ではなく、鉤型でもありません。変な形だから変態飛行なんて言ったら、マガンに叱られてしまいそうです。....それにしても、このくらい上空を飛行している方が、他にピントが引っ張られることなく、合焦しやすいですね。
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田んぼに降りていたマガンの群れが、一斉に飛び立ちました。かなりのスピードで飛翔しているし、ピントが背景に引っ張られて、合焦しにくいシチュエーションですが、この時は割合うまく合ってくれたと思います。
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さて、こちらは田んぼで休んでいたマガンを撮影していたら、その中の2羽が突然飛び立ちました。これはマガン飛翔写真を撮影する絶好のチャンスです。そのままこの2羽を追いかけて連写してみました。
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たくさんいるマガンの頭上をかすめて、この2羽の個体が飛翔していきます。この時はどうした訳か、ずっとピントが合ってくれましたから、このように低い位置での飛翔写真ですが上手く撮れたと思います。
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こちらはまた別の個体ですが、田んぼからまっすぐ上に飛び立っていこうとしています。飛び立った2羽のマガンをグッドタイミングで捉えることが出来たわけですが、背景がうまくボケてくれて、ピントが合ったマガンが浮き出しているように見えます。
by coffeeto1 | 2014-11-27 06:00 | 野鳥
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