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アトリが一杯@戸隠

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旅鳥のムギマキが、渡りの途中でたくさん観察できるということで、戸隠森林植物園へ足を運んできたのは10月18日〜19日にかけてのことでした。既に夏鳥達の主流は渡りが終わり、このムギマキの他には、渡り遅れた少数の夏鳥が散見されたくらいです。観察できた鳥の種類は少なかったのですが、夏鳥と入れ替わりに渡ってきたばかりの冬鳥の姿も観察することが出来ました。
森林植物園の中央広場から木道を奥に進むと、ミズバショウ園がありますが、ここからモミの木園地に続く木道沿いにはたくさんのハンノキが林立しています。ここのハンノキは樹高がとても高く、30mかそれ以上はあります。その高い部分にハンノキの実が生っているのですが、ここにたくさんのアトリが集まってきて、その実を啄ばんでいました。
数えたわけではありませんが、次から次へと群れが入れ替わり、その数は優に100羽は超えていたと思います。でも、余りにも高いところであったことと、木道からはほぼ真上の見難いところに位置していたことから、ここで写真を撮っていたのは私だけという状況でした。
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見てください。こんな風にハンノキの実を啄ばむアトリは、そこにオレンジ色の花が咲いたかのようにたくさん集まっていました。かなり長い時間啄ばんでいましたが、群れが飛び立つとすぐまた次の群れが飛来します。見ている私の方が面白くなって、ここだけで数百枚の写真を撮ってしまいました....もちろん、無駄撃ちがたくさんあったのは言うまでもありませんが...(≧∇≦)
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アトリの数が多いのは良いのですが、いかんせん高い木の枝の中で、真上を見上げる状態で撮影してます。長時間同じ姿勢で撮影するのが苦痛な状況でしたから、休み休み撮影を続けました。撮影する条件が悪い上に枝が邪魔して、なかなか思うような写真が撮れません。
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この日使用していた写真機材は、オリンパスのマイクロフォーサーズ機の E-M1 に 300㎜F2.8+EC14 という組み合わせで、マンフロットのフォーク式雲台に載せていました。この雲台は先般紹介した、白樺峠のタカ渡りでも良く働いてくれましたが、今回のように鳥が真上に来ても対応可能なところが嬉しい機能です。
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それにしても、お腹ばかりの写真になってしまいましたね。背面の様子が写った写真も撮りたかったのですが、真上で動き回っているわけですから、望むべくもありません。こんな感じで精一杯でした。
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木道から真上を見上げるシチュエーションで撮影していますから、アトリの群れ達がどんなに動き回ってくれても、枝被りになることは避けられません。鳥は一杯いるのに、撮影がままならないというのは、何とも焦れったいものです。
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ここではたまたま2羽の写った写真が撮れました。左側の個体は頭部及び体全体の体色が濃く出ていますから♂の個体と思われます。それに比べて右側の個体はアウトフォーカスですが、体色が淡いところから、♀の個体であろうと思われます。
by coffeeto1 | 2014-11-01 06:00 | 野鳥
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