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登友会月例~火打山・妙高山その6@新潟

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良いお天気に恵まれたものです。登友会の7月定例登山は当初三連休を利用して、北アルプスの常念岳〜大天井岳〜燕岳を縦走する予定でいましたが、雨続きの悪天候の予報になりましたから、少しでも降水確率が低い山へ行こうと計画が二転三転して、結局新潟県の火打山と妙高山へ登ってくることになりました。結果は素晴らしいお天気に恵まれ、幹事さんのご苦労が報われて十分に余りあるものとなりました。
特に高山植物に関しては、期待していた以上の成果が上がり、嬉しい誤算となっりました。山に登らなければ見られない、これは青空の下、妙高山の頂上直下に咲いていたヤマブキショウマの見事な群落です。
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妙高山の山頂から南峰へと続く山路に並んで咲いていたテガタチドリです。この辺りには標高の関係が あるのかもしれませんが、ハクサンチドリは見られず、このテガタチドリばかりが目立ちました。
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山頂付近の岩場に咲いていたテガタチドリです。個々の花弁はハクサンチドリのように尖っておらず、小型で丸みがあります。
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こちらはカラマツソウの仲間のモミジカラマツです。花の形はほとんど同じなのですが、葉の形が名前の由来となっているモミジの葉のような形をしています。比較的標高の高い場所に多く見られたように思います。
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こちらがカラマツソウです。葉の形が上の写真のモミジカラマツよりずっと小さいですね。葉の形だけでもカラマツソウであると分かります。標高の低い場所からかなり高いところまで観察できました。
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花の咲き終わった後の球果だけが残っていましたが、これはベニバナイチゴであろうと思いました。でも、花がないので私の推測であることをご理解ください。
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妙高山の頂上直下にあった祠の奥に、このヒカリゴケが自生しています。よく目を凝らさなければ分かりませんが、手持ち撮影でもカメラの手振れ補正がよく効いてくれて、何とか見られる写真が撮れました。
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これもやはり妙高山山頂付近で観察したアザミの仲間です。この仲間にもいろいろな種類があって、識別が大変難しいのですが、頭花が上向きや横向きであるところから、ナンブタカネアザミではないかと思います。
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妙高山南峰の山頂付近で岩の上に留まったアカタテハです。平地で見ることばかりでしたが、こんな高山で観察するとは思っていもいませんでした。生息域は低地から高地まで大変広がっているようです。
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これはクモマナズナでしょうか、それともシロウマナズナでしょうか、はたまたトガクシナズナという選択肢もあります。このような高山植物は普段あまり目にすることがありませんから、種類の特定は難しいですね。
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黄色い花を咲かせえていたのは、アキノキリンソウであると思います。時期的には早いと思いますが、涼しい環境であるところから、花を咲かせてくれたものと思います。
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草むらの中に咲いていたものですが、これはヨツバシオガマになります。葉の形が羽状に深裂していて4枚の葉に分かれるところからこの名前が付いていると思いますが、花の形を見ると上唇の花弁の先が長くとがっているところから、クチバシシオガマであることも考えられると思います。
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妙高山への登山を終えて、予想もしていなかった雪渓を下り終わった辺りで観察することが出来た高山植物ですが、茎に葉が5枚輪生しているところからヤグルマソウであると思われます。
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登山道の途中でたくさん観察することが出来た山野草ですが、黄色い花を咲かせたハナニガナであると思います。部分的に群生していました。
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登山道の周囲に観察できたスミレの仲間です。妙高山の山頂直下で群生しているところを観察してきましたが、これはウスバスミレであると思われました。
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これも妙高山の山頂直下の岩場で観察したムグラの仲間です。葉の形からオオバノヨツバムグラであろうろ判定しましたが、もし間違っていたらご指摘をお願いいたします。
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ズダヤクシュですが、これは今回の山行の途中でとてもよく観察することが出来ました。苔むした岩のすぐ隣に小群落を作っていました。
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今回の最後に紹介するのはツマトリソウです。登山道脇の立木の根元に小群落を作っていました。花の大きさは1cm程度のとても小さい花です。
by coffeeto1 | 2014-08-07 06:00 | 植物
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