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梢で囀るエゾムシクイ@小海

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谷筋を流れる渓流沿いに、先程からヒーツーキー、ヒーツーキー、ヒッと囀る声が何回も響き渡っていました。一体何処から聞こえて来るのでしょうか? 囀りの声からエゾムシクイであることは直ぐに分かりました。あの外形だけでは識別が難しい、ウグイス科のムシクイ類です。でも、この鳥は鳴き声だけでしか識別出来ませんから、写真に撮れたら良いサンプルになります。ぜひ撮影したいと思い、声のする方向を探すのですが、なかなか見つけることが出来ません。
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かなりの時間、その方向に目を凝らし続けていましたが、パッと動く姿が目に入りました。シメタ‼︎ エゾムシクイを撮影する絶好のチャンスです。思っていた以上に近い場所に留まっていてくれました。もちろん、直ぐにシャッターを押して連写が始まりました。
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梢に留まって大きな声でヒーツーキー、ヒーツーキー、ヒッ、ヒーツーキー、ヒーツーキー、ヒッと囀りを始めてくれました。これまで、エゾムシクイの囀りはヒーツーキーと3声で鳴くとばかり思っていたのですが、2フレーズ目の後にヒッと鳴くことが今回初めて分かりました。
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それにしても、一度その所在が分かると随分たくさんの写真を撮らせてくれました。こうして見ると、写真だけではウグイスかセンダイムシクイかメボソムシクイか全く分かりませんね。
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エゾムシクイは、全長12cmということですから、かなり小さい体形です。でも、体型以上に大きな声で元気な囀りを聞かせてくれました。他のムシクイ類は、腹から下尾筒にかけて黄色味があるようですが、このエゾムシクイにはそれが認められません。
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頭部から背面にかけては、緑色味のある暗褐色で胸から腹部にかけては汚白色です。眉斑は細いですが、メボソムシクイは眼から後方が細くなるとされていますが、このエゾムシクイはやや太くなるとされています。
by coffeeto1 | 2014-05-24 06:00 | 野鳥
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